来るなら来てみろ もっきりや
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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
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2009/06/30(火) タミコ、幼虫、捨て丸
 朝は梅雨空で雨っぷりだった。とにかく朝は忙しい。弁当を作っている間中タミコはエサの前に座って私を目で追っている。水とカリカリのエサ、カツ節は欠かせない。それが終わると今度はギフチョウの世話である。今年の幼虫はサイシンに葉の上にこんもりと糞をしている。仕事が終わると雄川閣の「捨て丸」の散歩に行った。彼は散歩に出たくて仕方がない。飛び掛ってきたり足にまとわりついたりしてくる。河原の湯まで連れて行って顔を洗ってきた。今度切明温泉に来るようなことがあったら是非、フロントの方に「捨て丸」の散歩を頼んでみてください。こんな山奥でイヌの散歩はなかなか出来ない経験になるはずです。そして帰って来るとまたタミコが玄関でミャ〜と鳴いた。
 今日の名言
  男と女の仲というのは、夕食を二人きりで三度して、
  それでどうにかならなかったときはあきらめなさい。
               小津安二郎

2009/06/27(土) 教授幼虫持ち来たりて、慰労会
 いや実は蝶の世話がなくていい塩梅だと思っていたのは本当のことだ。幼虫を世話して蛹にして春を待つだけなのだが、いや大したことではないのはそうなのだが、やはり世話をするということはチョッと重いのだ。であるからして今年もギフチョウから解放されると言うことは「吉」なのであった。ところがである教授は幼虫を見つけたが、世話できるかと連絡してきた。「gifu keep and increase」の現地担当係りとしてはそうなれば「yes」と答えざるを得ないのだ。そこが人生辛いところでたとえ偽善者と二枚舌と言われようとも「sey yes」なのだ。教授は何でもお見通しで築地でハタハタや活蛸を買って持ってきて下さり、私の批判を上手にかわされた。結局これから2週間はギフチョウの糞の片付けとウスバサイシンの補給に勤めることになる。その分今年は出来なかったが来年の連休後のある日にここで羽化した蝶をみんなで放せることだろう。たぶん。おまけに教授は庭に植えられた山椒の枝にたくさんの深山カラス揚羽の幼虫まで見つけてくれた。これは自然に任せて室内から観察しようと思っている。

2009/06/26(金) 第二期工事終了
 生コン車は結局10時になって到着した。一気に側壁に打ち込むのだが、部隊は精鋭で4人が持ち場に散って2時間で終了させた。もっとも1立米なのだが一輪車に生コンを受けて急な坂を運ぶのは容易ではない。強い陽射しにみんなバテ気味だったが、とにかく無事に終了させた。ぐったりして寝込んでしまった。これで終わりならいいのだが最後は5立米以上の生コンで玄関前に道を作らなくてはならない。チョッと厭きた。
 今日の名言
  どんなに苦しんでも子供は何も言わないで、
  大人を信じて死んでゆく。  タンザニアのある村長の言葉
             ユニセフ 黒柳徹子
     

2009/06/25(木) 池修復準備万端
 明日は池にコンクリートを打ち込んで側壁を終了する。底は型枠をとってからまたコンクリートだ。これは道の舗装のときに一緒にやると言うことだから完成は当初の予定通り8月になってしまうのだろう。そりゃ早く終えたいのだが段取りもあるし、本来の仕事の合間にやることなのでしょうがないか。でも働きに行くより大変疲れるのだ。こんなことはそんなに続けられない。もうオレのヒザは老人なのだから。
 さて、明日は再度4t生コン車の登場を願って写真のようにシューターで滑らせてから一輪車で受けて型枠内に埋め込むのだ。事故のないようにと縋る思いだ。
 今日の名言
  血は母より受け継ぎ 骨は父より受け継ぐ
          梁石日

2009/06/24(水) 「あか」について(1)
 仁成館に結局飼われることになったイヌは「あか」と名づけられて、獣医によると2歳位の秋田犬の雑種だということだと聞いた。「ひだまり」奥さんの話だと「あか」はクマにでもやられたのか大きな傷があって結局自分でなめて直した。その後が引きつれとなって残った。
 岩菅山から来た登山客は「イヌがずーっとついて来てね、このイヌ飼ってくれませんか」と仁成館のお上さんに頼んだと言う。仁成館の下の女の子が一番可愛がっていたということだ。お上さんは子供にもせがまれたのだろう結局このイヌを飼い「あか」と名づけた。医者に連れて行ったり大事に飼っていたのだろう。登山客が「苗場山にはクマはいるのですか」と聞かれるとこの「あか」を貸してやったという。イヌも信頼に答えたのだろう。お客を越後湯沢駅まで送って首輪にお礼の手紙を括りつけて帰って来たという。それは何回も何回も赤湯まで、または湯沢までお客を送っていったと言う。
 先日ここに善光寺前から来たお客さんの話ではお客自身か聞いた話なのか忘れたが、このイヌが仁成館まで迷い込みそうな道を「こっち、こっち」とばかりに案内してくれたと言った。
 まるでフランダースのイヌのようでお客さんから聞いたときは驚いた。写真はまだない。「あか」より情けない私だ。

2009/06/22(月) 第二期工事開始池だ!
 梅雨っぽい天気が帰ってきた。今日は池の工事を開始するわけだけれど雨が続くと川西林道がぬかってミキサー車が入れなくなる。そうなると道が乾くまで作業が延期になるが、とにかくもう掛かっているのだから天気待ちで事故がないように続けるだけである。
 ところで先月のお客が苗場をお客を案内していた犬についていろいろと聞いて回ると感心させられる話だとつくづく感じた。ただ犬の写真がない。出来れば写真を載せて皆さんに考えてもらいたいものだと思う。その犬の名は「あか」という。志賀から岩菅を越えて来た客に付いて来たという。
 今日の名句
  焼酎を 野越え山越え くみかわす
            菅裸馬

2009/06/21(日) 「あか」について語る前に
 この頃屋敷と上の原の集落で小熊の目撃が相次いでいるという。私が見たのではないけれど何人もの住人が見ている。小熊には必ず親熊が寄り添っていてその熊の凶暴さは恐ろしいと言う。ところがここにいる小熊には親熊の気配さえない。この話を聞いたのは和山の福一さんのところでだった。彼は云う。「熊というのは二匹を育てることしか出来ない。ところがたまに三匹生まれることもある。すると母熊はなかの一番元気な小熊を放してしまうのだ」子犬のような大きさの熊が果たして生きて行けるのかは不明だが、三匹の小熊を生んだ母熊の困惑もそうだが、親に捨てられた小熊の先行きも心配してしまう。
 「あか」という名前の犬について話を聞いて回ると、この辺りの犬の名前は「アカ」「シロ」「クロ」「ポチ」と決まっていたという。だから苗場をお客を案内した「あか」がゴッチャになってしまうのだ。この辺りの犬も熊もどちらかというと放っておかれたほうが立派な成獣になるのかも知れない。
 寒い日が続く秋山の空は何だか9月のようにきれいだった。

2009/06/20(土) 客は待っていても来ないのだ
 昨日の早起きの反動か、今日はゆっくりし過ぎた。起きていても眠くグズグズと昼を過ごした。それでも陽射しを感じながら布団ぐらい干さなければと勤めた。動き出すと何だかスイッチが入って月曜の池の工事の準備にアジサイを切ったり九輪草を移植したり、草刈を始めて結局7時になってしまった。
 いやー、今日は客が来るような予感がしてどこにも行かずに待っていたのだ。しかしまだ来ぬ客はにはきれいになったもっきりやのことは分からないのだろう。それなら明日は客を探しに打って出よう。
 今日の名言
  give & give & give & give & give
giveの五乗(情報は与えることによって自分に帰ってくる)
               勝間和代

2009/06/19(金) カラスはカラス、寒さは続く
 今日は何と5時に目が覚めたのである。これは病気なのかも知れないがついでに掃除洗濯に明け暮れた。もう保健所の検査は来ないのだが、何だか保健所の先を行かなければ気分が悪いのかこの1年で一番きれいなもっきりやになってしまった。これを一週間、ひと月維持できれば立派なものだ。
 昨日のカラスは私だけでなく和山のTさんも襲ったらしい。Tさんは荷物を軽トラの荷台に載せてドアを閉めた瞬間、舞い降りたカラスに好物のミガキニシンを持っていかれた。そのことが悔しかったらしく奥さんに口説いたということだった。昨日のカラスは津南のハートピアの駐車場を縄張りにして、きっと保健所からこう云われているのだろう。「賞味期限切れの食品は身体に悪い。食中毒の時期だから残飯などを漁らず、手洗いをして新しい食品を食べるように」とでも。
 カラスはいいが今度、仁成館と赤湯の間を登山客をつれて歩いたイヌ「あか」について書いてみようと思う。写真を探しているのでもう少し待っていてください。いい話なのだから。
 今日の名言
  勝利すべきは 真実と自由だ     プラハ革命

2009/06/18(木) カラスは進化するのに
 軽トラの狭い車内で右足でアクセルを踏む姿勢が続くとヒザの内側が重くなって痛みを感じるようになる。ここから十日町往復が嫌いになった。
 今度の工事は池の補修工事になる。池内に10cmの型枠を造り底部ともどもコンクリートで固めるのである。そのための排水用のパイプやらを買いに出た。また、この次の工事、U字溝と玄関までの舗装のための資材の下見だった。これは津南では足りず十日町の大きな金物屋に出向かなくては用が足せない。本当はもう工事なんかせずにのんびりしたいのだが、最低限のインフラは整えなくてはならない。私が10年してここを出て、次の管理人に引き渡す為にも。と、呑気なことを考えて軽トラの運転席にいると少しはヒザもいいようだった。十日町で買った食糧やらをダンボールに入れて荷台に置いて津南で買い物をして帰って来た時のことである。どうも車の感じが違うのである。黒い物が何かを突っついているのだ。マサカと思ったのと、カラスが私のダンボウルを突っついていると認識したのは同時だった。駆けって行くとカラスは「チェッ」とばかりに電柱に飛び上がった。そう云えば先日水場の整備に歩いていると2mほどの近距離で「がーア」と鳴かれて驚いたことがあった。その時は巣でもあるのかと思ったが、今日のカラスの行動には明らかに意思に於ける進化が感じられた。もっともこの辺りのカラスの賢さには何時も驚かされるのだけれど、人間もそのくらいの速さで変わって行かなくっちゃ追いつけないのにと感じた。

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