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2005/02/15(火)
憂いは深し 空よりも
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あんまり晴れ渡ると、どうしていいのか分からなくなってしまうのです。大の大人がブラブラしていていいのだろうか?実際、津南の友人はそれぞれ仕事を持っていて、泊めてもらった翌日には、他人の家庭で一人バカ顔して朝ごはんなんか食べてはいられないわけで、逃げるように帰って行くのです。 雪が降って、忙しい時は、ハア−ハア―、ゼイゼイしちゃって、なんにも考えない。むしろやった!というものです。しかし今日のように暖かくなってくるとどうもいけません。なんだか悪いことしているように感じてしまうのです。引きこもりの前兆です。もっとも山に居ることはすでに引きこもっているのですけど。 こういう時の雪構いは、重くてなかなか捗がいかないので嫌になってしまうのです。暖かいので、汗をかく、それが冷えて背中にくっつく。胴震いするから、また雪を構う。汗をかく。冷たい。繰り返しなのです。こんな時は2時間、作業するのが大変なのです。 まあー、でもきょうは薪を家に入れたり、居間を掃除したりして、目先を変えてどうにか本質から目を逸らせましたが、白軍の攻撃が衰えてくると、私の憂いは深くなるのです。 写真はカモシカが、食べ物を探しながら深い雪のなかを歩き、硬い木の皮をむしって食べた跡です。それを見るにつけ「俺と比べて カモシカはえらい!」と肩を落としながら家に引きこもります。
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