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2009/08/02(日) 富士峰子'09
真夏の新宿の街に放り出された俺ら「チーム富士峰子」は、
さながら浦島太郎のような気分でした。
あぁ、街だ…。ビルだ…。空気があったかい…。俺ら、生きてる…。

少なくとも数時間前まで、暴風雨の中で凍え死にそうにしていたのだから
そう思うのも無理はない。



ということで、同期8人と富士登山してきました。
数日前から俺らの間で飛び交っていた社内メールのタイトルが
峰不二子を文字って「富士峰子」だったのでそのままチーム名が富士峰子になりました。


このテの旅行では、旗やボードを作って持ってくのがもはや恒例なのですが、
今回は峰不二子のデザインに思いのほか時間がかかり、完成したのが出発当日の朝4時…。
俺、5時半には起きなきゃならんのに…。


案の定、目覚ましはスルーし、カンミカの電話で叩き起こされてギリギリのところで間に合った。


5合目はまずまずの天気。
いぐちゃんの靴底が、登る前から左右共にはがれ落ちるという
ギャグみたいなアクシデントに見舞われつつも(結局ガムテープでぐるぐる巻きにして応急処置)
馬糞をよけながら快調に登っていきます。
初日は7合目泊なので、なんら問題なく山小屋に到着。
富士峰子の旗が相当インパクトあったらしく、山小屋は富士峰子御一行到着ですー!の大合唱。
この旗、ウケる人には結構ウケるらしく、登山中も何度か声をかけられた。

ちなみに今日は麓で花火大会があったらしく、
はるか眼下で小さく打ち上げ花火が上がる風景はなんだか不思議でした。


2時間程度の仮眠を取り、夜22時半に登山再開。空には満点の星空、流れ星も見える。
そして、月明かりに照らされた富士山の影が眼下に広がっている!
一面に広がる雲海に、きれいな富士山の形をした影。これには感動したなぁ…。

ただ、だんだんとしんどくなり、深夜3時頃に本8合目で高山病により2人脱落。
残された6人はそのまま登山を続け、9合目で御来光に備える。
東の空がだんだんと赤くなり、一面に広がる雲海が白く輝いていく。
あぁ、脱落した2人には申し訳ないが、ここまで頑張って来た甲斐があった…。
空はいよいよ明るくなり、皆、その一瞬を今か今かと待ちわびる。


…とその時!!


たちまち立ち込める怪しい雲!視界を遮る濃霧!
もう、ギャグかと思うくらいのタイミングでね。
気が付いたら暴風雨ですよ。
こりゃもう御来光なんてのんきなコト言ってる場合じゃない。
とりあえず登頂だけ済ませて早く下山しよう…。


と、目の前には気が遠くなるほどの長蛇の列!
これが噂に聞いていた富士山渋滞か…。それにしても全く進まん。
お陰で体は冷える一方。もう、辛いの一言ですよ。

1時間ほどして日本最高峰を制覇するも、その感動は全くなし。
とにかく、とにかく早く下山したい…。
暴風雨はむしろ強くなっている。あまりの寒さに小屋に駆け込むも、
そこはそこでまたカオスな空間…。豚汁でつかの間の癒しを得たが、
写真を撮る余裕もなくそそくさと下山開始。

あとはひたすら、さらに激しさを増す暴風雨と格闘しつつ
拷問のように単調な下山道を下りるのでした…。

最近、山での遭難による死者がやたらと多いけど、こりゃ亡くなるわ…。
気温4度で暴風雨に長時間さらされてみなさいよ。
とても8月とは思えない、拷問のような空間でした…。



後で聞いたら、8合目でダウンした連中は
ちゃっかり御来光を拝めていたらしい。
8合目と9合目を境に、雲がかかっていたらしく…。

いや、いいんだ!
俺らは御来光を見に来たんじゃねぇ!
登頂するために来たんだ!

必死に自らをなぐさめつつも、なんだか今ひとつ腑に落ちない富士登山でした。



でも先生、俺らは山をナメてました。
ここに深く反省します。
やはり富士山は、色んな意味で日本一の山です。

見下ろそうなんて失礼なことは考えず、
おとなしく沼津の地から見上げることに徹することにします。


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