来るなら来てみろ もっきりや
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2005/07/15(金) もうー眠れないっ!
約束どうり一日中寝てました。まーよく寝られるものです。午後から神戸の堀場さんが写した「栄村物語」を見たり、秋山についての本を読んだりしながら過ごしました。他人の視点はとても勉強になります。これから「山の暮らし」を再開するためにも大切なのだと感じました。10年ここにいてもほとんど知らないことばかりで恥ずかしいのですが、何でも勉強です。皆様の努力には感動します。
そんな訳で今日の日記はこれでお仕舞い。
「寝るほど楽はなかりけり、浮世の馬鹿は起きて働く」

2005/07/14(木) 義理と人情 意地と面目と映倫
 昨夜、整形の太田医志?に相談すると、「まー打ち身は腰を動かさないで2.3日安静にしてるんだな」とのご指導を頂戴しました。それでは、3日間の食料を調達すべく、山を下ります。ついでにゴミを積んでいきましょう。F1さんのゴミと仁成館のそれとを合算して150キロ。休憩になるからお急ぎ下さいとせかされて、昼ちょっと過ぎに処分完了。思うに秋山の車のない老人世帯のゴミをこれから持っていってあげましょう。環境即我、我即環境ですから。まア―次いでです。
私はタバコ吸いなもので(すんません)いつも昔のキャスターマイルドボックス¥280を探していたのですが、¥30安いPALL MALLを見つけました。買います。10個で¥300得しました。どうも我即環境派に入れてもらえませんナ。
工具、道具などを買って、ポパイ定食¥680を食べながら、漫画心中宵庚申を見ておりますと、そこに「義理と人情、意地と面目」に散っていく、お千代半兵衛の・・・とありました。(そのお陰か夕刻お千代さんから電話があって、よかったなア―)五代将軍綱吉の元禄の頃のことなのですが、ぼくは長年「義理と人情」が日本人の心情だと勘違いしておりまして、「意地と面目」。つまり、義理・が対社会であるとすると、意地・は個人の心情に属するわけで、この二つが対になって日本人の心を縛っているのだと勉強した訳です。よくテレビのなかで「ごめんなさい」と頭を下げている人たちの心情には、この二種類の足かせががんじがらめにまとわり付いているのだ。だからそんなに単純ではないのだ。と分かりました。
店を出て、少し重い気分で坂を下ると珍しく精神内科の看板がミドリに点滅して、診察でも受けようとカランと鳴るドアーを開けて女医さんの見立てに納得して「おだいじに」の声に送られて帰りました。
北野天満温泉にもお参りして、すっかり気分だけは元気になって、「とねんぼ」(小赤沢)で掲示されてる熊猟の写真をみて帰りました。熊はオスで情けない姿であったし、これ以上辱めてはいけないので紗をかけました。

2005/07/13(水) オレも随分とヤクザになったものだ
 ずいぶんとだらしのない生活が続いていまして、いけないのです。オレもヤクザになったものだと腰に手をやります。
 F1さんのテントの撤収を手伝って、古い建具を頂いて切明の温泉に入ってきました。古い障子紙を破いて洗うのですがなかなか綺麗になりません。飽きると鉄索へ向かう道の滑りやすい橋に板を張ったり、少しずつ体を使います。腰にぶら下げた釘袋がとても重く感じると、また障子洗いをしたりして様子を見ます。そんなこんなで楽な仕事ばかりやっています。
 こうなると、日記を書くのも何だか気が引けます。何を書いても愚痴っぽくなって。こいう時、人って奴はドンと年を取るのでしょうね。
 しかし、少しずつやれることはやってしまわなければなりませんから早く社会復帰を試みます。

2005/07/12(火) 薬師如来さんは忙しい様子
 午後からN1さん(大家さん)のわさび根堀りの手伝いをしました。
腰の重い感じと痛みは続いているのですが、雨の中バイクでやって来たN1さんを放っておけません。
昨日いい窓付けクーラーを持ってきてくれた親方と朝食後「雪客の間」に取り付け(まだ機能していませんが)ました。このサギの間は蚊帳も吊る予定ですし、いい感じになるはずです。それはいいのですが、N1さんはわさび畑に座り込んでもくもくと仕事を続けます。「選んで苦しい仕事をしてるみたいなものさ」と笑うN1さんになんともいえない大らかさを感じるのです。
わさびは3年するともう細くなって花わさびも良いものが出来なくなるようで、また根を掘り起こして出荷して、また種から始めるのです。ここの根わさびは水わさびと違ってそんなに根は太りません。水わさびと違って品質も落ちるので、値も安い。「一杯とたばこ銭ぐらいなものさ」というN1さんは、それでも昔からの仕事の流れなのか、ちゃんと仕事を終えて鉄索で帰っていきます。
今年はブナの実が近年無いくらい多く、ちょっと山に入ればいくらも見れます。ブナの実の発芽は「ブナもやし」と呼んでなかなか美味しい。量は沢山いるのですが、湯がいておひたしにでもすればいいのでしょうが、採るのが大変です。こんな年は山に食べ物があるから熊は里に下りてこないといいます。

2005/07/11(月) 温泉の薬師様が腰を、腰を、腰を!
 大工さんと親方来る。
久しぶりに晴れて、なんかしなければいけないのですが、今日は中止です。
大工さんは野天風呂、もっきりやのそれは薪風呂のことなんですが、それのセッテイグを手伝ってくれて2年ぶりに薪風呂が使えるようになりました。いや、柱を立てて波トタンの屋根を掛けるだけなのです。この前三脚から落ちているのでアンマリ進んでやろうと考えなかったのです。大工さんは一人で出来る方法を教えてくれながら作ってくれました。少し、飲んでいますので読みにくいとこは許してください。
親方とアチェに行った写真師を念頭において、映画「サルバドル」「キリング・フィールド」を立て続けに観ました。写真を撮ることの命懸け、納得申し上げます。
昨日は「黄金」というハンフリー・ボガードの映画。ゆっくり観れて考えさせられました。夕方F1さんのお湯を使わしてもらいました。この時期丁度いい温かさでいい塩梅でした。和山温泉の薬師様が私の腰を治してくれそうです。

2005/07/09(土) オレって何やってんだろ
朝、予約の電話で目覚め、8月8、9日は定員になりました。
昼過ぎ十日町のMさんのダンナ来たりて、今度来ると約す。その後、十日町のT氏来たりて話す。千客万来なり。何だか夏が始まった。この調子で少し自分の頭のハエを追い払わなくてはいけない。何にも無いもっきりやですがこんね。
腰の具合もあるのですが、番頭さんとの約束でお手伝い。本当に悪ければ寝ていますが、これもリハビリだー、と出向きます。6時半に食事出しを終えて9時前帰着。雨の中鉄索に乗る時、足が枠にひっかかちゃて危ない危ない。
腰はシコシコと重いのであるが、コルセットより前掛けきりりと絞めていたほうが云い感じです。明日も早朝からお手伝い。オレってなにやってんだろうと考えることしきり也。

2005/07/08(金) 湯治
朝起きだすともう大家さんがわさび畑で仕事に掛かっています。私は昨日の倒木の処理で痛めた腰が本格化しそうなので、昔のコルセットなんか引っ張り出してあてがってみます。休んでいようと思いましたが、82歳の大家さんが働いて寝ても居られないじゃないですか。昼まで一緒に休んで2時から草刈りを始めました。
「あんまり無理しなさんな」という声に力を得て、どうにか2時間ほど草刈りを敢行するわけです。そうなると今度は湯に湯治に向かいます。ゆっくり露天風呂に浸かりながら腰でも揉んで温まります。再びコルセットを締めて、買い物に出る湯のご主人と別れて鉄索で帰ります。こんなんで治るかとも考えますが、これ以上悪くならなければ良いのじゃないかな?ここにいればこんなものです。時間を薬と思って治すのです。都会に居ればテロ、ここにいれば怪我、どっちも似たようなものです。まア―注意は大切ですけれども。
でも、みなさん、気をつけてください。

2005/07/07(木) 新入学 岩魚学級開設
 今年の岩魚は大雪のせいか余り成育せず稚魚が少なかったということです。東京のH川氏のご支持によって、まず今回40尾入学。今の所水は十分来ているのですが、あまり多く入れて酸欠になっても困るので、前期、後期に分けて入学させます。自然界の摂理です。
 湯から氷を貰って大赤沢の養魚場まで行って、氷水で岩魚を麻痺させて一気に運びました。1尾も失うことなく池に放流。留年組みに苛められながらもどうにか環境に慣れてほしいものです。
 養魚場のご主人と、この秋山郷について話す。同年輩らしく色々と考えている姿勢に同志のような温かみを感ずる。今度話を聞きに行かなくちゃ。
 湯の番頭さんが帰京して、湯の人が買い物に町に降りて、外はどんよりと重い空が覆って何だか気分が冷たくなります。
昼に親方がステレオ持って来てくれて音楽室はいい感じになりました。草刈りは延期です。村道にブナの倒木ありガンバッテ谷側に寄せて腰が痛いです。ですから、もう休憩にします。

2005/07/06(水) 4日5日は通過します!
 5日にAZ歯科で治療をして、お金使わず電車に乗って帰ってみればお寿司があって、いい日だなー。
 家のおばあちゃんの奢りです。本来は逆でなければいけません。でも、母親というものは有難いものです。この6日、ただ近くに居ただけの馬鹿息子は、これからどう孝行をするのでしょう。考えなくてはいけません。「孝行をしたい時には親は無し、さりながら、墓に布団も掛けられず」なのです。「おっかさん、待ってろよ。直ぐ帰るから」なのです。
 で今日、またバスに乗り遅れそうになりました。中央線の信号機故障で、振り替えの京王線が遅れます。冷や汗です。でも、池袋のバス停に着くと丁度やってきたバスに乗れたのです。
 山手線に乗って驚きました。7号車には座席がないのです。戦時中の貨物車とは随分と違いますが、初めてでしたからちょっと田舎者しちゃいました。国電はこのところ使わなかったからなのか、変な感覚でした。なんだか言い訳みたいでした。
 バスは順調に湯沢に着き、Nさんが迎えに来てくれていて、感謝。押入れは梅雨のせいか板戸がふやけて開きませんので、学食で済ませて帰りました。F1サンのところはほとんど完成の域でして、まずはおめでとうと伝えました。

2005/07/03(日) お買い物の果てに
 お買い物をしなくてはなりません。カーテン、シャワーカーテンと取付金具、夏用のズボン、Tシャツ、ベルト、靴下。みなもと太郎の本7冊、そしてDVD。これは、あっちこっち探して買いました。怒りの葡萄、ペーパー・ムーン、ボデイガード、黄金、愛と哀しみの果て、許されざる者、忘れました。宅急便で送ったのですが明日になりそうです。
 お金が底をつきそうなのでもう買い物は止めます。が、いいものに出会ったときは悩むだろうなー。でも、仕事に専念しなければ先は暗いのです。来もしない客のためにDVDも無いもんだと諦めましょう。
 そんな私を、家の老猫「タミコ」は進歩がないわねーと睨みます。

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