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2006/10/22(日) 自動車救済委員会と屋根復活委員会
 きょうは良い天気で屋根復活委員会としては恐怖を克服できる最高の条件なのではないかとまどろんでいたのだ。いつもの千鳥足山岳会の友人と丁度朝飯に箸を付こうとしていると何処かから悲鳴に似た声を聞いた。数分前青い自動車が下りてきていたので出てみると車が沢の下に左前輪を落として前のめりになっているのでした。サー大変と思うのだけれど山岳会の車もあるし、バックフォーだってあるもっきりやにしてはな〜んの問題も無いのだ。運転なさっていた同世代のご夫婦の気持ちを落ち着かせ、茶などでもてなして「これは大したことではないからちょっと待ててね」と気分をほぐす私なのだ。バックフォーの出番もなく山岳会の車に台付けしてあっけなく自動車は元に戻って彼らご夫婦の思い出の1ページに収まったようである。
 さて屋根再生委員会であるが4寸勾配の屋根は問題ないのだが5寸勾配のところは何故か気持ちが萎えるのだ。怖いのである。落ちて頭が割れている己が姿を思い浮かべるのだなー。朝の車の運転手さんのように心がドキッドキッと波打つのだ。私は高い所は嫌いなのだ。生まれる前からの約束事なのだ。千鳥足山岳会は湯に寄ってから帰ると出て行くし、一人のこった私は暮れなずむ空の下ほんとに寂しかった。見ると湯に到着した山岳会が指を差して心配げに眺めていた。


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