もっきりや


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2007年5月

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最新の絵日記ダイジェスト

2013/08/09		予定の作業をこなす
2013/08/08		最後の焼畑のころ
2013/08/07		他人の力で生きてゆく
2013/08/05		貧すりゃ鈍する
2013/08/04		僕はツールド栄村でいいと思う

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	2007/05/31(木) 雨のなか5月が溶ける

　天気が安定しないせいか雨が降るととたんに気温が下がるように感じるものだ。弁当を作り終わった頃今日の作業は中止となった。部屋を掃除して津南に下がった。いろいろとやるべきことが残っている。技術主任に鉄索に使う新たな籠の依頼をして来た。作るとなるとあーだこーだと意見が交錯する。私としては後10年から15年持ってくれればいいのだが、安全で軽くあって欲しいと伝言する。
　鉄索を終えて畳を替えたいだの、石垣の石の積みなおしだの、壁の塗り替えだのと考えたら切がないのだが、何処まで出来るかは別にして明日これをやろうと考えてなければ自分が溶けて行ってしまいそうな緑の津波がそこまでやって来ている。もっとも鉄索も畳も石垣も壁も来るお客の為ではなく私の為に、溶けないために考えるのだ。

	2007/05/27(日) タミコ何を想うか

　人が居るとタミコは居場所が無くウロウロと家中を歩き回った。猫というのは犬と違って人のおもちゃみたいなもので見つかると撫で回される。良いのか悪いのか判らないがそれも仕事だというように諦めているようだ。私はとにかく疲れていて何にもする気がしない。猫を湯たんぽ代わりに寝ようと想う。

	2007/05/10(木) 雹、雷、大雨

猫のタミコを12年振りにここに連れてくる。母が亡くなるまで母の面倒を見ていてくれた大恩のある猫なのである。兄の調子が良くなるまで車に酔うのを承知でつれてきた。タミコはただ今家中を探検中である。私は大声で「タミ～コ～」と古女房を呼ぶように大声を出す。

	2007/05/09(水) 東京は暑かった

　昨日午後4時のバスで東京に向かう。新しい中古の軽トラを取りに行ったのである。ダイハツの軽トラは外観はいいのだけれど私が払った金額からすると高い買い物だった。時間が無くて業者任せにした付けだろう。母の預金を解除すべくやってみるのだがM銀行では担当者があんまり丁寧に手続きを教えないようだ。相続となるとたとえ少しの金額でも銀行は公平の原則なのか書類の種類も大まかにしか教えないようだ。また役所の窓口も相続に使うと目的を記入してもあえてその書類の不備を教えないようだ。個人情報保護がボデイブローのように手続きをとる者に利いてくる。
　私の祖母の時代には世間の七人の敵から火の粉をくぐってでも帰って来いとの縁起から切火を切ったという。役所や銀行の職員の意地悪から身を守るべく打ち金を買った。秋山の猟師の奥さんは今でも打ち金で切り火を切ると言う。

	2007/05/08(火) 索道準備

索道設置地点の測量を行い支柱の位置を決める。今度は支柱の基礎の穴を掘らなければならない。そんなこんなでちょっと出てくる。

	2007/05/07(月) 山菜が出揃う

　午後から晴れて山菜を探しに出た。もう終わりに近いコゴミと山のアスパラと言われるイラクサ、独活、山ニンジン、アケビの芽、何でも天ぷらの材料には事欠かない。今はとてもいい時だ。連休にしか出掛けられない人は別だが、時間のある人はこの時こそ野や山に来て見るべきだろう。体にはいいこと請け合いである。ひとりで歩いていると川の音、風の音、土の匂いに体中が何か爆発しそうな喜びを感じた。

	2007/05/06(日) 大雨だと言うので

　天気が西から崩れてくると言う。激しい降りになると言う。其れならばと昨日の工事の後を見に出た。ついでにスノータイヤを履き替えた。ようやく冬が終わった感じがした。お客も何処かに消えて元のさびしい秋山になった。

	2007/05/05(土) かたくりの花

　今日までは良い天気だそうなので、見倉までかたくりの群生を見に行った。桜はちょうど良いし、工事の準備も出来たし、昨日の側溝に合わせて横溝のU字溝を伏せた。重機を使って3時間で終わった。少しずつ機械に慣れていけばどうにか自立出来るかもと考えた。国に頼らない自立する村と村に頼らないで自立する村民となると何だか独立するようなものだ。国旗は赤地に白く白丸抜いてああ～恐ろしやもっきり屋の国は。となるだろうか。

	2007/05/04(金) 宴の後

　大家の信一さんが畑の水路を直す為息子さんがやってきた。私のバックフォーでアット言う間に水路を通した。私は道の側溝を一緒に掘ってみた。私の技術では無理だが程なく側溝は出来上がった。考えてみると村にお願いしてもなかなかやってもらえないのだが、たったこの位の工事すらやってもらえないのかと地方の行政の資金の無さを考えさせられた。マー者の数に入っていないのかもしれないが。

	2007/05/03(木) なんと５兎目の蝶も

　この連休は天気に恵まれてなかなか楽しい。昨日羽化した５兎
目の蝶をこの上天気にのせて放した。どうか新しい生命を繋げてほしい。今度は少し効率よく蝶を帰せないものかと昨日帰った先生と考えた。