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2006/04/15(土) 萱葺き体験記
 昨日は湯の手伝いの後、津南の友人の萱屋根の葺き替えの手伝いに出かけました。
 萱屋根の葺き替えというのはほとんど現日本人の体験することの出来ないことでして結果としてとても勉強になりました。
 萱屋根は日本の叙情的な風景でありましたが、結組織が崩壊し、個人で葺き替えることはほとんど無理になった平成の現在、細々と好事家の手で守られているという状況のようです。僕としては都会人の観光の為の萱屋根を守るのには反対なのですが、そこに住む友の一途な情熱には反対の仕様もなく手伝いに出るわけです。生活の一部になった萱屋根が友にいかばかりかの平安を与えているのか、さだかではなくとも連帯の意味で出かけるのです。
 葺き替えの成否は萱の嵩で決るようです。が、その萱を集めるのにどれ程の苦労があったのか、余人は知らず、僕には理解できるのです。軽トラに約10台分の萱を集めるのは大変です。それを友人は去年の秋に都会のボランテアの助成を受けて成し遂げました。これは、偉い!その量を見て思い知らされます。でもそれでも足りないのが現状でした。
 真っ黒になった顔で笑う男、気難しく確かな仕事をする親方、おんなの細腕で一抱えの萱を持って屋根に上る女、黙々と萱をそぐ男達、親方の下で着実に仕事をこなす痩せたまるメガネの男、裏方で昼、休憩の茶を出す女。それぞれがきちんと仕事をします。


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