来るなら来てみろ もっきりや
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2005/02/10(木) 援軍来たりなば、春遠からじ
 きのうから、きょうまで私の心は弾んでいました。
まず、サッカーは良かった。あれは、中村君の登場まで負け試合のようでした。一本筋が通ったように、復活してどうにか勝てました。小倉では乱闘もあったと、ニュースで聞きました。(勘弁してください)そして、ジョン・レノンのコンサート。(オノヨーコは勘弁してください)夜叉の田中裕子には、忘れていた恋心を思い出させてもらいました。(建さんは勘弁してください)
深夜2時のNHK教育の人間講座、愛と性の別離?京都大学霊長類研究所、正高信男?先生の過激な講義には、学問の強さが凡人の性欲を凌駕する瞬間を見ることが出来ました。(ボノボのSEXは勘弁してください)
その間中、援軍と久しぶりに口角泡を飛ばして喋ることが出来ました。何だか人間に戻れた瞬間でした。
翌日きょう、台所の外の、溜まった雪を、援軍と2人で片付けることが出来ます。3日分の仕事を、終えました。どんよりとした天気ではありましたけど、白軍は攻めてはきませんです。
実は、こんなこと言うとみんな怖がると思って、黙っていたのですが、この2月の頭には、家の外にいい匂いがしたり、なんか着物を引きずったような跡があることがあったんです。私は
「ははーん、これは雪女に違いない。彼女は強い風に乗って、隙間から入り込むのだ。吹雪こそなかったからどうにか、生きていられたのかもしれない。あぶない あぶない」
と感じていたのです。ところがどうでしょう、いたのです。それもほんの近くに。写真はその証拠です。いや大丈夫です。彼女に言ってやりました。
「あのね、君。いくら隠れたつもりでも、お尻が出ているよ!」
すると、一陣の生ぬるい風が吹いて、そのお尻が崩れて川の中に消えていきました。

2005/02/09(水) ピンチの後の贈り物
 
色々あるのですね人生は。
津南だ、津南だと歌いながら家を出て何か違うのだなー。それは感じるのです。アレー、少し変だなー?なんだろと川を見ると、橋の上にゆきがないのですね。で、どうもかしがっているみたいに思うのですけど、変なんです。すこしドキドキしながらそこまで行くと、やっぱり傾いでいるのです。いや、たいした傾斜ではないんだけれど、途端に途方に暮れて、津南は遠くに去りました。「出られない。」そう短兵急に我心の中に暗雲が立ち込めてしまうのです。空はきれいに晴れているのですけど。皆さんならどう感じるのでしょうか?聞きたい。
さっきまで、山にいるんだろ!と思っていたのに、もう泣いているんです。心は千千に乱れるのです。度胸がない。軟弱、甘ったれ、被害妄想、その類です。
このまま東京にも出られないと思ったとき、気持ちは固まりました。「渡ろう」東京は捨てがたいのです。カンジキを脱ぐのは面倒なので、橋を跨いでズルように渡りました。余分に突き出た丸太がいっぽん折れていたのです。で、津南にたどり着くと人心地が付きます。その晩は、お察しのとおり友達の家でひとり大げさに舞い上がるのです。困ったものです。
翌日、朝早く仕事に出た友達のあと、そそくさと外に出て、もう一軒友人宅をお騒がせして、コインランドリーで洗濯。温泉で体を洗って、援軍を迎えに湯沢に出ました。
久しぶりにスーパーの食料品の山の前で、何を買っていいものやら解らなくなっている自分がそこにいて、佃煮昆布、梅干、金時豆といつも食べているものを買おうとする私を、援軍が優しくたしなめてくれます。「きょうはすきやき、やりましょうよ」その晩もっきりやの対面に遠く見える、FSさんのところで、おばさんと4人で、すきやきを囲みます。上等の牛肉1キロです。この贅沢、この至福、この安らぎに勝るものはあるでしょうか。
翌朝8時、この間の私のデコボコなど、しらないよー と、鳥甲はすばらしいヒマヤラ襞を見せておりました。すこし、長くなりました。

2005/02/05(土) 玉砕か、はたまた転進か
  青ゲラめ、どうだ人間は恐ろしいものだぞ!とまぁ、朝はほくそえんだのです。昨夜、天井裏にちょっとしたいたずらを仕掛けたのです。例によって、奴さんチョコチョコと現れ来たり、我がもの顔にて徘徊するうち、バタバタと驚きおりしも、すは掛かったかと見るうち、トントンとその場を離れをり、身に起きたる不思議、はたと考える風情。いやに静かになりしも、一時置きし後そそくさと屋根裏を飛びたてるなり。
 へへへと面白がって、起きだすと、なななんという驚き。白軍は十重二十重に当もっきりやに迫り来たり、かれこれ7日連続の攻撃を加えて来るではありませんか。守備隊長と鏡の前にて顔を見合わせ我が武運の尽きる時の迫りつつあるを感じっつつ、もしやあの青ゲラは敵の間者、それも伊賀者ならんと隊長に、申告すると、無精ひげを撫でつつ「さもありなん。これからはやがて死すべき我ならば、優しく接すべし。」と、いやに弱気な隊長の髪や、影の薄いこと。「今後各分隊ごと水杯の後、斬り込み玉砕をすべし」。と、もう匙を投げた格好。で、本5日白昼、敵に向かって、斬り込み突撃を2回実施するも、玉砕できないのです。食う物もろくに与えられなで、突撃はないよなー。というのが兵隊の本心なのですね。白軍は日が落ちて後、空軍の風を見方につけたものか、これでもかこれでもかと攻撃をつづけています。隊長は隠匿物資のウィスキー、酒、缶詰なんかを指揮所に持ち込んで、従軍看護婦とどんちゃん騒ぎであります。残された兵達は空腹に寝もやらず。半跏思惟といった姿で、明日の吾身を呪っています。ではMMCのヨッフンが現地からレポートをお送りしました。

2005/02/04(金) 頼むぞ さくら
  あれから直ぐ都はるみも気が引けましたので、途中寅さんをはさみました。「男はつらいよ 寅次郎恋唄」マッ寅さんですので、あんまり説明はいりません。あのシリーズでは後期の作品は別にして随分と暗い映画館で見た記憶があります。しかしビデオなんかにとって一人で見ると、寅次郎というフーテンはいやな奴なんです。親戚には持ちたくないタイプだと思います。おいちゃん、おばちゃん、さくら、宏さんのご苦労に客席は沸くのですね。なんというのか江戸時代の渡世人でありまして、三波春夫の股旅物の唄に出てくるようなばか者なんですね。寅さんは古い日本の男の生き様をひとり追いかけていて、その整合性にのみ腐心するわけです。本来もっと古い人間であるべきおいちゃん達が、時代や世の中と折り合いを付けて生きていることとの対比が見事に、観客に沁みるのではないでしょうか。けっしてダイレクトに見ているものの心に入ってくるのでなく、あくまで包み込まれるのではないでしょうか。もっとも渥美清の寅次郎だから、フレームのなかで人間としての厚みが出るのですけれど。それとあの頃の日本の風景がなんともいえずいいのですね。
 生意気でした。ゴメン。
 とにかくひとりで、寅次郎恋唄見ていると、好きな時に実家に帰って、言いたい放題喋って、またプイッと山に帰っていく自分がだぶってきて、どうもいけません。
 実家には、タミコという猫がいて、老いた母の面倒を観てくれているのですけれど、さくらのようでもあります。もうたぶん15歳を超えていると思われるタミコはときどき咳き込みながらよくさくらを演じてくれています。化け猫のように巨大化したタミコは、時々帰る私をさくらが寅を見るようにながめるのです。コマッタモノダ。と
 

2005/02/03(木) 雪はふる〜あなたは来ない
 いやー、雪は止みません。今年6回目の雪下ろしを終えました。その間、間断なく降る雪は下ろした先から積もっていきます。もう4メートルに近づいています。
 少しいやな予感があって、どうしょうかと迷いましたが、そのぶん注意しました。以前なら「どうだ、やったぜ!」と叫んでもいましたが、今は淡々とやらねばならないことをやるだけです。
 4時間屋根にいて。ナイロンジャンパーはビショビショになり、帽子の鍔からツララが下がるし、ずいぶんと消耗しました。気温が下がっているようです。外を見ると、スクリーンのように雪が落ちます。なんということでしょう。
 今度、東京に帰ったなら、まず栄屋でもやしそば(これが500円で美味い)を食べます。家に入って、母親のご機嫌を取って、猫のタミコの毛づくろいをしてやって。兄とビールを飲みましょう。翌日は、新宿に出て紀伊国屋でもぶらぶらして、本の1.2冊とDVDを買いましょう。ブリキの太鼓、地下水道、バクダットカフェ、あぁいい映画はたくさんあります。それから、さぼてんでビールとロースかつでも食べましょうか。それから北千住の友達の家でおしゃべりして、AZ歯科でW先生に診てもらわなくてはいけません。夕方になったら、以前のもっきりやの友達お客とカラオケでも行きますか。そうするともう随分酔っているからトイレを済ませて、KO線で帰りましょう。もし栄屋が開いていれば、もやしそばでも食べて、ふらふら帰り着きます。玄関を開けるとケン坊がウウーウと迎えてくれます。
 とまあーとりとめもなく、平凡な一日にすがっているわけです。しょうがないからまた都はるみでも見て、バァーと騒ぎましょう。では。

2005/02/02(水) こんな夜は
 降り込められて、何処へも行けそうもない夜には、金髪の長ったらしい映画より、都はるみの演歌がいい。
 北の宿、あんこ椿は恋の花、さよなら列車、女の海峡、しあわせ岬、涙の連絡船、十三の砂山、暗夜航路、王将一代小春しぐれ、惚れちゃったんだよ、アラ見てたのね、小樽運河、千年の古都、大阪しぐれ、東京セレナーデ、道頓堀川、夫婦坂、好きになった人。
 これは都はるみが復活したコンサートで唄った曲目です。心に沁みる歌もばかばかしい歌も、メッセージを感じる歌もすべてに共感するのです。特にこんな夜には涙さえうかべながら、ドナルように唄っている自分に驚きます。いや、私は何処にいても似たようなものなのですが、こういった状況で見る都はるみはいいんだなー!でも毎日はいけません。1年に2・3度かな?
 きのうはいい夜でした。中島みゆきもいいですけど、あれはもう夏も終わりだなという夜、CDで十分です。


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