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2006/04/17(月) 春の野に出でて若菜摘む
 拝啓
 四月も既に半ばを過ぎ、前橋のさくらも散ったという便りもありました。みんなやって来た春の息吹に心浮かされてお過ごしのことと存じます。
 当地では今朝、雪が降りまして汚れた残雪が一瞬真っ白に輝きました。起きだしてカメラを構える頃になって、差し込んだ日差しが雪を融かしましたが中々冬将軍もシッカリ者で此処では現役で頑張っているようです。
 この辺りでは五月に降る雪もあったようで出来るならば今年は御免被りたく節に冬将軍に懇願する次第であります。「フチドマレ」と言って最後の雪をこう呼ぶようです。それだけ長い寒さの中で暮らす秋山郷の人たちの雪に対する見かたは多様なのです。つまりそれは春を待つ意思の強さなのかもしれません。実際、雪が消えなければ何にも出来ないのです。
 そこで僕は万葉集にも歌われた「君がため 春の野に出でて若菜摘む わが振袖に雪は降りつむ」に習って若菜つまり山菜を探しに外に出ました。この時期の山菜は長い冬の間蓄えたものばかり食べていて栄養失調になった平安人にとって濃いビタミンの若菜が瞬間的に体調を取り戻したのでしょう。そう言えば、ここの大家さんN1さんも一回は山菜を食べないと具合が悪いと言っていました。
 何処に行っても雪ばかりでガソリンを使ってあっちこっち探すのですが、今日は二人でフキノトウ1.8kしか採れませんでした。でも晴れた空の下とてもいい気持ちでした。
敬具


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