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2005/03/09(水)
明かりを点けましょ雪洞に
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きょうはいっこうさんのご来場です。彼は実は私のいとこでありまして、久しぶりに我家族の話しなどとりとめもない事に、舞い上がりました。肉親というものはこういう時、笑える存在で、憂さ晴らしにはもってこいです。 彼を迎えに行くとき見たのですが、鉄索は三十センチ浮かび上がっておりました。ワイヤーを留めていた金具の不具合だとおもわれますが、これが一番の難問です。これは雪解けを待って、原因を確かめて対処しましょう。 今彼と彼の亡くなった伯父さんとのことで一喜一憂しながら、安い酒を飲んでおりましたところ、彼が仕事のことで電話を掛けだすと、その電話口の向こうに、落ち着いたしっかりものの女性の声が聞こえてきました。彼は笑いながら話す声に、僕はなんていうのか、ちょっと嫉妬を感じるような安らぎを覚えるのです。 「あーあやっこさんはだいじょうぶだ」と そんな晩には、雪洞(ぼんぼり)を点けて、彼の行く末を祈りました。
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