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2005/02/04(金) 頼むぞ さくら
  あれから直ぐ都はるみも気が引けましたので、途中寅さんをはさみました。「男はつらいよ 寅次郎恋唄」マッ寅さんですので、あんまり説明はいりません。あのシリーズでは後期の作品は別にして随分と暗い映画館で見た記憶があります。しかしビデオなんかにとって一人で見ると、寅次郎というフーテンはいやな奴なんです。親戚には持ちたくないタイプだと思います。おいちゃん、おばちゃん、さくら、宏さんのご苦労に客席は沸くのですね。なんというのか江戸時代の渡世人でありまして、三波春夫の股旅物の唄に出てくるようなばか者なんですね。寅さんは古い日本の男の生き様をひとり追いかけていて、その整合性にのみ腐心するわけです。本来もっと古い人間であるべきおいちゃん達が、時代や世の中と折り合いを付けて生きていることとの対比が見事に、観客に沁みるのではないでしょうか。けっしてダイレクトに見ているものの心に入ってくるのでなく、あくまで包み込まれるのではないでしょうか。もっとも渥美清の寅次郎だから、フレームのなかで人間としての厚みが出るのですけれど。それとあの頃の日本の風景がなんともいえずいいのですね。
 生意気でした。ゴメン。
 とにかくひとりで、寅次郎恋唄見ていると、好きな時に実家に帰って、言いたい放題喋って、またプイッと山に帰っていく自分がだぶってきて、どうもいけません。
 実家には、タミコという猫がいて、老いた母の面倒を観てくれているのですけれど、さくらのようでもあります。もうたぶん15歳を超えていると思われるタミコはときどき咳き込みながらよくさくらを演じてくれています。化け猫のように巨大化したタミコは、時々帰る私をさくらが寅を見るようにながめるのです。コマッタモノダ。と
 


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