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2006/03/07(火)
彼の蒼穹に飛行機の飛べるを
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予定していたF1さんのアンテナ張りが一時延期になったので、極近いうちに旅に出ます。九州の南部の友人から仕事の手伝いをと依頼がありまして、渡りに舟で雪のない大地を見学に行きます。 僕としては夜行列車のB寝台個室で久しぶりに旅に出たかったのですが旧国鉄はなかなかいい料金を取るので、人様の出してくださる切符に関しては口を出すことを憚りました。 飛行機に関してはマイ・レージやら誕生日割引やらで随分とサービスにこれ努めているようですが、旧国鉄となるとせいぜい往復、乗り継ぎ特急券くらいなもので寂しい限りです。例えば青春18切符にしても旅を楽しませるというよりか通勤の延長みたいな乗換えばかりでなんだか安い5リットル焼酎を飲んでいるようでちっとも面白くありません。駅員はサラリーマンとなってしまって、鉄道については何にも知らない有様です。殊に以前乗った特急「富士」には食堂車もついてなければ車内販売も大事な所ではないのです。下りの「富士」は瀬戸内海を走行中は座席側は山に向いていて3万円近く料金を取るからにはサービスがなさ過ぎます。効率ばかり追求し福知山線の事故を起こして、社長が交代すれば済むということでは断じてありません。 国鉄時代の鉄道は職人の集まりのようで、愛想はなかったけれど実によく鉄道のことを知っていた。困った時は親身になって乗り換え、安価な方法、宿屋の手配をしてくれたものだった。口先だけのチャラチャラした鉄道よりも、落ちたら死んでしまう決死の飛行機の方が好きになりました。
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