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2005/05/25(水) 9時から19時すぎまで
「使えない、梃子だなー」親方は厳しい人で、仕事の安全と進捗状況には的確に批判もしてくれます。勿論あんまりいい気持ちではないのですが、ダンプの運転が上手くなると「おおー結構やるじゃないか」と褒めてくれます。土木工事なんていうのは、普通はしないで、一生を終えるものです。でも、大昔ほんの何日か土工をやっただけの私にしては、結構いい仕事なんではないかと再確認したことです。今は重機が人の2百倍の仕事をします。僕ら梃子はお手伝いです。晴れた日には何とも言えない運動気分であります。ダンプの使い方、滑るタイヤと地面の折り合い。自分の感じ方で上手くも行くし、下手も打つわけです。お金も使うのですけれど、日が暮れる頃にはM土木の若はみるみるうちに一つの仕事のけりを付けていきます。お金というのは、こういうことに使うものです。例え工事の終わった時に大雨が降って、工事の意味が無くなったとしても、私はこの道の在りようをシッカリと感じられたのですから。それが、生きる意味です。土方になれれば、人間、そこそこに生きていけるのです。
 山に生きるということは、そんなに楽しいことばかりではありません。「田舎暮らし」という雑誌のようにはいかないのです。あれは、時代の隙間に生まれたあだ花ですけれど、人間が存在することの困難さを、教えてくれます。


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