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2003/10/15(水)
お見舞い
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レッスンに来られていた生徒さんが夏から体調を崩されていた。50代の女性なのだが人間的にも暖かく品も知性もある素敵な方でほんとにおしゃべりしていても楽しい方。病気も喀血・・とのことで何度か救急車で・・という大変な状況だった。先週レッスンの日に電話があり「今病院に運ばれたとこなので今日のレッスンはごめんなさい。」とのことで・・私としてもどうしていいもんやらと思っていたが、前に冗談で「私が入院したら手ぶらでいいから・・うーん、最中くらいもってきてね。あとは先生の笑顔で十分!」なんて話したのを思い出した。もう退院はされただろうけど場合によってはフルートは難しいかも知れないからそのときはきちんと言ってあげようと思い、電話を入れたら自宅におられた。「大丈夫ですか?」と尋ねると「あらー先生、私に会いにきたいんでしょ?」開口一番ほんとに明るくてしんどいだろうにそれを感じさせない。「近所にレッスンに行くので会いに行くよ?」そういって久しぶりの笑顔に会いに。少しやせていたけれどはじめてのお宅訪問も叶い、ほっと一安心。「先生、私はせっかく始めたフルートはやめないわよ」何もいってないのに彼女はそういわれた。とても力強い言葉で私はドキッとした。
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