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2006/05/19(金) 明日のために
 昨日雪のなかに埋めていた山菜はシッカリと鮮度を保っています。箱詰めをして一気に津南に下ります。宅急便に荷を託すと僕の気持ちはすっかり軽くなって、技術主任も呼んで津南名物「大名カツどん」を頂きました。味は濃すぎるのですが、これが疲れた体にビンビン入るのです。めしやとはこういったものでしょう。
 3時半に「津南新聞」に折込広告(鎌仲ひとみ作品六ヶ所村ラプソデイ―自主上映)を入れるのです。もう年で手の脂が切れてずいぶん時間が掛かりましたが7人で2000枚は終えました。終わって残った5人で缶コーヒーを飲みながら雑談していると話が共謀罪に及ぶようになってそれでは警察に見つかる前に捕まるといけないので早々に解散するのです。
 湯で疲れた体を癒して、帰って掃除を始めるのですが居間だけで後は明日があると考えました。
 写真はヒメギフチョウです。今年初めてです。
 

2006/05/18(木) 山菜セットのために
 朝F1さんが7時にお見えになり、山菜を採って送るということをするには7時は、もうひと仕事が終わっている時間だと教えてくれました。まったく、ごもっともなご鞭撻なのですが、昨夜漸く12時に眠ることが出来た僕らは相変わらず宙に浮いておりました。
 山独活(これはウドと読みます)とコゴミ、山人参、花山葵、蕗、イラクサ、山葡萄、獅子独活を探すのですが、F1さんは「絶壁を下って川原に下りれば幾らでもあるよ」とご教授してくれました。おっかなびっくり下がっていくと山独活よりも川原の涼しさに見せられました。この中津川の右岸に下りたのは初めてでした。滝あり、急な尾根に咲くイワカガミを見つけたりヒメギフチョウを今年初めて見たり、いろいろ参考になりました。ゴルフボールまであったりして(もしかしてこの先にゴルフ場があったりして)、山の中もそんなに安閑としていられないのです。
 山独活はそれでも採れたので明日送る山菜セットは材料が揃ったのです。しかし、また別の問題があって、今日送れない分新鮮さが失われるわけです。F1さんの御高説が肌に刺さります。考えて後、雪を見方にして、雪のなかに埋めました。勝負だ!

2006/05/17(水) ホウキントウの力
 今日はホウキントウを探しに行こうということにしていた。しかし、昨夜も午前3時半まで少年のようにしゃべくっていた。秋山郷のお年寄りのツーショットを2組み撮らせてもらったのだったがいい写真だった。これが引き金になってここ秋山郷の人々のこれまでの暮らしぶりに思いをはせた。
 それだけでなく昨夜は今村昌平の「女衒」を貫徹させてもらったことにもよるが、勘違いの人生を徹底した村岡伊平次の生き方に僕らの来し方が重なったように感じたのだった。
 朝、N1さんが8時に来てふらふらの僕らは、ほうきんとうを探しに外に出るのであったが、体は宙を浮いたまま雪の上に転げまわるのだけだった。うら若き女の方も津南より来ていて、ホキントウの力を感じないではおかなかった。まだ体は外を浮いているようだ。

2006/05/16(火) 梃子ズル
 昨日が日を変えてAM3時になって寝についたせいか朝が殊のほか遅かった。しかし、それだけ楽しかったのだ。57歳にもなって若いつもりでするお話は何処か浮いているのだが楽しかったのだからしょうがない。
 今日は水道水のタンク(井戸側を繋いだもの)が雪で押されてずれて水が溜まらなくなっていることについて考えた。水は井戸側のズレから漏れてタンクの3分の2ほどしか溜まっていないのだ。これは堪らないことでひとりでは直せるものではないと思っていた。今日は援軍氏が居ることだしひとつやっつけることにした。ひとつ、まず水を抜くのだ。ふたつ、タンク内を掃除するのだ。みっつ、ズレタ井戸側の周りの土や石を掘り起こすのだ。よっつ、ズレを直すのだ。いつつ、コーキングをするのだ。むっつ、乾かすのだ。ななっつ、水を張るのだ。ところが諸君、井戸側はコンクリートで出来ていてとにかく重いのである。そこで僕らは考えた。あらゆることを考えた。2人しかいない中でどうするのか。タンクの周りにはN1さんが切ったカエデの枝があったのを利用して梃子にして動かそうと考えた。しかし、タンクの周りの土砂はゆるくて梃子の力を持ち堪えられないのである。僕は、カエデの枝(火なり重い)でタンクを叩くと井戸側は2mm単位で動いたのである。ただ、コンクリートの井戸側にひびが入って、今度こそ梃子で動かすと井戸側は元の状況に戻ってくれたのである。嬉しかった。夜、N1さんに報告すると「よくやった」と褒めてくれた。とても嬉しかったのである。随分と梃子摺った話なのである。

2006/05/15(月) 遅い春
 このところ肌寒い日が続いていたのだが,今日は殊の外の日和で一日ポカポカしていた。こんな日ばかりであったらどんなにか人間は幸せだろうか。援軍氏が来てくれるので湯沢まで走って、十日町へと向かった。山菜セットのボックスを探すのだがなかなかいい大きさの箱はなかった。宅急便にそれを注文して街中を喫茶店を探すのだけれどここ十日町に喫茶店はないようだった。昼になる頃で食事に切り替え、援軍氏が持ってきてくれた毎日新聞の記事を見せてもらった。紙面の関係でしょうがないがいい記事で、グッと来るものがあった。5月9日の毎日の朝刊、「人とぬくもり」。図書館に行くか取次店に頼んで読んでみて下さい。今日の天気のように暖かかった。
 そう云えば昨日は歩いてジャングルの店まで行って、持ち込んだアフリカン音楽を聴いてウィスキーをピザパイ片手に飲んでいた。僕はいい店だと思うのだがお客が少ない。津南はやっぱ居酒屋までの段階なのかと残念に思った。帰り際、働くお嬢さんとツーショット。うれしいものである。まだ男だったようだ。しかし、彼女のこれからを思うと僕の顔だけには紗をかけずにはいられなかった。

2006/05/14(日) 山歩きは楽し
 昨日は何だか寝付けなかったので、起きてお茶漬けなんかを食べてしまった。木を切った満足感なのか友人と話した楽しさなのか少し興奮気味であった。
 今、EBちゃんが帰っていったのだが、おばあちゃんや奥さんへのお土産用の山菜を二人して探してみた。彼は環境には煩く採る量も極めて必要な分だけである。僕は昨日のセットに気をよくしているので、今度は銀座の友人の店にサンプルとして送ってみようと考えた。そんな訳で今日も下に下ることになりそうだ。ま〜調子をこいてウカウカしているとまたぞろ落とし穴に落ちるのは必定なのだが努力しての失敗ならいいだろうと、遊んでみる。

2006/05/13(土) 一日樵夫
 昨日の夜EBちゃんは中井から3時間で空を飛んでやって来た。彼の車にはジェームス・ボンドのそれのように羽根があるらしい。
 今日は毎年のように今度の冬に焚く薪作りである。津南では雪のあるうちに薪を割るようだが(これを春木山という)この辺りではまず割りやすくするために40cmぐらいに玉切るのである。強風と時より降る雨のなか5時間かけて仕事を終えた。先日H川さんと切って置いたハンノキ、カエデを切り終えて逆さになったまだ使えるブナにかかった。切り終えて僕もEBちゃんも疲れてきってしまったが咲き始めたつつじ、ひとりシズカに疲れが吹き飛んだ。
 湯を貰って帰り、昨日の山菜セットの評判もいいようで一日気分よく酒が上手かった。

2006/05/12(金) 山菜セット
 家の周りの雪囲いを外してさくらんぼの木を切った。チェーンソは快調である。湯の手伝いはいいのだが、まずは自分の所である。電線に架かる沢胡桃の木も切って、山菜を採りに出てみた。コゴミ、フキノトウ、山ニンジン、フキ、花ワサビを詰めて送ろうと発泡スチロールの箱に並べてみた。これがなかなかいいので自身驚いた。早速湯に出向いて感想を求めると湯のお上さんは商売のコツとしてのご指導を話された。なるほどと感じながら津南の友人にも見せに行く。彼はとてもよいと太鼓判を押してくれたし、宅急便のお嬢様も「ああ綺麗」と感嘆の声。嬉しくなった僕は胸を張って荷物を東京へ送るのであった。サービスにイラクサ、シシウド、行者ニンニクを載せて夢を託した。
 京都の人でもっきりやの日記を見てくれているという京都っぽい女性に湯で会った。彼女には実直そうな青年がそばにいたが満更この日記も捨てたものではないと現実を忘れてエヘンプイである。津南からの帰り小赤沢のS1さんのとこによる。ネズミが猫に遊ばれてパニくっていた。

2006/05/11(木) 雨上がりに木を切る
 3日間話らしい話をしていなっかた。月曜日ゴミ捨てに行ってT雄さんとちょっと、昨日はN1さんとちょっと。湯治に行っても湯は留守だしTVに向かって話すこともなかった。
 木を切ろうとF1さんに助太刀をお願いしていたのだからと朝6時に起きだしてみると雨が降っていた。それだけではなく、前の沢の水が溢れて玄関前をゴッコと流れていた。去年の8月の災害の時と同じだ。早速カッパを着て金梃子を持って詰った2本のパイプを開ける。30分は苦闘。どうにか溢れている水をパイプに流す。随分と濡れてしまった。体が冷えてコタツに潜り込んだ。ウイスキーを飲んで人心地がついたので湯に出向いた。久しぶりに湯の兄とワイワイ話した。話すと空気が抜けて憂さ晴らしになるようだ。
 昼過ぎF1さんから雨が上がったから木を切ろうと電話があった。チェーンソを持って現場に行くとF1山はすでに来ていて、一服の後ブナとナラの枝、薪に使えそうな所を切ってF1さんは帰られた。残った僕はまだ薪になりそうな所を足場を確かめながら切った。薪は一月分はあるだろう。この時期のブナにしろナラ(真ん中が黒っぽい)にしろとにかく重くて痛めた腰にはいいはずがなかった。再び湯を貰って帰ってきた。

2006/05/10(水) 小さい仕事をちょこちょこと
 スエ―デンでは23℃を越したという友人のブログを見ていると、N1さんが来ていた。花わさびを摘みに来たと言う。至って元気で感心させられる。こうなると腰が痛いとは言えないので、Mロードのクラックを埋めに出た。大雨が降ると水が入ってそこからまた崩れるのだ。これは、応急対策の前の雨対策で効果の程は判らないが、何もしないよりいいだろう。3時間ほどスコップ片手に穴埋めをしているとサルが何頭か近くで監視していた。昔映画で「道路工夫の唄」を観た。勅使河原と言う監督で確か佐田啓二が演じていた。スクリーンのなかで彼は荷車を引きながら延々と道を直していた。いや、「荷車の唄」だったかもしれない。
 湯治に行くついでに鉄索の籠がテラスに当たらないように直した。いやに時間が掛かってしまった。これも応急工事までの対策で今日一日仕事をしたのだか、しなかったのだかよく解らないのだ。ついでに便槽にエアーを送って、発酵用の菌の培養を始めた。

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