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2009/05/26(火) 捨て丸大変、宿迷惑
 その犬は私も知っていた。連休の頃に秋山に捨てられた犬である。顔はなかなか可愛いのであるが足が短く、尾が平べったくブサイクナ犬で、生後6ヶ月ほどの身体で必死に尾っぽを振る姿に困ったことを思い出した。
 犬は切明の雄川閣につながれていた。若い支配人はリックを持った外国人にはあんまり親切ではないようだが、弱いものにはその分とても判断力があると思った。「捨て丸」と名付けられたその犬は連休の頃から宿の駐車場にやって来る車、来る車に突進して尾を振って飼い主を探していたという。雄川閣は宿泊施設で犬を飼うことは本意とはしなかったが、その姿を見た従業員があまりの健気さに緊急保護を提案して全体で承認されたということである。
若き支配人は安易に生き物を捨てる人間に対して宣戦布告をして駐車場に録画機構付きの監視カメラを駐車場に設置し、今後の対策にするという。
 若き支配人の立場上の苦しさもあるのだろうが一丸となって捨てられた命を守ろうとする山奥の雄川閣には泊まってみたいと思った。旅は人間との出会いで食事や設備だけではない。設備的には割高な宿だが、こんないい奴の世話で安心して泊まってみることは幸せのひとつである。


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