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2006/08/16(水)
月見る月に照らされて
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安藤昌益の研究者が、如何にか原稿のめどを立てて16日帰って行きました。 金物屋吉兵衛殿と私とで昨夜カラオケで騒いでしまったのが原因かと聞くと、そんなことはないヨと笑ってくれた。 私と吉兵衛殿はホンとはこれからのことを一杯飲みながら花しかったのだ。死ぬまでのこれからの日々貴方は何をするのか、また何をすべきなのか。残り少ない時間の効果的な使い方を同時代の仲間と話したかったのだ。 でも、先生は安藤昌益は「労働と休息、食事と適度の男女の関係が人間には必要」だと言っていると教えてくれます。僕らの世代では淡白な男女の関係しかなく夫婦達は長い秋の世を皆一人で寝ているといいます。安藤昌益はそれではいけないといっているのだから安藤昌益を通して今のこの国に足りない哲学や論理を話したかったのに。知り合いの奥さんが乳がんで死んだ話や死んだ後、女房をちゃんと女として遇していたら、乳がんなんか直ぐ分ったのにと泣いた話をひと晩話したかった。
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