来るなら来てみろ もっきりや
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2006/10/14(土) 第三回取材開始
 金物屋氏を朝早く、と言っても9時に起して直ぐに出かけた。秋山の大村小赤沢の取材である。私としては今回の写真取材まで通り過ぎるだけだった小赤沢に深く分け入って説明して分ってもらって金物屋氏がパチリとシャッターを切るのである。きょうは17世帯に出向いて写真を撮らせて頂いた。やはりいい写真が撮れたと実感した。みんな文化祭を心待ちにしていてくれているようで私達も実にやりがいを感じるのだ。でもこっちは少し重くなってくるのである。10分やそこらで人の人生を切り取ってくるのは無理があるのだ。ほんとはもっとじっくり話しを聞いてから写真を撮らせてもらうべきなのだけれど、私らにも生活があってそこはひとつ目をつぶるしかないだろう。後は私が冬に寝袋と焼酎を持ってじっくり話を聞こうと感じるのである。任せなさい、今回は金物屋氏の梃子であるけれども次回は私が聞いた面白い話を、金物屋氏を梃子としていい作品をつくる番になるのだ。

2006/10/12(木) このところ紅葉が進んでいる、ということは
 朝晩寒くなった分紅葉が進んでいるようだ。この調子だと後1週間で見ごろになることだろう。紅葉は私の気持ちをも高揚させるからこまってしまう。何たってまだ冬の準備が何にも出来ていないのだ。今週末来る金物屋氏には昼の取材と夕方の薪積み込みとダブルヘッターの活躍を期待しなくてはならないだろう。それとも朝早く起きて薪積みをしなくてはならなくなるのだろうか。紅葉は雪国の人にとってはきれいというよりも来る冬の厳しさを感じさせるサインなのだから。
 ここは一番みんなにご来場頂いて薪積みパーテー、ペンキ塗りパーテー、橋架けパーテー、水道工事パーテー、コンクリート伏せパーテーとパーテー攻めにしたいのである。それが終わるまでどうぞ雪来るな!である。あっ、忘れてたそば刈り、脱穀、これもあった。
 実は嫌な夢を見るのだ。大雨の日には雨が雪に変わる夢。一昨日昨日と取材に揺れ、キャプション書きに追われる夢なのだ。どうも無い頭では要らぬ心配ばかりが先に来る。

2006/10/11(水) ノラ猫よ!
 どうも寒くなってきて朝は必ずストーブの世話になる。冬は直ぐそこだ。
 久しぶりに毎日仕事に出る。経済的に安心でこうであって欲しいがずーっと続くとまた泣きが入るのだろう。怠け者とはこういった習性があるようだ。少し早く仕事が終わったので切明で風呂に入って帰ってきた。途中夏ごろから見かける猫がいてどうも完全なノラになってしまったようだ。黒と白で端正な顔立ちのその猫は私の呼びかけに背を向けて藪のなかに消えてしまったのだが、人間に捨てられたのか人間の我儘から逃げてきたのか私の「オイ、こっちへ来い。死んじゃうぞ!雪は冷たいぞ」にフンと拒否をした。以前雄川閣で手伝い仕事をしていた春、猫が温泉のパイプが這う縁の下で死んでいたことがあった。
捨てられた猫や犬はそのうち山を下りて津南方面に消えていくのだが、このノラ猫は深い藪のなかでテンやきつね、ハクビシンといった野生の小動物との競争に加えて深い雪にどんな知恵と勇気を持っているのだろうか、少し心配である。

2006/10/10(火) 単独行
 今日はよく晴れた。
 切明の上の除塵作業をしていると、岩菅からの登山者がひとり下ってきた。私と同じ年格好の女性だった。昨日は岩菅の避難小屋で泊ったのだろう。ゆっくりと下りて来たようだった。道の具合を聞いてみたいとも思ったのだが、作業に集中せざるを得なかった。
 この時期、ことに今日のような上々の天気の一人旅はどんなに心を豊かにさせてくれるだろうかと思う。2000M余の高山の紅葉は下から見ていても美しいのだから、そのなかを揺れるように歩く登山者の楽しさを思った。
 今年の紅葉はどうだろう。先日の雨と風で山の木の葉が青いまま落ちていた。

2006/10/08(日) なんだ台風じゃないか
 今度の低気圧は台風並みの雨と風であったようだ。それにしてもよく降るな〜。
 YEBI大王一行とストーブを囲んで冬の一日のように呑気に過ごした。勿論、道の確保と横溝の清掃をして水の管理に関しては気が抜けないのである。大王に火の番をお願いして朝食、昼食、夕飯の準備をお后、ヒゲの従僕氏と私とでやるのだがほとんどお后の手料理を待つ私であった。
 2時過ぎにこの雨のなか自転車で新潟のお客さんが来てくれる。こうなると嬉しくなって出来ることは全部やって歓待するしかないじゃないですか。取材もないし雨だし、明日も休みとくれば客の迷惑顧みず楽しくなってしまうのである。もうひとりの客は明日来ると言っていたし、この連休2名のお客さんはありがたいものである。明日は雨も上がるようで自転車の君はこれからカヤノ平に寄って野沢に下るというので早めに2階に上がっていった。

2006/10/07(土) 雨と風と労働と
 雨天順延となった労働は今日の雨でも順延であろうとチョッと考えてみた。お弁当を作って出かけなくてはならない時間が来て未練の私は電話をしてみた。仕事は予定通り行なわれます。ハイ伺います。と相成った。
 雨と風のなかでの仕事はなかなか充実感がある。始めのうちはであった。それでも午前中はU字溝の引き上げで身体を動かしていたからまだ良かったのだが、午後からの金属U字溝の組み立てでは身体が震えた。雨と風のなか膝を折っての作業では時計の進み具合ばかり気になった。どうにか5時前に作業終了となって飛ぶように帰った。仁成館さんに頼んでお湯を借り露天風呂に30分ほど浸かっていた。1時間でも入れるくらい身体は冷えていた。帰り着くとYEBI大王が食事を作っていてくれた。人生こんな日もある。今日の稼ぎは別会計で自分のためにだけ使おうと考えた。
 写真は作業小屋の前の旧栄小学校秋山分校上野原分室である。もう子供はいないが‥

2006/10/06(金) 雨の日はお掃除
 仕事はお弁当を作った段階で、雨の為順延となった。ノンビリあっちゃんを決め込もうとしたけれども、明日に稼ぎ仕事が順延となったのでお掃除と洒落込んだ。主に下の部屋を、自分の居場所(これが混乱の極み)を中心に片付け始める。お弁当があるのだから呑気なものである。勿論上の部屋は済んでいる。先日リンドウを買っていたので部屋に花を飾る余裕の掃除である。実は「YEBI大王」が検査に来るのである。随分きれいにした積もりでも、人の感じ方は違っているので怒られたら素直に謝ろう。『ゴメンナサイ』
 日曜日の予約の5名の客が私の返信が届かずキャンセルになってしまった。どうもこのPCというのは分らないものである。私の脳みそが髪の毛と一緒に抜け落ちてしまったようだ。ここでも。お客さんに『ゴメン』と謝りましょう。雨は日が落ちてから勢いを増したようである。また、道の崩壊についてない頭を悩まさなければならない。

2006/10/05(木) コツコツ稼ぐ大切さ
 人生って車の両輪のようだと思うことがある。例えば生きる為の理想と生きていく為の現実がそれぞれ左、右の車輪でひとつの事をしていては人生という車は前に進まないのである。
 昨日まで私は左車輪を廻し続け、今日は私の右車輪を廻す。するとどうにかギクシャクだが私は前に進むのである。生きていくことはコツコツ働くことも大切なのだ。趣味でも研究でも何でもいいけれど左廻りばかりでは前進はない。生きて飯を食べる為には右廻りも伴わなくてはいけないのだ。これは哲学でもあるし、じんせいの摂理である。たぶんそう思う。
 しかし、少しの休息をと願う私は、鏡の前では初老のオジサンでもある。ここが、難しいところだ。
 鳥甲山は紅葉が始まってもう一週間もすれば山はいい塩梅になるだろう。今年はきれいになるというひとが多いように思う。

2006/10/03(火) 今日は遠足
 なんとも疲れました。金物屋氏が再度来てくれると言うので、今日はお弁当を作って遠足と洒落ました。気分を変えて秋の空気を吸い込んで新規巻きなおしです。
 車を道端に置いてゆっくりゆっくり歩き出し天気につられて気分は上々、楽しい一日となりました。日差しのなかで弁当を食べて昼寝をしていたらどうも、日焼けしたようで顔が突っ張ります。雄川閣でお湯に入って、帰って再度眠りました。
 撮り残した、五宝木、上野原、屋敷を回って明日からまた気を使う取材が始まります。
 紅葉は多分10月20頃になるでしょうが、標高の高い所ではすでに始まっています。

2006/10/02(月) 消防団と消防訓練
 防火管理訓練が毎年行なわれて、今日はその日でした。岳北消防本部から消防署員がやって来てここ秋山の消防団との合同訓練に地域の住民が参加するのであるが、農繁期にも拘らず多くの地区民が集まった。
 秋山での火事は聞かないのであるが津南では火事は多いという。もっとも、ここ「もっきりや」は火事になれば一軒屋の悲しさ兎に角逃げの一手である。その分お客の傷害保険と火災保険は必須なのである。私とすればまず火を出さないことに腐心するのだが、客の安全を確保するための訓練は、「もっきりや」独自のものであらねばならない。ガランガランと大きな音のする鉦を枕元に置いて寝るのである。
 今日は上野原、屋敷、小赤沢の10組の写真を撮るのだけれど、多くの人が消防訓練に出ていて、私だって訓練に参加するのであるから、北野温泉の友人に援軍を頼むのである。みんなの写真を撮って行くうちに多くの方の協力を頂いて撮り進むのだけれど、この分だと全戸数に一応打診をしなければならないようなことになってきて、もう一回金物屋氏にご出馬願わなければならなくなった。狭い処で「オレの所には来なかった」といったことの無いようにしなければならない。「さ〜大変である」


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