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2009/02/08(日)
ミニミニロボット
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昔、我が家にブリキ(実際はプラスチック製)のぜんまい式の
ロボットのおもちゃがありまして。
当時、幼児だった俺はそいつが大嫌いだった。
まず、ぜんまいを巻いて歩く時の音がうるさい。
ジー…ジー…と、かなり耳障りで不快な音を出す。
そして何よりも、その無機質な顔が怖かった。
例えるなら、白目をむいただるま？
とにかく、表情がなくて怖かった。
でも、いつしか俺はそいつを克服した。
あんなに泣き叫んで逃げてたのに
気がついたら普通に持って遊べるようになった。
奴は俺に、困難を乗り越えることの大切さを教えてくれた。
(大袈裟ですが)（笑）
今日、ふと入った古道具屋で
そいつが売られているのを発見した。
久しぶりに見るその顔はやっぱり無表情だ。
「トープル ミニミニロボット」というのが正式名称らしい。
いまさらになって初めて知ったわ。
プレミアがついているのか何なのかわからんが、
小さいくせに結構いい値段しやがる。
でも、久しぶりに出会った衝動でつい買ってしまった…。
あぁ、この音。この動き。
今では何も怖くないけど、昔を思い出して
妙にしみじみしてしまいました。
ふと、初代(俺が幼児の頃から持ってるやつ)は
どこにあるんだろう？と思い、
家に帰って押し入れをひっくり返してみたら
段ボールの奥から出て来た。
そいつは足が折れちゃって歩けないけど、
俺にさんざん手荒く扱われて塗装がはげたその姿は
どことなく哀愁すら漂っていました。
昔の敵は今日の友…ではないけど
なんだかまた余計に愛着が湧いてきました。
多分俺はこいつを一生持ち続けるんだろうなぁ。
今日はそんな宝物のお話でした。
ちなみに昼間は中学の仲間と
自由が丘でずーっとお茶してました。
おいらはあの街は好かん。どの店も小洒落てて混みすぎだ！
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