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2005/11/11(金) 大家さんの置き杖
 私の住む川西地区には、以前N1さんが開拓で入植して建てた一軒だけの家がある。ここが私の棲家なのだが、果たして村の役場の中でさえ川西という名前が認知されているかあやふやなのである。(今は屋敷の集落に入っている)ここでN1さんは一家族で苦労したという。あの当時は一軒家ではなんの援助も受けられなかったという。
 そのN1さんも80歳を超えてひとりバイクで自分の開拓した土地の世話にやってくる。わさびの時期には鍬を積んで、なめこの時期にはリックを背負って。働いている姿は80を越えているとは考えられないくらいかくしゃくとしているのだが、近頃坂道を歩くのが辛いと話したことがあった。
 きょう温泉側から鉄索に乗ろうとしてふと見ると大家さんの杖が一本の杉の木に立てかけられているのを見つけた。杖はなんと言うこともなくひっそりとそこにあった。まるでN1さんそのもののように。


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