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2005/03/02(水)
土産話(1)
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トンネルを越えると、そこには春がうずくまっておりました。ジムニーの狭い車内の中で、東京に近づくにつれて僕らは一枚、一枚着ているものを脱ぎながら、脱皮を繰り返すエイリアンのように攻撃的になって関越を出ました。 東京はアッケラカンと僕らを呑み込んで、秋山のエイリアンは守勢に転じました。車を調布に止めて、KO線からYT線と乗り換えて赤羽にて、件の友達たちが酒席をもうけてくれまして、エイリアン二人はちょこんとお客です。いつも登山の格好でしか相間見えることのなっかた方々のスーツ姿や、スカート姿に戸惑いながらも、歌まで唄って帰り着くとすでに日が変わっておりました。雪の間、歌いたっかた「女の海峡」は声が出ず、失敗しましたが、それでも久々の東京はいいものです。やっぱ東京です。
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