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2005/09/28(水) 「なんか面白いことないかよ?」
  お客さんは8時過ぎに出立されました。また、来てね。
 急いで残り物の朝飯を済ますと軽トラの手術に苗場自動車へと向かいました。大阪屋でガソリンを入れながら、灯油は68円だというので5円安いコメリまでガマンします。F1さんがそこに居て、苗場自動車まで同道をお願いします。一円でも安くと念じながら軽トラを置いてF1さんに喫茶店まで送って頂きました。彼は一緒にコーヒーを飲んから行きつけの食堂へと向かいました。残った私は「山の暮らし」の続きを督促してきたS沢さんと打ち合わせのため、以降の項目を考えながら飲み干した珈琲カップを眺めております。この喫茶店はそうですねひと月に一度は出かけるのですが、この頃はコーヒーより固形物に必要性を感じてしまって、どうも情けない話ですが余裕があれば毎回行ってみたい茶店であります。皆さんも国道117号を走っていれば「オヤッ」っと気づくと思いますのでこちらに来たら探してみてください。ただし事故を起こさないように。
 そんなことより水道工事のための材料集めが愁眉の急でありまして、クロパイの1.5インチから1インチに落とすジョイントや塩ビのVP40のパイプなどなどここでは書きつくせないので止めますが、随分と頭が痛くなってしまいました。それでも一応買い揃えて、技術主任の所に廻り、昼食を頂戴しました。主任は10月1〜2日の代々木でのイベントの準備に忙しく立ち回っております。別れしな「何か面白いことないかよ」と問われて「ありません」とお答えしておきました。「来月の9〜10日に野外大カラオケ大会をやろうよ。キャンプファイヤーなんかしてさ」「それ面白そうだね」と決りました。
 S沢さんと打ち合わせらしいこともせずF1さんの所で夕食とお風呂をご馳走になって今日は一段と皆様のお力に感謝しました。町に降りると少し昂ぶるようです。だらだらと。

2005/09/27(火) 消防訓練
  今日は秋山の消防訓練ということで、午後の時間まで「にぎりん棒」の製作に励みます。NYはどうにか勝てそうなのでTVを切ってのこぎり三昧です。
 「にぎりん棒」とは、小枝を握りやすく切った棒のことです。お年寄りのボケ防止や木の質感を握って確かめてもらおうと私が考えたお土産物です。一個小さいので100円、おおきので200円です。買って行ってください。楓の木や栃の木、山桜。本物の木です。テレビの上とか、トイレに置いて眺めるだけで林が浮かんでくるはずです。切明温泉の雄川閣ともっきりやに置いてあります。
 カメラを置いて出たので、消防訓練の映像はありませんが地域のお年寄り達も集まって秋山がひとつになったような訓練でした。この秋山郷に救急車は小1時間かからなければやって来ません。そこで自分たちの事は自分たちでと地域の消防署の指導の下に行われます。お年寄りも小学生も幼稚園児も皆一生懸命に消火、人工呼吸、連絡を行います。何時も村から遠いもっきりやも今回初めて参加して頼もしく感じました。消防喇叭は旧陸軍の面影もあって、戦時中でなくて良かったとも感じます。
 帰りしな電話が入ってひとりのお客さんが泊まってくれました。一汁一菜の建前を忘れてサービスしてしまいました。この年になって初めての人と話が出来るのは嬉しい限りです。帰って薪も少し積み上げました。こんな所です。

2005/09/26(月) 今日はここまで
  薄ら寒くなると朝も遅くなります。しかし、やるべき事はちゃんとやります。
 2時間丸太を運び上げて、三角小屋の前で薪割り。ならの木を軽トラ一杯分割りまして積みます。雨に当たらないようにシートを掛けて、これで10日分位でしょう。昨日の砂利とコンクリート用の砂を水場に背負い上げます。これで最後という時気味の悪い声で鳥が行過ぎます。水場は杉の植えられた斜面で5時になると暗くなってあんまりいい気分ではありません。人の歩かない山道には杉の枝が落ちていて、それを踏んだりすると枝が立ち上がって私にぶつかってきます。びっくりします。それでも一応やるべき事を終えるとホッとします。
 この時期はすこし早めに仕事に掛かるべきでしょう。5時になるともう、寂しくて寂しくて、泣きが入ります。

2005/09/24(土) 舞茸ご飯
  昨日の舞茸は歯ごたえもあって美味しかったのですけれど、今日の舞茸ご飯はもっと美味しかった。
 作り方はサット湯がいて(湯をかけてもいいが)灰汁を抜いて、私の場合は塩、醤油、酒を合わせたもののに漬けます。舞茸に味が染みた頃合をみてご飯と一緒に炊き込みます。栽培物の場合は灰汁が強いのでよく茹でなければいけません。お好みによって油揚げを細かく切って一緒に炊いてもいいのではないでしょうか。生で味をつけて炊くと少しどす黒くなってしまうようです。この舞茸ご飯は天然ものでこれはやたらに食べられませんが、今日はEBちゃんと二人で、なめこの味噌汁で頂きました。
 台風の影響かシトシトと雨が降って薪割り作業は中止になりました。すっかり秋めいてストーブの試運転です。先日割った杉の薪が湿っていたせいか、EBちゃんが苦戦して「こんな湿気ている薪は駄目だ」と苦言を呈します。どうも明日も雨模様で薪割りは私の仕事になりました。
 私もEBちゃんも左程飲めなくなりまして、乙類の強い焼酎より甲類の安直な焼酎を飲むばかりです。ホッピーを100円で買ってきてこれで割るとナンだか得したような気分になります。また、ホッピー買ってこよう〜ト。

2005/09/23(金) 老いて益々元気 舞茸
  国勢調査の用紙を頂いて9時前に玄関に立ちます。「まずい」という感じは用紙を配布してくれるSHIGEさんに対してです。F1さんは朝4〜5時に起きだすせいかストーブを付けるといいます。私はゆっくり起きだすせいか寒いという感じはありませんが、朝早い来客にはパンツのなかを覗かれたようで具合が悪い。
 大家のN1さんが舞茸を採りに行くというので一緒に出かけます。N1さんは80を有に超えているというのに元気元気です。「舞茸は古しいナラの巨木のそれも傷のある木に出るんだよ」とすいすい斜面を上ります。先達て見つけておいたホンの小さな舞茸の芽を見に出かけたわけです。行ってみるとそう、20センチほどの舞茸が10個ほど見えました。N1さんは嬉しそうに手にとって大事にリックに詰めます。「これだから山歩きはやめられないんだ」と笑いました。
 私はEBちゃんと炭火で炙って食べます。

2005/09/21(水) ひと月はやいよ!なめこ
 NYの松井は少し調子を落としているのだろうか。
そんなことで朝は11時から外に出まして、茸を見回ります。まだ先と思っていたなめこが開いていたり山で「あかっぽ」という茸を見つけたりします。なめこは津南のコメリで買ったものでしたが、どうも早生系であったようで菌を打って2年目に食べられるようになりました。本来10月の末に出るのがいいのですが早生ということもあって、また雨が多くこの時期の収穫になりました。N1さんは「開いたのは採ってしまうとまた出るかもしれないよ」と教えられ早速開いたなめこを始末しました。
水道(みずみち)の整備をしながらあかっぽという茸を見つけました。油炒めなどにすると美味しい茸のようですが、まーまーといった茸です。
 そろそろ薪割りをしなくてはいけませんで、去年の杉を割ろうとするのですが、これが割れないのです。湿気ているのか力が無いのか結局上に持ち上げてやめました。

2005/09/19(月) 迷い道 クネクネ
 朝、湯からの帰り鉄索のすべりが悪く重く感じます。本来夏前にグリースオイルを塗るのですが、いろいろあって塗らずにいた報いでした。
会員は昨晩、中秋の名月のなか切明の河原の湯に浸かって11時過ぎに帰ってくるのです。なんと呑気な連中でしょう。誰もいない湯の中でF1さんを筆頭に年上のお嬢さん方が歌を歌うは、体操するはで盛り上がったとか。私はというと第1号のお客の悪酔いに付き合わされて泣いていたというのに?今度は参加しよーッと。
会員帰り、1号帰り、水道(みずみち)の整備をやるのであります。水場の計測をして蚊に食われて昼食を取り終えて寛いでいると、車来たりて曰く。「いやーUターンする所が無くて」と好もしいご夫婦。以前のお客さんも確か同じこと言っていたなーと思い出し、これはこの蟻地獄商売のよい作戦ならんと感じてお茶など出して四方山話。羨ましくなるような二人を見ながらこういったお客さんが沢山来てくれないものかと祈ったものです。
その後、鉄索にグリースを塗って、湯を借りて一日の終了です。あ〜ッ疲れた。

2005/09/17(土) 柳はえらい
 草加のSさんとF1さんとでガンバッテ挿した柳が芽を吹きます。雨が多かったせいもあるのかほとんどの木が芽を持ちます。たいしたものだ−と感歎しきりです。
湯が客が多いというので15時から応援です。それまで水場への簡単道路の整備です。先日技術主任が重機で作った道の先の草を刈り払って歩けるようにします。道には土砂が流れていたり、巨大な岩が落ちていたり大変なようですが、一人歩けるようにする位なら半日も有ればOKでしょう。水場の下まで刈り払いを終えました。刈り払いをしながらつらつら思うにここにだれか入って来て一緒作業が出来れば楽しいのにと。そんな物好きは居ないのでしょうがでも、もし居たらいいのになと考えながら草を刈ります。

2005/09/15(木) 料理について考える
 銀座の板長に会いに出かけ料理についっての指導を受けることにした。なんといっても板長の料理は美味しい。昨日の友人も言ってくれたのであるが、一汁一菜は結構なのだが君のところの料理は心が入っていないと。美味しいものを一つ出すのにはどうしたら良いか。そこの所を考えないともっきりやは安かろう不味かろうの宿になるのである。どうも一泊3,000円なんだからと考える私の安直さが原因しているようだ。
そこで板長にご教授頂いて「どうだ」と言える料理を2.3品確立させようと思う。で、また近々出張する予定なのである。
しかし銀座は格別だなー。

2005/09/14(水) つくばエクスプレスに乗る
 8月の24日に走り始めたつくばエクスプレスに乗る。北千住から浅草までだから乗ったうちに入らないがとにかく車中の人になった。電車はなかなか格好いい。車内はボックス席が多くてJRの中距離車両のようである。ただ、少しお値段が高いようだ。
上野で友人に会って少しの御酒を頂いて帰る。

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