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2006/10/30(月)
冬の涙を流したい
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juicyです。北風小僧のカンタロウの続きがわかり、とてもスッキリしました。電信柱も泣いている…。感激した。確かに電信柱は寒そうで泣いてそうだ。そこでふと思い出したことがあった。 俺の地元の道東では、冬になると鹿がたくさんでた。夏とかにもいた。車を走らせると周りは木だらけ。木パラダイス。木パラ。きぱらきぱらきぱらぱら。今日もすこぶる調子が良い。すこんぶ食べたい。木達は冬になると、鹿に食べられる。鹿は木の皮を食べる。どうしてかわからないが、きっとお腹がすくのだろう。なので、皮のない木がたくさん見られるようになる。皮のない木は寒そうだった。今考えると泣いていたんだろうなぁと思う。そしてまた一つ思い出した。前々回のフライヤー配り。外に出た時、とても寒い日だった。吐く息はまるで、ライブの時のドライアイスがとけたかのように、モクモクと舞い上がった。しかし実際はそんなにでていない。というか、嘘だ。しかし寒さは本物だ。寒さが気持ちを余計に引き締める。そしてあっちのほうも縮こまった。前回は防寒していた。しかし前々回は普段のステージ衣裳だ。皆シャツ1枚であったが、ジャンキーNは人より肌が露出する格好なのだ。他の者よりもかなり寒そうにしていた。冬は、電信柱も泣いている。寂しそうだ。木も泣いている。寂しそうだ。ジャンキーNも泣いている。イカレてそうだ。しかし、本当に泣きたいのは、初めてNを見た子供だと思ってならない。子供は見るモノ全てを純粋な気持ちで見ているだろう。そして気が付く。大事なことは今という一瞬。今しかない瞬間。純粋な心。だから俺は悩むのだ。純粋に今を受け入れることを。この、「茹で時間7分」のパスタを、計算ミスで17分茹でてしまった、この屈辱をどうしようかと…。だからせめて今日だけは、本当に泣きたいのは俺でいいかと、茹であがったパスタにお願いをしよう…。
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