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2008/10/23(木)
桂の香り
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今も雨が音立てて屋根に落ちている。この雨で一気に紅葉は進むと聞いた。後一週間と言ったところだろうとも聞いた。 山を歩いていると何処からともなく甘いような焦げたような香りにつつまれる場所がある。それはカツラの木に匂いだという。 そう云えば夏に仲間からカツラのお香の話を聞いたことがあった。お盆前にカツラの葉を乾かして粉にする。それを葦の茎を採ってきて10cmほど茎の上半分を切ってカツラの粉を角火鉢のようなところにアルファベットのZのように並べて片方から火をつける。線香などなかなか買えなかった秋山郷のお盆の頃の習慣であったようだ。ただ今となってはもうカツラのお香の時代ではないと言う。来年は私が面白がって作ってみよう。秋のカツラの香りからすると安い線香など目じゃないだろう。 帰ってこの雨でなめこがよくなっているかと思って近くを見たのだが、このくらいのお湿りではなめこは復活できないようだ。 その代わりに天然クリタケがモサット出ていた。明日とって土曜日に誰か来ればキノコ汁にでもしようと思った。 今日の名文句 「仁義なんてものは 悪党仲間の 安全保障条約さ」 黒澤明「酔いどれ天使」
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