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2006/07/10(月)
学習
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ワールドカップはイタリアがPK戦の末、勝って終わりました。世界のサッカーの頂点の凄い試合でした。 東電の巡視路整備はヒノマタをすぎてバンドリ沢の手前まで来ました。この道はあくまで東電の渋沢ダムへの巡視路、作業路なのだけれど巡視員だけが利用するわけではなく、渋沢への釣り人、野反湖への登山者もまたこの道を使うわけで東電としては事故のないようにこの道を通る人達への贈り物として整備していると私は感じるのです。 藤沢周平の小説に「白き瓶」という一編があって歌人長塚節は明治43年の夏、群馬県の入山村の覚蔵に案内されて8月25日大倉山中に一泊して切明温泉に着いたという。「此の渓谷のもの皆熊突を得意とす、彼等は熊と格闘致し候」と手紙などを友人に送りながら切明に一週間滞在した。ここのダム工事が始まったのが大正12年とすれば長塚節は江戸時代の繋がりの延長線の秋山郷を見たはずである。それからほぼ85年を経た道はマウンテンバイクに乗った人達が難儀しながら越えてくるのだ。その道を流れる汗を拭きもせず整備する私は「えらい」と褒めてやるのです。 昨日のウインブルドンテニスのフィデラーはラケットを強く握らないといいます。私もジョレンを使いながら軽く握って作業するといいような気になるのです。写真は巡視路から見た対岸の月夜立岩であります。その頂には清水が湧いていると言われました。
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