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2006/07/21(金)
ネズミの場合
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ネズミが掛かった。パタンパタンと出口のないネズミトンネルで苦しむ奴さんをどうしようと思った。「スモーク」という映画を見たあと、都はるみの復帰コンサートを聞いていたときだった。殺すか逃がすか生きものの生殺与奪権を握って悩んだ。古兵殿のウサギのこともあった。ここのネズミはハツカネズミといって都会のそれと違って可愛くもあるのだが、イタズラが過ぎる。教育的指導をして逃がすかそれとも水没させて殺すか私は悩んでいる。 朝、また激しい雨である。今日はこれから平日にしか出来ないことの為に御普請組の仕事を休ませて貰って外に出なければならない。そこで昨日のネズミトンネルの捕虜を逃がそうと見るのだが、奴さん狭いトンネルの中でパニクッテ既に息絶えていた。例え敵のネズミでもその姿は何だか寂しいものだ。片手拝みでその亡骸を山に投げて輪廻転生を祈った。その傍ではアジサイがきれいだ。
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