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2005/12/20(火) 台湾7日目(九分、飲み会)
今日は台北市街から離れて、九分(本当は分ににんべんが付く)にみんなで行って来ました。
九分は、かつて金鉱で栄えた山あいの街。
山肌にへばりつくように民家が並び、細い階段や路地で結ばれている。
その寂びれ具合が郷愁を誘い、良い絵になることから、
非情都市という映画の舞台になって有名になった所だ。
広島県の尾道が、構造、背景、雰囲気ともに良く似ている。
尾道好きな俺にとっては、この九分もすごく行きたかった所のひとつだった。
今回も東呉のみんなに案内してもらいました〜。

まずは、台北車站(車は列車、站は駅という意味)に集合。
九分は、台北から少し離れているので、ここから特急列車に乗ります。
さて、さっそく特急列車に乗り込む俺ら。
しかし座席についたのもつかの間、俺やナオコ、soや猿は、デッキへ移動!
何が面白いかって、この列車、扉が手動なのだ。だから、走行中でも扉が開け放題!
扉を開けて、身を乗り出す。全身で受ける風がとっても気持ちいい!
まさに「世界の車窓から」で見たような光景だ。
日本じゃとても味わえない経験に、みんな大興奮。
soなんかは、一旦扉の外へ出て、列車にしがみつきながら隣の車両に移るという、
アクション映画でよくあるようなアクロバティックなことをしていた。
案外簡単そうだったので、俺も試してみた。
外に出て、列車にしがみついて・・・・と。

・・・・・・・・・!!!!!!!

なんと、前からトンネルが迫っている!
このままだとトンネルにぶつかっちまうよ!
おいおい、俺は必死なのに写真なんか呑気に撮ってるんじゃねーよ!
ぎりぎりのところで隣の車両に移動、車内に戻ることができた。
そんなことをしながらずっとデッキで遊んでいたので、すぐ九分の最寄りの瑞芳に着いた。

ここで、バスの待ち時間があったので、俺はビッキーに案内されてバイク屋へ。
何のためにバイク屋に来たのかというと、
バイク用のフロントガラスとワイパーを買うため!
台湾は、恐ろしいほどのバイク社会だ。
道路は、数十、数百のバイクで埋めつくされている。
当然、バイク用品も発達していて、フロントガラスとワイパーを付けたバイクや、
強引に4輪に改造したへんてこバイク等を結構見かけることができるのだ。
で、日本では入手できないガラスとワイパーをお買い上げ。
帰ったら早速付けてみよう。もちろん雨の日限定だけどね。

さて、バスにのって急坂を登り、九分に着いた。
狭い商店街の脇には土産物屋が所狭しと並び、みんな興味津々に見ている。
途中、食堂に入って昼食。お馴染み、肉そぼろごはんとヌードルを食べた。
その後も商店街をそぞろ歩く。色々な変わった食べ物の試食をやっているので、
それらをひとつひとつ食べて歩くのが面白い。
そして、東呉のみんなも、色んなデザートを買ってくれる。
どれも初めて口にするものばかりで、常に新しい発見ばかりだ。
路地を一本入ると、眼下に海が広がっていた。そして、山肌にへばりつく民家が見えた。
その雰囲気はやはり日本とは違っていて、異国の地に来たことを改めて実感した。
この瞬間が、なんともいえず心地よい。

商店街をさらに進み、階段を登って頂上近くの甘味処へ入る。
九分はイモの産地だ。サトイモのようでサトイモではないらしい。
その不思議なイモを使ったおしることかき氷が出された。
この甘味処は大きなガラス張りになっていて、眼下に広がる海の景色が楽しめる。
絶景を眺めながらのデザートはまた格別だった。

その後は、商店街から少し離れて、閑静な細い階段を降りていく。
頭上には赤い中国風の提灯がたくさん下がっていて、いかにも台湾らしい。
夜に来たら、また提灯の怪しい光が輝いて綺麗だろうなぁと思った。

そして、バスで瑞芳に下り、また特急で台北に戻った。
今度は疲れていたので、デッキに座ったまま寝てしまった。
後ろでは、同じくデッキに腰かけながら、ジュディーやso、明子が恋バナをしていた。


今夜は台湾で過ごす最後の夜である。
なので、東呉の学生、中央の学生をみんな集めて飲むことになった。
地下鉄に乗り、店のある終点の淡水へ。淡水は淡水川が海に注ぐところに栄えた港町だ。
川を挟んで遠くに見える山と夜景がきれいだ。

港町らしい、海鮮料理屋のオープンテラスを独占して、飲み会が始まった。
最後の夜ということを意識してか、みんな今までにないくらい盛り上がった。
台湾のゲームで負けた人は一気飲み、とか、
またあるところではダンス大会が始まったり、とか、
またあるところでは○○が○○にXXX・・・とか。
東呉のみんなとは、まるでずっと前から友達であるかのように仲良くなった。
俺らのネタもたくさん覚えてくれたし、すっかり「ちゃうわいっ!」も板についた。
unoちゃんは「uno is NO !」と言われ続けてるし、
soはいつの間にか「so so さん」と呼ばれて親しまれてるし、
まこの謎のダンス、「まこダンス」も大流行だし・・・
K太もK太で、話を運ぶのがうまいから、すっかりリードしてる。
ほんとに、みんな仲良くなった。
明日でお別れとは、とても信じられない・・・。

宴もピークを過ぎた頃、いつしかしんみりムードに。
最後だから、と、ジュディーが寄せ書きを回し始めた。
その途端、急にみんな別れを意識し出したのか、いつしか涙目に。
それがどんどん飛び火して、みんな泣いていた。
あのsoまでもが、隅で涙を流していた。
それにはちょっとぐっときちゃったよ。
みんな、ほんとにいい友達になれた。
彼らと出会えて、仲良くなれて、本当に良かったと思う。


台湾の最後の夜がこのまま過ぎていくのは惜しかったので、
士林の夜市をもう一度ぶらついた。
この熱気に触れるのも、もう今夜が最後。
最後に、一番台湾らしい所で、思いっきり台湾を満喫した。


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