ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年3月
前の月 次の月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新の絵日記ダイジェスト
2010/06/26 江本結婚式
2010/06/25 W杯デンマーク戦
2010/06/19 W杯オランダ戦
2010/06/12 多摩川BBQ
2010/05/29 東京たてもの園

直接移動: 20106 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 1 月 

2006/03/25(土) 卒業式
今日で大学生活も最後である。式は午後からだが、暇なので朝から学校へ。
unoちゃんと新宿で待ち合わせて京王線で多摩に向かった。
なんか変な気分だな、学校っていつも近くにあるイメージだったのに。
電車に乗らなくちゃ行けない所になっちゃったんだな。
俺らは一足先に多摩を卒業したんだなぁ。

学校に着くも、当然社会学の連中は誰もいなかった。
だから、学校の色んな所をぶらぶら歩く。
そのひとつひとつに思い出が詰まっていて、
もう来ることはないのだと思うと、立ち去るのが惜しくなってしまう。

やがて女性陣の着付けが終わって、袴姿でみんなが集合。
3号館前は、たちまち社学の見なれた顔で埋め尽くされ、記念写真タイムに。
その後、学食で飯を食ったあと、卒業式の会場である体育館へ。
なんだか雰囲気は入学式と同じような雰囲気。
色んなお偉いサン方の話を聞いて、校歌やら惜別の歌やらを歌って・・。
特にお偉いサンの話は、どれも自分の経歴や自慢話ばかりだったので、
誰の為の話なのだろう、と思ってしまった。全く意味がなかった。
そんなくだらない話が何人も続いたので、1時間半もかかった。

続いて、社会学科の連中で教室に集まっての卒業式があった。
こっちはみんな知ってる顔だし、くだらない話もなかったので楽しかった。
卒業証書の授与、お世話になった教授の話、校歌斉唱・・・と、
内容はいたって普通だけど、退屈はしなかった。酒が入っているからかな?
途中で、なぜかクラス代表として答辞の大役を仰せつかることになってしまった。
いきなりの指名だったから、何言ったか覚えてないけど、
社会学はみんな仲がよい、社会学でよかった、みたいな事を言った気がする。

その後、クラスで集まった。このクラスができてから4年。
こうしてみんなで一緒に卒業式を迎えられてよかった。
まさに大学時代の原点とも言える存在で、一番長い時間を過ごして、成長してきた。
ありがとう、42組。

そして、海外ゼミで集まった。
こんなに刺激的な空間は、いままで体験したことはなかった。
そのぶん大変で、苦労もした。ほとんど寝ずに海外ゼミに捧げた時もあった。
でもそれだけ濃く、熱い時間を共に過ごした仲間はほんとに貴重だ。
このメンバーはホントに尊敬できるし、胸を張って自慢できる。
出会えたことに感謝して、これからも繋がっていきたいものだ。

気が付けば、すっかり日も暮れてしまった。
ホントは、もっともっと色んな人と、ゆっくり話したかった。
名残り惜しむように、大学を後にして、新宿東口の飲み会会場へ。
そこで、ゼミの連中と飲んだ。東MAXをはじめ、たくさんの先輩や
後輩も駆け付けてくれた。

一旦ゼミの飲み会を抜けて、サークルの飲み会へ顔を出すために新宿西口へ。
大学時代を通して、サークルにもだいぶお世話になった。
毎年学祭の時期になると、大きな感動をみんなで共有してきた。
しかし、人数の不足という慢性的な悩みも多々あった。
そんな中で、後輩には色々迷惑をかけてきたし、
先輩として全てを伝えることができたか、という点に対しては疑問が残る。
でも、今日、こうして「ありがとう」と言われ見送ってもらえて、
ほんとうに良かったと思う。こちらこそ、ありがとう。

再び、東口のゼミの飲み会に戻る。すでに二次会に突入し、まったりモード。
わかめぐと、ずっと語っていました。
ゼミのこと、大学時代に出会えた人のこと、経験できたこと。
今までを振り返るように、たくさん。
気が付けば、みんな泥酔していて、夜も明けようとしていた。

その後、ひとり、またひとりと減り、残った同学年の連中とカラオケに行く。
途中、石川ゼミの連中と会った。
θOは実家に帰ってしまう。これでしばらくお別れだ。
明け方の歌舞伎町で、固い握手を交わし、健闘を祈って別れた。
カラオケでは、最初はみんなハイテンションで歌ってたけど、
後半は完全にしっとり。卒業の歌を聞くたびに、
あぁ、卒業なんだな、って、じわじわ実感が湧いてくる。
いつの間にか、みんな泣いていた。

外は、すっかり朝になっていた。
駅に向かって、ゆっくり歩き出す。
改札を抜けて、皆それぞれのホームに散ってゆく。
今まではまた会えたけど。
これからは、ホントにそれぞれの道を歩んでいく。
そう思うと、なかなかその場を離れられなくなってしまった。
無意味にしゃべって、なかなか帰ろうとしない俺ら。
やがて、しゃべる内容もなくなってくる。悲しみをこらえていると、
自然に無言になってしまう。

それも長く続かず、いよいよそれぞれのホームへ。
ひとり、またひとりといなくなり、気が付けば自分だけになっていた。
みんな、バラバラになって、卒業なんだな、という実感がいきなり湧いてきた。
卒業式では何とも思わなかったのに。飲み会でも何とも思わなかったのに。
カラオケでも、泣かなかったのに。
扉が閉まって、ゆっくりと電車は走り出した。
なぜか、涙が止まらなかった。
みんな、ありがとう。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.