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2009/10/05(月)
確認の仕方
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山を歩いていていやにどんぐりが多いと感じる。ミズナラの実であって熊の好物であり森の生物にとって大切なものである。今年はミズナラに生える舞茸というキノコが採れないという。というのも夏の日照りで生えないという人と近年ナラの木がテナガキクイムシによって枯れ、新潟県から長野県に向かってその勢力が広がって来ていてそのせいだという人もいる。さてその真偽は学者にでも聞かなければ分からないだろうが、去年も今年もナラの実、どんぐりは非常に多く見かけられる。ナラの木がこのままでは全滅してもちろん舞茸も熊にも大きな打撃になり、熊は山を下りるかもしれない。新潟地震の翌年ブナの実が大量になったことがあって、ある人がこんなことを言っていた。「自然界の生き物はその状況を理解していて、大きな揺れがあったりすると子孫を絶やさない為に多くの種子を蒔くのだ」その話は妙に説得力があった。今年のナラの木の枯れ具合と続いたどんぐりの豊作をその伝で理解すると、楢は必死で子孫をテナガキクイムシからまもろうとしているように思えた。ただそれが正しいのかというと確認の方法が私にはないが。 帰り切明温泉の雄川閣に寄って車に乗ろうとすると「こんな奥に泊まる人なんか来るのかね」とチョットおかしい観光客に質問された。5時を回った頃の誰もいない寂しい駐車場だったが「あなたは何しにここに来たの?」と答えてエンジンをかけた。「こんな所に……」と再度聞こえたが大きなお世話だと呟いて帰って来た。 今日の名言 昨日までは他人のことかと思いしが、俺が死ぬのかそれはたまらん 蜀山人
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