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2008/12/28(日) ベトナム放浪旅 その2
さて、実質ベトナム1日目です。

今回は「東南アジアを放浪する」ことがテーマなので
いわゆる整備された観光地にはあまり行かずに
ただひたすらに路地に入ったり市場に行ったりして
写真を撮りまくっていました。

もう予想してたとおりの風景、匂い、雰囲気で。
いかにも東南アジア!っていう中を歩き回っていました。

ベトナムに来てまず一番驚くことは、町中がバイクで埋め尽くされていること。
道路は何十台、いや、何百台のバイクで埋め尽くされ、
2人乗り3人乗りは当たり前、中には4人で乗っている猛者もいる。

そして、トラックで運ぶような大量の野菜や建材を
強引に荷台にくくりつけて運んでいる。

そのうえ交通ルールがあってないようなもので、
赤信号で突っ込む者あり、車線を逆送するものあり。
曲がるときもウインカーなんて出すはずもなく、
クラクションを目いっぱい鳴らしてバイクの波に突き進んでいく。
もう、めちゃくちゃな世界なのです。

こんな状況で小中学生は道も渡れず通学が不可能、
そのためたいていの小中学生は親のバイクで送り迎え・・・
それがさらに渋滞に輪をかける。

・・・いやー、俺、結構昔から原チャリでいろいろと放浪してたじゃないですか。
この風景を目前にして、ただ眺めて満足するはずないじゃないですか・・・。


・・・ということで、レンタルバイクを借りて、いざ突入!!!

右車線走行ということで最初は戸惑ったものの、
いざバイクの波に入り込んでしまえばどうってことない。
外から見るほど中は混沌としてなくて
みんなそれなりの節度を持って運転していることがわかる。
おのおの10センチ程度の間隔を保ちながら・・・(笑)


ベトナムには2人乗りで客を運ぶバイクタクシーというのがあって、
名物であるのと同時に、外国人に対するしつこい勧誘も有名である。
道を歩いていると、あちこちから声がかかり、しつこくついてくる。

タ「おい、バイクタクシー乗らないかい?」
俺「いや、いいよ。」
タ「せっかくベトナムに来たならバイクに乗らないと始まらないぜ!」
俺「さっき自分で運転したからいいってば。」
タ「・・・このデンジャラスな中を運転したのか!?」
俺「そうだよ。」
タ「・・・そうか・・・。気をつけろよ・・・。」

バイクタクシーの勧誘も、さすがにたじたじのようである(笑)


夜は、街の中心の公園で新年を祝う祭りをやってたので
屋台や各種ステージイベントを見ながらふらふら。
イルミネーションがきれいでした。
いまだにクリスマスの飾りも大量に残っているのもご愛嬌。


ひととおり見終わって、宿に戻ろうとしたら
路肩のスポーツバーでいきなり歓声が上がり、みんな絶叫しだした。
万歳をしてるから、どうやら何かの試合に勝ったらしい。
よくよく話を聞くと、サッカーのベトナム代表が
初めて国際タイトル(東南アジアカップ)を獲得したとの事。
しかも相手が強敵のタイだっただけに、余計盛り上がっているのだとか。

そういえばさっき路上でベトナムの国旗やハチマキを売ってたけど、このことだったのか。
てっきり新年を祝う飾りだと思ってハチマキを買っていた。
出番とばかりにハチマキをした途端、歓喜に沸くベトナム人に囲まれハイタッチの嵐。
しばらく連中と騒いでいると、「お前はバイクは持ってないのか?」と言う。
最初は何を意味しているのか解らなかったので
「今日自分で運転はしたよ」と適当に答えていた。


それから1時間後。やっとその真意がわかった。
さっき路上で売っていた赤い国旗をつけたバイク連中が
サッカーで勝った嬉しさのあまり街に繰り出してきた。
そうした連中が通るたびに沿道では歓声が上がる。

中には鍋の蓋を棒でたたいて打ち鳴らしながら走る者も出てきて
例の赤い国旗を振りかざす連中もみるみるうちに増えていく。
そう、この十数年に一度という日を祝おうと、
バイクに乗って街の中心をパレードしようってわけだ。

気がつけば、ロータリーは赤の軍団で埋め尽くされ、
皆国旗を振りかざし、フライパンや鍋蓋を打ち鳴らして喜びを全身で表現する。
バイクの上に立ち上がって踊りだすもの、電話ボックスに上る者。
しまいには、このお祭り騒ぎで立ち往生した一般の自動車やタクシーにも上り
運転手を困らせている連中もいる。
しまいにはロータリーの真ん中の銅像に若者が上り、旗を掲げてボルテージは最高潮に。
「ベトナム、勝利!ベトナム、勝利!」の掛け声が街を埋め尽くす。
俺もロータリーの中心でベトナム人にもみくちゃにされながらこの状況を楽しむ。
連中から鍋蓋を借りて一緒に打ち鳴らしたり、旗を振ったりした。
そして一緒に合唱した。
ここまでくるともはや国籍なんて関係ない。

この様子を写真にも撮っていたのだが、フラッシュを焚いて撮ると画面が白くぼやけてしまう。
そう、あまりのバイクの多さに、排気ガスが充満しているのだ。

とにもかくにも、この派手なお祭り騒ぎに偶然にも居合わせることができてラッキーだった。
結局、朝の4時過ぎまでこの騒ぎは続いた。

後の報道で知った(帰国してからのmixiニュースですが)のだが、
この騒ぎでホーチミンでは4人が死亡、200人近くが負傷して病院に運ばれたとの事。
初日からやらかしてくれるぜ・・・ベトナム。

明日からはどんな刺激が待っていることやら。


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