|
2006/01/29(日)
大仁田ヒデキ
|
|
|
どうやら原チャを酷使し過ぎたらしい。 毎日のように乗ってるし、通学の山道にもよく耐えた。 横浜にも何回か遠征したし、高尾の山越えだってしたことがある。 一番の遠出は千葉の山奥まで行ったことかな。1日で何百kmも走った。 この前の雪道も、よくがんばってくれたしね。 最近は所用で大田区近辺に行くことが多い。 電車で行けよ!って話だけど、1回原チャで行ってしまうと、 意外にも近いことがわかり(最速50分)、 電車より安くて速いので、ついつい散歩がてら原チャに乗ってしまう。 でも、ついに限界が来たようだ・・・。
今日も大田区某所に向けて原チャを走らせてたわけなんだけど、 川崎市から大田区にかけての多摩川を渡る橋を渡り終えた時、事件は起きた。 大田区に入ってゴールは目の前・・という時に、 それまで快調に飛ばしてきた原チャのタイヤの様子がおかしい。 タイヤがズーズー言い出して、妙にカーブで滑るのだ。 明らかに空気が抜けている。さっき入れたばっかなのに・・。 それがだんだんひどくなっていって、ついには路上走行もあやうい状態に。 原チャを止めてよく見ると、パンクを通り越して、 タイヤがすり減って穴があいていた。 指がすっぽり入っちゃうよ!こりゃもうダメだーー。 タイヤがすり減って穴があくなんて、聞いたことがない。 よくここまで乗り潰したもんだ・・・。
なんとか目的地に着き、用事を済ませて帰路につこうとするも、 ここは大田区、家からは30km。かなり離れている。 でもこんなとこに原チャを放置するわけにもいかない。 修理に出そうにも、どこに店があるかわからないし、 もう夜7時を回っている。ほとんど閉まっているだろう。 仕方なく、そのパンク原チャをそろそろと多摩に向かって走らせる。 パンクしているとはいえ、ゆっくりなら何とか走れる。 まぁ、だましだましではあるけれども。 でも、武蔵溝の口の手前あたりから、タイヤがボコボコに歪んできて、 まっすぐに走ることさえ困難な状況に。かなり危険。 タイヤがずるずる滑るもんだから、まるで雪道を走っている感覚。 途方に暮れて、電車で帰ろうか・・と思い悩む。 ところが!目の前に、奇跡的に開いているバイク修理専門店が! 奇跡としか言いようがない! 砂漠に突如として現れたオアシス、 あるいは雪山遭難の時に遠くに見つけた山小屋の灯り・・ それくらい有り難かった。
大仁田厚と西城秀樹を足して2で割ったような兄ちゃんは、 気さくに迎え入れてくれた。 「あぁ、こりゃひどいね。もはやパンクじゃねーよ。 よくこんなんで走って来れたなぁ。」 そう言って、ものの20分でタイヤごと交換してくれた。 大仁田ヒデキは、俺の原チャの沼津ナンバーに興味を示していた。 やたらと沼津の実家の場所とか高校の名前とか詳しく聞いてくるもんだから、 ヒデキは何を聞きたいんだろう?と思っていたら 「俺も沼津の出身なんだよ。」と一言。 すっかり打ち解けて、地元トークで盛り上がった。 こんなところで、沼津の人に出会うとは思わなかった。 しかも俺のバイクを救ってくれた恩人。なんだか嬉しかった。
一期一会に感激しつつ、すっかり元気になった原チャで帰宅。 これからもたっぷり酷使してやる!
|
|
|
|