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2006/04/05(水)
山菜のお礼が?
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今日は公民館活動の屋敷集落の主事としての初仕事となりました。初め聞いていたのと違っていろいろと出なければならない行事があってこれから忙しくなるなと感じた瞬間でした。ひとりでもっきりやの作業や稼ぎ仕事、そば畑などに振り回されている怠け者の私としては少し気が重くなるようです。それでも引き受けた以上は責任のなかでやり終えなければなりますまい。 帰って見ると電話が鳴って横浜の友人が山菜を送ってくれないかと聞いています。いやまだまだ山菜は雪の下だよと伝えると彼は桜の散った庭を見る風情の驚きが受話器の向こうに見えるようでした。人間の想像力とはそんなもので自分の目で見たものしかなかなか理解できないものだと感じましたが、出始めたら着払いで送ってあげようと約束して僕は考えました。いや、昨日の日記にも書いたのですがこの豪雪時支援、救援に来てくれた人たちに山菜をお礼に送ってみたら喜ばれる。今一度思い出してもらって今度は僕ら栄村の人間が都会の人たちに本物の春の味を届けることで支援を受けるだけでないことを、僕らが助けられることもあることを伝えてみたい。そのことがこの辺境の地から殺伐とした都会とを繋ぐ一本の線になりはしないかと考えた。そう言うと隣に居る友人が「はは〜ん、そう考えたか。支援を受けたお年寄りが曲がった腰を伸ばしながら採る山菜のお礼は、助けに来てくれた人たちにはきっと何よりの便りと喜びだろう」と嬉しそうに笑った。 写真は来年の冬の為の薪で春に薪は切るものなのです。
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