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2005/08/24(水)
九州旅行2日目
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今朝は朝4時半起き。旅の疲れなんて癒えたもんじゃない。 これも列車の本数が少ないからいけないんだっ!
今日は、まず指宿方面へ向かいます。 着いたのは、日本最南端の駅「西大山駅」。 南の果てにせっかくきたんだから、ココは押さえておかないとね。 まぁ駅って言っても、簡単なホームとベンチがあるのみ。 周りは見渡す限りのウリ畑ですわ。 でも、ヤシの木が生い茂っているから南国ムードは満点です。 そして何よりも、開聞岳がよく見える。 開聞岳は、ほんとにきれいな三角形をしている。 別名「薩摩富士」と呼ばれているのもうなずける。 駅で降りたのは、明らかに俺らと同じ目的の旅人たち。 みんな、降りるやいなや思い思いにこの最果ての地で写真を撮っていた。 俺らも負けずに、写真をたくさん撮った。 朝日とともに漂う雲が、何とも言えず印象的だった。
続いて、指宿へ向かった俺らは、そこからバスに乗って池田湖へ。 まぁバスが一日一本てトコからして怪しいな〜とは思ったんだが、 案の定、池田湖は閑散としていた。 池田湖は、日本一の大ウナギが生息する湖として有名である。 それを展示する小屋がいくつかあったが、どこも閉まっている。 でも、ひとつだけ裏口から侵入できたので、こっそり拝ませていただいた。 なぜウナギごときでこんな不法侵入者の気分を味わっているんだろうか・・。 そして、池田湖といえば「イッシー」である! ゼミの先輩のイッシーさんではない。あの人は中国じゃないか。 こちらのイッシーは恐竜だ! ・・まぁ、ネス湖のネッシーのようなモンですよ。池田湖だからイッシー。 でも、イッシーの像も朽ち果てており、かつてのブームは見る影もなく。 土産屋の裏に「『出てこいイッシー』『イッシーディスコ』レコード発売中」 という倒れた古看板を見つけて、さらに悲しくなったのでありました。 ディスコって・・レコードって・・。出てこいって言われても・・ すげー切実さが伝わってきました。 でもね、こんな池田湖も、空から見ればすごくキレイなんだ。 去年、海外ゼミで香港に行くとき、飛行機からこの池田湖と開聞岳を見た。 真ん丸い湖と真ん丸い山。ほんとにキレイだったのを今でも覚えている。
さて、またまた一日一本のバスで指宿に戻ってから、 今度は指宿名物の砂蒸し風呂へ! まぁ、温泉の地熱で温かくなった砂を浴衣の上からかけてもらうわけです。 これってけっこう長い時間入ってると思うでしょ? でも、15分が限界です。サウナみたいなもんだから、暑いのなんのって。 風呂嫌いのunoちゃんは、そそくさと行ってしまいました。
さて、一旦鹿児島に戻り、鹿児島市内観光をします。 その前に腹ごしらえということで、 鹿児島名物の黒豚のシチューをいただきます。 これがウマイのなんのって!舌の上でとろけてしまいますわ。
おいしい黒豚を堪能した後は、 路面電車に乗って西郷どんを見にいく。 上野のとは違って、こちらは正装で犬も連れてませんねー。 でも、ちと高いトコに居過ぎかな?もうちょっと下に来てくださいよー。
その後は、城山という市内や桜島を一望できる山へ。 いやー、景色良かった!鹿児島って意外と大きい街なんですね。 ここでも、地元の人に話しかけられ、桜島の話を聞いた。 ほんと俺らって、よく話しかけられるなー。
山を下り、次に向かったのは「白熊」で有名なお店。 最近は東京でもよく売ってるから有名よね。あのフルーツが乗っかったかき氷。 またこれがデカいのなんのって!! 食えるかどうか心配だったけど、 あまりのウマさに、意外にもすぐたいらげちゃいました。
さてさてお次は、フェリーに乗って桜島へ渡りますよー。 ・・と、渡ってはみたものの、特に何もなし。 スーパーを物色してすぐ帰ってきちゃいました。 まぁ、桜島に降り立った、ってコトが大事なのサ。
鹿児島ラーメンを食ってから、今夜の宿泊地に向かいます。 今夜の宿泊地は、「嘉例川駅」!そう、野宿であります。 しかもこの嘉例川駅、とんでもない山奥にある。 んでもって、九州で最も古い建物(明治36年築)ときた! はてさてどんな夜が待ち受けているのやら??
最終列車で降り立った嘉例川駅は、闇の中にひっそりと佇んでおりました。 列車が去った後に残るのは、古ぼけた駅の白熱灯のあかりと、静寂のみ。 たまに、ふくろうなんかも鳴いている。 駅前の数件の家を除いては、ほんとに何もない。 でも、なんだかすごくいい雰囲気。何十年も時が止まったような感じです。 そんな雰囲気の中で感傷に浸っていると、突然電気が消えた。 あちゃー。消灯すんのかよ。これは計算外だったな。 ほんっとに真っ暗だから、目が慣れるまでは大変だった。 でも、消灯のおかげでそれまでは見えなかったものが見えてきた。 見上げると、そこには満点の星空が広がっていた☆。 ☆こんな星空、見たことがない。 空を埋め尽くすとは、☆まさにこのことだ。天の川も見えている。 しばらく、3人で☆その空を見上げてだまっていた。 ☆ この景色に出会えた☆ことは、この旅での最も大きな収穫だったかもしれない。☆
やがて月が昇り、あたりが明るくなった。 月明かりでも、こんなに明るくなるんだなぁ、と思った。 都会に埋もれていては実感できないことが、ここでは当たり前のようにある。 月明かりに青白く照らされた夜のホームに腰を下ろして、 市内で買った酒を開けてプチ宴会をした。 なんだか、すごく楽しくて、すごく幸せな気分になりました。 野宿って、いいなぁ♪ 自由って、いいなぁ♪
来年からはこんなコトする時間も余裕もないんだろうな。 だからこそ、今のうちにこーいう経験ができてよかった。 ずっと、この経験は思い出に残ると思う。
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