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2006/09/04(月)
ムジナ家畜化運動
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妖刀村正宅にムジナが同居している。村正宅にはムジナの来る前に熱帯魚が生息していて飼い主に似ずどんどんと子供が生まれた。水槽のなかは何か安アパート然として見苦しいのであるが妖刀村正殿は意気軒昂で、この魚の「ネズミ講」的増殖で一儲けを画策していたはずである。だが、この所その話題が聞かれなくなった。と、思ったらこれである。妖刀村正殿はグッピーという値の付けられないくらいに安価な熱帯魚の養殖から一気にムジナに転向して犬との混血、はたまた猫との合体。ウナギイヌがあるくらいだからとウナギとの掛け合わせを考えているのではなかろうか。そこでまだ当歳のムジナは犬用の首輪と引き綱を付けられて家畜編入教育の真っ最中だった。まず慣らして芸の一つも(チンチンでもお手でも)やれるようになったらエッチな写真でも見せながら中等科に進ませるのだろう。Hな写真は週刊ペットに載っているものです。 計画を秘する為、彼は「食する!」と何かに付けて叫ぶのだが、妖刀村正の切れ味は鈍る一方なのだ。先般熊の解体を見たという彼は、それに習ってムジナを捌けるのだというのだが、私の見たところに依れば彼の性向は観察者のそれで、自らの手を血で染めてまでの戦闘性は無いだろうし、ムジナ家畜化計画も結局、ブタのように太ったムジナを毎日散歩させながら手を洗って「ケモノ臭くてたまんねーな」というのが精一杯だろう。 ところでムジナにはまだ名がない。私が近寄るとグーグーと鳴いたので「goo」がいいだろう。村正氏が好きなGoogleである。この辺でシャンシャンと手を打っているのが身の丈にあったムジナとの付き合い方なのではないだろうか。 私はである、一日も早く何処か遠い他国に放すべきと考える。
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