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2005/06/03(金)
指揮者
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演奏会まであと2日というところで、きょうは指揮者と初合わせ. 以前にも面識はあるのだが、本当に身の軽い方だ. 踊りながら棒を振る.
指揮者によって演奏は違うのか?とよく聞かれるのだが. …答えは・・・YES。 もちろん奏者側にもある程度の要求にこたえられるだけの技術が 必要なのはいうまでもないが。 例えば、「そこの部分はもっと柔らかな音で吹いて」とか「もっと大きく!!」とか「もっと音楽を作って」とか「フレーズを大事に」とか 当たり前のことなのだが、楽譜に書いてあること以外のことが要求される. したがって楽譜どおりできるというのは基本中の基本で。
だけどそんなある一つのものを創りあげていく作業が本当に大事なのだ. その限られた時間の中で指揮者がどういう人なのか、どんな風に創りたいのか、そんなことが伝わる時間でもある。 この時間をはしょることはできない。 また例えはしょったとして、果たして本番はそううまくいくものでもない. コミニュケーションの問題みたいなものだ. 棒を振ってもらう以上、メンバーは必ずその棒のとおりに演奏するのが 鉄則だ.
だが、例外もあって・・・これは・・まぁよく聞くことだが オーケストラに新人の大学出てほやほやの若造が新人指揮者として デビューするときなどは、オケの団員がわざと音を間違って演奏したり 棒のとおりに演奏しないことがある. それに気がつける指揮者ならセーフ. 新人指揮者は当然のごとくベテラン演奏家達を目の前にして緊張して 音の間違いにすら気がつかないようなら… 本番のステージではみーんな指揮者を無視して演奏してしまうのだと. 「どうせこいつは気付くまい」となるのだ。 コワイコワイ
まぁ、それ程重要なのだ。意思の疎通が. 今日の夕方から夜にかけての練習はあっという間で時間が足りないくらいだった. どう仕上がるのか楽しみ.
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