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2006/02/01(水)
雨が雪に変わった
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この頃に雨はないな!と思った。 雨の音を聞きながら、この降りだと橋は流されるかも知れない。かといって、どうしようもないじゃないか?起きて川を見に行こうとは考えなっかった。 たしかにこの2,3日山が赤く感じられるようになったのも、この雨と関係があるようだった。春が近いのではないかと感じながら見るカレンダーはまだ一枚目でしかなかった。 この頃の雪の重さは、去年の3月のそれと同じで、比較的暖かく、雪が前倒しで来て去って行ってしまったのかと不思議だった。 2月に入ろうかという頃に、そんな発想をすることは何だか自分の甘さを口にするようで気が引けたのだ。いや、みんなどこかそんな風に感じているのだろうが、誰も口にはしなかった。冬の長さ、暗さ、重さを70年、80年と感じてきた人々には夢を見たくても見れない、昔の記憶があった。 甘い幻想を振り払いながら、雨のなか作業を始めてみた。台所に明かりを少しでも入れようと始めると、途端に雨は雪に変わった。川の水量は変わることなく橋は昨日のままだった。
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