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2009/11/18(水) 晩秋初冬は暗いねずみいろ
 雨は明け方から雪に変わった。積雪は5cmほどでこの辺で「水雪」といわれる雪である。その中で細かい手作業が続いた。吊り橋のネットを外すのだ。細かい紐を雪の中で解くのだが手袋を脱いでの作業はあんまり気楽なものではなかった。降っていなければ楽なものだが雪では降参だった。
 ところで勤労感謝の日に出稼ぎに行くのだが、ここでの作業は後二日となった。御普請組の仕事もこれでほぼ終了となる。いつも思うのだが出稼ぎに東京に向かう自分はここを離れる事を嬉しくも思っている。ほんとはみんなこの時期暖かいところに逃げ出したいと願っているのだ。それは当たり前でだから嫌な出稼ぎにも行ったのだろう。お金もあるけれどそれだけではないと思っている。「あんた東京に行けていいね」と何回も言われ、春になると「この冬はどこに居たんだい」と聞かれた。ここで生まれ育った年寄りでさえそうなのだ。それだけここの冬は色がない。
 友からのメールに”根雪になるまえはみぞれ、暗いし一年中で一番気の重いときだ。晩秋、初冬は暗いねずみいろ。ぐしゃぐしゃ泥んこ、根雪にならないと遊べないし、もっぱら家の中、ラジオの浪曲、お袋と聞きました。”そうなんだよな〜今の都会の人には分からないだろうけれど私の子供の頃の東京は結構どろみちが多くて。そんなことはすっかり忘れていたけれどこの時期の水雪の山道を歩いていると忘れていた時代を思い出すんだな〜
 今日の名言
  金色のダンシングシューズが 散らばって 私は人形のよう。
                     安井かずみ絶筆 


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