来るなら来てみろ もっきりや
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年2月
前の月 次の月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

直接移動: 20138 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200811 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200711 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200611 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200411 10 月 

2006/02/13(月) 明日より通行止め解除!万歳!
 すいませんでした。十二講荒れで随分騒いだのですが、昨夜寝に就くころは月明かりで山が浮き出てとても綺麗でした。故に積雪は60cmといったところで、難を逃れました。お騒がせ致しまして相すいません。
 今日は村長が来て村政懇談会が午後の1時半に屋敷だ行われます。それまで三角小屋と、水神さまを掘り出すべく努力するのですが、作業開始が遅れたために後一歩のところで作業中止として懇談会に向かいます。この間、屋敷では2回の雪崩があったりして村も対応に忙しいようです。
 高橋村長はお年寄りの部類に入る年齢なのですがなかなかの人物で、この近辺の首長としてはピカ一だと思うのです。僕とは何かすれ違いの存在でお互いに何処か疑問を持っているよう僕は感じていました。そもそも、行政に不信感のある年齢であるせいか此処に来た時から村なんか信じていませんでしたし、村の方もまた気分やの東京者なんか係わりたくなかったのかも知れませんが。
 それでも今となってはこの秋山や栄村で進む高齢化のなかでみんながあっち向いてホイというわけには行かなくなって来ているのです。村長は秋山の孤立を無くす為には北野、極野、五宝木、屋敷を通る林道を県道にして道の拡幅等を行って、2系統の道路を確保したいと話しましたが、その工事を完了するには10年(村長は5年で終えたいと)かかると言うわけだし、10年経つとハンドルを握れる人は半減してしまうように思うのです。過疎化、高齢化は10年待ってくれない所まで来ているように思います。尚且つ、五宝木を通る道は長い区間人家がなく除雪にかかる費用は莫大なものになるのは目に見えているように感じるのです。僕は真冬あんな長い区間一人で走るのは気が引けます。何かあったらひどい目にあうのは必定です。ここはやはり405号線の改修を専一にすべきだと僕は考えます。少ない予算で安全を買うためにはそれしかないのじゃないのかと。
 その後、村長は上の原、和山で夜の9時まで村政懇談会を続けました。なかなか大変であります。
 F1さんの所で一杯貰ってTVで405号の通行止め解除を見ました。ホットしました。これで津南のみんなとも何時でも会えるような気がします。

2006/02/12(日) 十二講荒れ
 今日は十二講といって、この辺りの猟師は十二神社に灯明を上げて猟の無事を祈るという。でもこの十二講の日は決って天候が荒れ猟師は山には入らないという。その十二講荒れが今年は大雪という形でやって来た。
 援軍のEBちゃんは早朝の通行時間帯に405号を抜けるべく8時には仁成館を離れた。共に川を渡ったのだが寒くて凍っている雪面に40cmの新雪。ことのほか歩き難い。彼はスノーシュウで力任せに歩くもので、僕のカンジキが雪を掴むことが出来ない。それでも二人で歩くことは力強いもので、直ぐに仁成館に着いた。
 彼を送って湯に入って帰り着いて新雪を片付け、例の小さな池で雪を融かす。今日は一日中降るようで1mぐらいになるのかも知れない。援軍が帰ってしまうと部屋が広く感じられて途端に里心がついてしまう。「オレはここで何をしているのだろう」と気が抜けるようだ。地下鉄にでも乗って原宿ヒルズにでも行ってみたいと思ってしまう。

2006/02/10(金) 嬉しいことに援軍の連鎖
 朝7時だったか、トイレに起きて驚くほどの快晴に川まで下りてみた。ついでに湯までバリバリに凍った急斜面を喘いで登って朝風呂を頂く。湯は病院と買い物、お遊戯で十日町まで出るところだった。露天風呂に浸かって山を見ているとつくづく毎日の自堕落の朝寝は精神によくないことだと思い知らされた。津南の精神内科が無くなった今となっては僕の精神を堅持するのはこの厳しい自然の風景なのかと考えるのだが、それはいつもこっち側のヌクヌクとしたお湯から眺める景色であって欲しいものだとも思うのだ。例えばまたバリバリの急斜面、凍りついた橋を越えて帰り着くのは大変過ぎるのだ。もし、橋でコケテ川にはまったら僕は自宅か、湯かどっちに向かうのか。ビショビショの姿で。
 まー無事に帰って、ご飯を食べて昼過ぎ2mの硬い雪の下にある池を出すべく努力するのだが、そんなに簡単には池は出ません。午後5時近くなって水音が聞こえ機関車の罐焚口ほどの池が姿を現す。そこで今日はこの位で勘弁してやろうと、援軍氏を再び仁成館まで送って、津南に出る車に便乗をお願いして別れた。帰り着くと今度は嬉しいことにEBちゃんが来てくれると連絡が入って三度川を越えることになった。これは怖かった。行きはどうにか渡ったが帰りは荷を背負って這って橋を渡らなければならなかった。滑りすぎるのだ。EBちゃんは黙って見てくれていたが、情けない限りだった。

2006/02/09(木) 約束果たすボランテア
 昨夜の降りは40cm。まだまだおどろくにはあたらない。
 二人で家の前の新雪を片付け、湯に向かう。もう12時を回っている。やはり9時に起きる癖は直らないようだ。それでも二人いると何でも早く終えることが出来る。昨日のように援軍氏にこれみよがしに見せつけるように頑張ってしまうと、疲れすぎて何にも出来ずに寝てしまうだけになってしまうのも情けないから、いつものように作業はするべきと考えますが食事の用意をしなかったり、それでいてたらふく食べられることなど二人居れば違うものです。
 仁成館について丁度食事だというのでご馳走になって、作業を始める。湯の兄は「なーにやり始めれば2時間でひとりでやるのだ」ということなのだが屋根に上がるまでがなかなか大変で梯子が低く取り付くのが恐ろしいくらいだった。雪は1mは有にあって150坪近くある作業は半端ではない。それでも二人だから2時間ちょいで終えて、S作さん、TOさん、F1さんに挨拶まわりして湯に戻るともう5時を回っていて暗くなりかかっているのです。それでも湯に浸かって、夕食を食べて真っ暗のなか川を渡るのだけれど、あんまり気分のいいものじゃ〜なかった。湯の露天風呂から直に5m下るのだが、気温が下がってカンジキが滑るの僕は怖かった。援軍氏は気合が入っているのかズンズン下りて行く。知らないということはそんなものかと後になって考えるのだ。そういえば屋根に上がって雪下ろしの最中に何を考えているのかというと「ガタン ゴトン、ポー」と汽車が走っている真似をしてたり、重い雪をブン投げて「ホ〜!」っと叫んでみたり、何にも考えていないんだなー。勿論落ちると怖いから落ちないように気をつけるのだが、あれはあれで自分の実力をみるのにはいいのかもしれない。ただし「人間いち度は死ぬのだ」とあきらめた上でのコトだけれど。
 帰って「カサブランカ」のリック、ラズロ、警察署長ビクターらの男達とバークマン扮するイルザを巡る男のあり方を激論して僕は少し飲みすぎるのだ。湯に入ったせいか昨日ほど体は痛まなかった。湯のせいか、イルザのせいかは僕には判らないのだが。

2006/02/08(水) 援軍来たりなば、春遠からじ!
 昨晩は同世代の事共、面白く話し、学び、教えあって笑顔のうちに夜は更けていくのです。援軍氏が土産に持ち頂いたマグロの三拍子をたらふく食べて、酒よりもご飯に叶と本マグロに感謝しきり。
 本日は行動時間は遅いものの屋根の雪を下ろして片付けて大活躍。おまけに手作り水餃子まで頂いて、なんと申しましょうか、甘露であります。
 天気予報によると大雪、雷、なだれ注意報が出ているのですけれども、今午後8時、雪は降っておりません。雲間から月が窺えて雪面を照らします。このまま行って欲しいのですが援軍氏はこりゃー荒れるぞとおおはしゃぎであります。
 久しぶりに人がいると変に頑張ってしまって右腕、首筋、背中が重くアンマリお調子に乗ってはいけないと反省するところです。今日はこのままDVDでも鑑賞して、明日は仁成館の雪下ろしをして、和山の家庭を訪問しようと考えているのです。水餃子持って。喜ぶだろーな。贅沢なものなんかはいらないけれど、たまにはおいしくて栄養になるものを食べてもらいたいと思うこの頃です。

2006/02/07(火) このトンネルを越えると青空でしょう!
 今日は忙しかった。朝5時半に起きて、7時に仁成館まで下りて渡って上って、車の雪を下ろして、津南に向かうのだけれど、Mさんが仕事だという連絡が入って予定が変更になりました。車は8時半には見玉に出ましたが、Mさんも見玉の仕事と云うので途中で会ってそのまま湯沢まで足を伸ばすことになります。まだ援軍の到着時間には早いので何時も車の整備をお頼みしている自動車会社に出向いてインスタント珈琲をご馳走になって、国道353を湯沢に向かいました。そこで「駒子の湯」といかにも湯沢らしいお風呂に入り、秋山郷オジサン連合にアジの開きをお土産に買って、援軍と邂逅し、食料を仕入れ、「邪宗門」という珈琲店で一杯の珈琲。中山トンネルから当間を通って、食事してウィスキーを仕入れて再び見玉で通行止め解除の時間を待ちます。管理の新潟県の役人と通せ、通さないの押し問答の後、ひたすたら秋山に向かいます。お土産を配って仁成館から重い荷物を背負って、融けだしたグズグズの雪に滑りながら下りて渡ってまた上って5時半に帰り着きます。何だか酷道405に振り回されての下界でした。
 でも出てみると町や、喫茶店や、食堂はいい感じです。これでなければ生きている意味ないんじゃないのと震える瞬間です。

2006/02/06(月) 明日は里に下りるのだ!
 津南町と栄村の代表が405号線の日中の通行を認めてもらうべく新潟県庁に陳情に向かおうとしたようですが、県では十日町の振興協会へ出向いてくれということで今日出向いたようです。405号線は多分3月一杯通行の規制がかかるようで、雪氷学の先生としては安易に許可は出せないようです。責任が先生にかかってくるようなら僕でも通行は許可できないとも思いますが、以前からこの道を通っていた僕らとすれば何だか釈然としない訳です。
 落石注意の道路標識を見かけてどう注意するのと何時も思うのですが、それと同じで朝、夕の通行時間帯でも同じことなのではないのかと。
 明日は津南に出かけます。朝5時起きで準備をして遅くとも8時には大赤沢を通らなければならないことになりますので、寝ぼすけの僕には大仕事です。
 援軍が来てくれるので僕としては嬉しい限りであります。このところ日記も自身何か足らないように感じていますが、ここまでということで今回の所は平にご容赦。
 とても寒くてアンマリ元気がありません。

2006/02/05(日) 津南は大雪、此処では満天の星空
 津南町では4mを越える積雪になったと報じているのだが、此処よりも多いのかもしれない。
 昨夜、外に出てみると満天の星空でそりゃー綺麗だった。積雪は20cm追加といったところか。ここは長野の天気とも違うし、新潟のそれとも違う。群馬北部、草津あたりの天気に似ているように思う。しかし降る時は降るのであって一喜一憂もしてはいられないのだ。雪捨てのスロープは20m近くあってすくって捨てるのに時間がかかってしょうがない。ひとつ捨ててはホーヤレホである。
 とても飽きたので川に架かる丸き橋の雪堀に出た。雪は重くカンジキを履いて太ももまで来る有様だった。7日に援軍が来るかもしれないので、迎えに出る準備のようなものだ。何時も橋の雪堀をしながら感じるのは川に落ちたら冷たいだろうなとビクついている自分が情けないということだ。橋から見るF1さんの家が綺麗だった。橋の写真は掲示板にでも載せるとします。

2006/02/04(土) 立春豪雪だ〜!
 40cmの積雪。−8℃。午後よりひどい降りになる。
 こう降ると何をやってもしょうがないので、作業を切り上げて家へ入った。先が見えないくらいの降りで、暫くは何処へも行かないほうがいいようなのでノンビリしようと考えた。
 昨日の夜は玄関だかその上の天井裏だかで何だか大きな音がした。テンの奴でも吹雪に追われて入ってきたようだ。ケモノも風をよけるところを探しているのだろうと放っておいた。
 布団に入ってテレビを見ているとまた九州で地震だという。お陰で地震に遭った夢まで見てしまった。なんだか詰っているのかなとも思うのだが、僕は至って元気だと思う。

2006/02/03(金) 節分寒波来たようだ!
 朝は8時には起きるべきだと目覚ましをセットしたのだが、目覚ましは鳴らなかった。そんなに気にする仕事があるわけではないので、9時半まで寝てやった。
 昨日の天気予報では超ド級の寒気団が来るという。来れば来たでどうしようもないのでまた寝ていようと思う。それより今日はヤケニ地震の多い一日だった。四国に始まり、東北関東に4回、長野にも。僕には吹雪より地震の方が嫌だなと思う。吹雪にはアナグマ戦法での対応が出来るじゃないですか。地震じゃねー。
 昼から始めた池の上の除雪も3時になって雪女が髪振り乱すようになると、やーめた!となかに入る。換気扇が逆流する風で廻りだすわ、ガラスが凍り付くはで明日が楽しく待たれます。今度の寒気は殿の御勘気に触れたようで3日は続くといいます。明日こそ8時に起きて雪まみれになって防戦これ努めます。
 昨日は「恋愛小説家」(なんかアメリカ版寅さんの感じでよかった)。今日みたいな日は「ひまわり」見ながら感動させてもらおうかな!

2月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.