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2003/10/28(火)
先生
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今日レッスンに行った先で帰って来る生徒を待ちながらその生徒のお母さんと話をする。 学校での生活態度や先生の評価や・・意外にレッスンのときの参考となるので 時間があるときはリサーチするようにしている。 友達関係はどう?とか聞いていたら昨日のこと。 そのSちゃんの靴の中にガラスが入っていたと。 靴は下駄箱の中にあったのでやっぱり誰かが入れたらしいのだが、たまたまいつも靴の中には砂が入っている事が多く 砂を出してから履く癖がついているので、昨日もそうしたところ・・・ガラスの欠けらがぼろぼろと出てきたらしい。 びっくりしたSちゃんはたまたま傍にいた担任の先生に報告したらしい。 そのときの先生の言葉が素敵だったのだ。 普通なら「うわ!誰が入れたの?」とか「誰かにいじめられてる?」とかなのだが・・ その先生は瞬時に色々なことを判断されたのであろう。「わーきれいなガラス。きっとあんまりきれいだったからSちゃんに見せてあげたいと思って誰かが入れてくれたんだねー」 そういってそのガラスの欠けらたちをきれいな包装紙に包んで持ち帰らせたというのだ。 Sちゃんはまるで宝物のように持って帰ったという。 靴の中にガラスを入れた子はどんな気持ちで入れたのかもちろん知る由もない。 だが、Sちゃんの気持ちを考えると小さな心にどれだけの許容量があろうことか。いじめにあった子達の心がどれほど傷つくものか・・・それらのことをすべて配慮した言葉としか思えなくてなんだかあったかい気持ちになった。
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