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2008/05/03(土)
薬師堂のサクラ
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屋敷の薬師堂のサクラが道路拡張工事為に切り倒されるという。紅山桜の古木は一説によると500年は経ているという。 サクラは晴れ渡った透明感のある空の下、日の光を浴びて輝いていた。サクラの下に住む婦人が保存を願って駆け回ったのだけれど結局この連休明けには切られるという。サクラは悲しげな秋空のような高い空の下、ひと際紅い花びらを散らし始めていた。 ここに住むものとして暮らしやすくするための拡張はとてもありがたいことなのだが一本の古木を守れない現状も共にあるのだと感じた。工事を請け負う業者がこの地区の人たちの思い出を残す粋なプレゼントととしてユニックを使って移設してくれるあたたかさがあったらお年よりも喜ぶのだがなーと感じながらサクラを見ていた。
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