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2006/11/11(土)
多摩に帰る
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今日は久し振りに多摩へ帰った。 つい1年前まではそれは当たり前の日常だったのに、 気がついたら「懐かしい」と感じる場所になってしまった。 こうやって色々な物が過去のものになってゆく。 そんな切ない思いに浸りながら、住み慣れた街を歩く。
今日多摩に来たのは、unoちゃんとともにウチの妹に就活&卒論のレクチャーをするため。 昼前に中大で待ち合わせて、学食でとりあえず飯を食う。 そして、教室へ移動してレクチャー開始。 妹は終始unoちゃんのパワポプレゼンに見入ってた。 どれくらい理解できたかは甚だ謎だけど、 プレゼンというものに少なからず興味は持ってもらえただろう。 そして、卒論を書くための社会学の「コツ」もちょっとは分かったんじゃないかな。 ウチの妹は、今日のような形式でそれらを学んだけど、 普段のゼミや海外ゼミの中で自然とそれらを学べた俺らは幸せだと思う。 改めて、ゼミの素晴らしさを感じた。 それと同時に、隣の部屋でゼミをやってる後輩たちを少し不憫にも感じた。
レクチャーもひととおり終わり、ゼミ後輩のさゆりやアヤシミズと久し振りに話した後、 unoちゃんと二人で高幡不動へ行き、海外ゼミ後輩のよーすけと合流。 あんず村で軽く軽食をとった後に、やる気茶屋で飲む。 場所が場所なだけに、まるで学生時代に戻ったようで楽しかった。
社会人になった今だからこそなおさら思うけど、大学時代はホントに貴重な時間だと思う。 自由な時間を自由に使って、自分のやりたいことをしながら学ぶ。 学ぶと言っても、授業からのみ学ぶわけではない。 むしろ、授業以外のことから学ぶことが多い。 大学生は暇だとか遊んでいるとか言うけれど、 その遊んでいる中で実は人生でかけがえのないものを学んでいるのだと思う。 もちろん、何をどのように学ぶのかは人それぞれだけれども。 授業料が高いとか言うけれど、その授業以外でも学べる時間がたっぷりあることを考えれば、 決して高くはないと思う。その時間を買っていると考えれば、安いものだ。
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今は群馬に住んでいるけど、東京に戻ったら多摩にまた住もうか、とも考えている。 でも、それは少しもったいないような気もする。 なぜなら、そこにまた住んでしまったら、 そこが「大学時代を思い出す場所」ではなくなってしまうから。 多摩は楽しかった思い出の中にずっと取っておきたい気がするのだ。 そこに、仕事とか、残業とか、そんな言葉を持ち込みたくない。 ちょっと遠くに住んで、たまに訪れて、あの時歩いた道を歩いて、大学時代を思い出して。 そんなほどよい距離のある付き合い方がいいのかもしれない。
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