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2005/12/28(水) タイ含む
「気象庁は28日、全国約340の観測地点のうち、
12月の積雪記録を更新した地点(タイ含む)が、
同日午後9時までに、北海道から九州までの24道府県で
102地点になったと発表した。」

(12月28日Yahoo!ニュースより転載。)



タイ!?


全国、って言ってんのにタイ含んじゃったよ!!
気象庁、アンタどうしてタイの天気まで管轄してんの!?
っつーか、タイに雪なんて降んないだろ!?


・・・と、猛烈なツッコミを入れてみるも、
しばらく冷静になって考えてみたら、
「タイ記録」のタイだったのね〜。あはは。
熱出てて思考回路までおかしくなっちゃったよ。
というわけで風邪ひきました。
多分、昨日のθO家の床で寝てたのが原因でしょう・・・。
一晩中頭痛かったもんなぁ・・・。

昨日はθOの家で、θO、猿、ゴンピン、3田さん、わかめぐとともに、
鍋パーティーをやったのです。
このメンツはどーいうつながりなのかイマイチよくわからないけれども、
なんだか2年くらいから一緒にいたよね。
そんなちょい懐かしい連中の久々の再開だったので、
つのる話もたくさんあって大いに盛り上がりました。
去年、みんなで撮ったビデオも久し振りに見たんだけど、
なんだかすごく若くてビックリ。吃驚。
ビックリって変換したら吃驚って出てきたのにもビックリ。
こういった懐かしいものを持ち寄るために、俺も昔のみんなとの
写真をカバンに満載して行ったんだけど、
一緒に入れてたワインがカバンの中で暴発、
しかもよりによってカバンがバッチリ防水加工、
気付くのが遅れたうえに大事な写真がたぷたぷのワインの海に浸かってしまいました・・。
かなりショック。
みんなが買い出しに行ってる間、一人でθO家の風呂場で
ワイン漬けになったジャージを洗い、写真を一枚一枚拭くハメになりました・・。
とほほ。

2005/12/27(火) みんな信じてくれないから
俺が何度も何度も、多摩は寒ぃーんだ!マイナス5度を下回るんだ!
って言っても、誰も信じてくんない。
そんなに寒いはずがない、とか、温度計壊れてんじゃねーの?とか・・。

だから今日は多摩の寒さを証明するために、とある実験を行いました。
まず、うちのベランダにて外の気温を測ります。
えーと、マイナス7度。うん、寒い寒い。
下の画像、温度計がちゃんとマイナス7度を指してるじゃないですか。
これでもまだ信じてくんないの?
しょうがないなぁ・・・・。

次に用意したのは、水で濡らして絞ったタオル。
これを、外に出てびゅんびゅん振り回します。
未明だから多分誰も見てないので、通報とかはされないと思う・・。
狂ったようにタオルを振り回す。
木で寝てた鳩が驚いて、いきなり一斉に飛び立った!
寝ぼけているのか、みんなアパートの壁にバッサバッサ突っ込んでいく。
頭打ってさらにパニックになって、また壁に突進する鳩たち。
これはこれで面白かったけど・・・さて、タオルは?



見事、カチコチに凍りました!



どうだ、この雄々しく直立したタオルの雄姿!
東京でも、タオルが一瞬にして凍っちゃうんです・・。
これで多摩がいかに寒いかわかってくれたかね?

2005/12/21(水) 台湾8日目(帰国)
楽しかった台湾での生活も今日で最後。
朝っぱらから、DFS免税店をぶらぶらして、
みんなの台湾での最後の買い物に付き合う。
そして部屋に戻って、お世話になった東呉のみんなへ贈る
メッセージカードを、つたない英語で必死になって書く。
東呉のみんなはホテルの部屋まで迎えに来てくれていたから、
彼らに書いている所を思いっきり見られてしまっていたけれども。

バスに乗って、空港へ移動。
空港に着いてからは、東呉のみんなから、アドレス書いて!だの、サインして!だの、
みんな対応に追われていた。
そうこうしているうちに、ついに時間になってしまった。
最後の握手と抱擁を交わす。
またみんなの目から自然と涙がこぼれてきた。
絶対また来るからね、と約束をして、ゲートをくぐった。
彼らの姿が見えなくなるまで、ずっと手を振り続けていた。


台湾の人々は、本当に優しくて、いい人ばかりであった。
東呉のみんなとも、あんなに仲良くなれるとは思わなかった。
彼らはずっと、俺らを楽しませるために案内してくれて、
そして、気遣い、心配してくれた。
もし逆の立場だったら、俺らは果たしてあそこまでできただろうか?
改めて、彼らに感謝しなくてはならない。
台湾での生活がこんなに楽しくなったのは、間違いなく彼らのお陰だ。

マギー、ジュディー、アイリーン、陳くん、ウーズーティン、ビッキー、
リーウェンリン、小馬、アイリス、ペイリン、ナタリーナ・・・

みんな、本当にありがとう。

2005/12/20(火) 台湾7日目(九分、飲み会)
今日は台北市街から離れて、九分(本当は分ににんべんが付く)にみんなで行って来ました。
九分は、かつて金鉱で栄えた山あいの街。
山肌にへばりつくように民家が並び、細い階段や路地で結ばれている。
その寂びれ具合が郷愁を誘い、良い絵になることから、
非情都市という映画の舞台になって有名になった所だ。
広島県の尾道が、構造、背景、雰囲気ともに良く似ている。
尾道好きな俺にとっては、この九分もすごく行きたかった所のひとつだった。
今回も東呉のみんなに案内してもらいました〜。

まずは、台北車站(車は列車、站は駅という意味)に集合。
九分は、台北から少し離れているので、ここから特急列車に乗ります。
さて、さっそく特急列車に乗り込む俺ら。
しかし座席についたのもつかの間、俺やナオコ、soや猿は、デッキへ移動!
何が面白いかって、この列車、扉が手動なのだ。だから、走行中でも扉が開け放題!
扉を開けて、身を乗り出す。全身で受ける風がとっても気持ちいい!
まさに「世界の車窓から」で見たような光景だ。
日本じゃとても味わえない経験に、みんな大興奮。
soなんかは、一旦扉の外へ出て、列車にしがみつきながら隣の車両に移るという、
アクション映画でよくあるようなアクロバティックなことをしていた。
案外簡単そうだったので、俺も試してみた。
外に出て、列車にしがみついて・・・・と。

・・・・・・・・・!!!!!!!

なんと、前からトンネルが迫っている!
このままだとトンネルにぶつかっちまうよ!
おいおい、俺は必死なのに写真なんか呑気に撮ってるんじゃねーよ!
ぎりぎりのところで隣の車両に移動、車内に戻ることができた。
そんなことをしながらずっとデッキで遊んでいたので、すぐ九分の最寄りの瑞芳に着いた。

ここで、バスの待ち時間があったので、俺はビッキーに案内されてバイク屋へ。
何のためにバイク屋に来たのかというと、
バイク用のフロントガラスとワイパーを買うため!
台湾は、恐ろしいほどのバイク社会だ。
道路は、数十、数百のバイクで埋めつくされている。
当然、バイク用品も発達していて、フロントガラスとワイパーを付けたバイクや、
強引に4輪に改造したへんてこバイク等を結構見かけることができるのだ。
で、日本では入手できないガラスとワイパーをお買い上げ。
帰ったら早速付けてみよう。もちろん雨の日限定だけどね。

さて、バスにのって急坂を登り、九分に着いた。
狭い商店街の脇には土産物屋が所狭しと並び、みんな興味津々に見ている。
途中、食堂に入って昼食。お馴染み、肉そぼろごはんとヌードルを食べた。
その後も商店街をそぞろ歩く。色々な変わった食べ物の試食をやっているので、
それらをひとつひとつ食べて歩くのが面白い。
そして、東呉のみんなも、色んなデザートを買ってくれる。
どれも初めて口にするものばかりで、常に新しい発見ばかりだ。
路地を一本入ると、眼下に海が広がっていた。そして、山肌にへばりつく民家が見えた。
その雰囲気はやはり日本とは違っていて、異国の地に来たことを改めて実感した。
この瞬間が、なんともいえず心地よい。

商店街をさらに進み、階段を登って頂上近くの甘味処へ入る。
九分はイモの産地だ。サトイモのようでサトイモではないらしい。
その不思議なイモを使ったおしることかき氷が出された。
この甘味処は大きなガラス張りになっていて、眼下に広がる海の景色が楽しめる。
絶景を眺めながらのデザートはまた格別だった。

その後は、商店街から少し離れて、閑静な細い階段を降りていく。
頭上には赤い中国風の提灯がたくさん下がっていて、いかにも台湾らしい。
夜に来たら、また提灯の怪しい光が輝いて綺麗だろうなぁと思った。

そして、バスで瑞芳に下り、また特急で台北に戻った。
今度は疲れていたので、デッキに座ったまま寝てしまった。
後ろでは、同じくデッキに腰かけながら、ジュディーやso、明子が恋バナをしていた。


今夜は台湾で過ごす最後の夜である。
なので、東呉の学生、中央の学生をみんな集めて飲むことになった。
地下鉄に乗り、店のある終点の淡水へ。淡水は淡水川が海に注ぐところに栄えた港町だ。
川を挟んで遠くに見える山と夜景がきれいだ。

港町らしい、海鮮料理屋のオープンテラスを独占して、飲み会が始まった。
最後の夜ということを意識してか、みんな今までにないくらい盛り上がった。
台湾のゲームで負けた人は一気飲み、とか、
またあるところではダンス大会が始まったり、とか、
またあるところでは○○が○○にXXX・・・とか。
東呉のみんなとは、まるでずっと前から友達であるかのように仲良くなった。
俺らのネタもたくさん覚えてくれたし、すっかり「ちゃうわいっ!」も板についた。
unoちゃんは「uno is NO !」と言われ続けてるし、
soはいつの間にか「so so さん」と呼ばれて親しまれてるし、
まこの謎のダンス、「まこダンス」も大流行だし・・・
K太もK太で、話を運ぶのがうまいから、すっかりリードしてる。
ほんとに、みんな仲良くなった。
明日でお別れとは、とても信じられない・・・。

宴もピークを過ぎた頃、いつしかしんみりムードに。
最後だから、と、ジュディーが寄せ書きを回し始めた。
その途端、急にみんな別れを意識し出したのか、いつしか涙目に。
それがどんどん飛び火して、みんな泣いていた。
あのsoまでもが、隅で涙を流していた。
それにはちょっとぐっときちゃったよ。
みんな、ほんとにいい友達になれた。
彼らと出会えて、仲良くなれて、本当に良かったと思う。


台湾の最後の夜がこのまま過ぎていくのは惜しかったので、
士林の夜市をもう一度ぶらついた。
この熱気に触れるのも、もう今夜が最後。
最後に、一番台湾らしい所で、思いっきり台湾を満喫した。

2005/12/19(月) 台湾6日目(ケーキ、ショッピング、ヘビ、龍山寺)
朝、アイリーンに、近所の食堂に連れていってもらい、伝統的な台湾の朝食を食べた。
台湾では、共働きが当たり前なので、家で朝食をとる習慣があまりないのだ。
だから、朝早くから食堂が営業しているし、屋台もたくさん出ている。

今日食べたのは、揚げパンみたいなサクサクしたスティック。
それを、豆乳や甘いお米ドリンクに浸して食べるのだ。
ほのかな甘味が口に広がって美味しい!
これなら時間のない朝でもバッチリですわ。
それに加えて、小龍包と太巻きも食べた。
太巻きと言っても、具はなぜか揚げパンなんだけども。
もち米と揚げパンの組み合わせ、炭水化物だらけだけど美味しかった。

その後、アイリーンと一緒に、アイリーンのバイト先であるケーキ屋へ行く。
かなりおしゃれなケーキ屋で、ケーキも凝ったつくりで美味しそう!
それを、サンタの帽子を被ったアイリーンが運んできてくれて、
美味しくいただきました。
ここで、ビッキー宅にホームステイした明子とまこ、
小馬宅にホームステイした猿とsoが合流して、みんなでケーキパーティー。

その後はまたばらばらになって、各自ショッピングや観光タイム。
俺とナオコは、忠孝敦化という最も栄えたストリートを中心にショッピング。
ただ、あまりいいお店がなかったので、地下鉄で西門に移動。
この西門は、日本でいうところの原宿のような街で、
若者向けの店が所狭しと並んでいて中高生でごったがえしている。
クリスマスのイルミネーションが輝いて、
おしゃれなアクセサリーの店やゲームセンター、プリクラが並ぶ風景は、
まったくもって日本の風景そのもの。
世界中どこを探しても、ここまで日本と似た地域は他にないかもしれない。
そういう驚きはあるけれども、逆に言えば、日本と同じなので新しい発見はあまりない。
俺の求める台湾らしさはそこにはあまりなかったなぁ・・。
まぁでも、その日本びいきなところが本当の台湾らしさなのかな。

しばらく西門をぶらついた後、みんなと合流。
東呉大のみんなの案内で、華西街観光夜市に行って夕食をとることにした。
ここの夜市は、2日目に行った士林の夜市とは違って商店街のようになっている。
士林では食べ物関係の店がほとんどだったけど、
今日の夜市は何やら怪しい雰囲気。妙な土産物屋や、エロティックな店もある。
そして、野犬が走り回っている。
それはそれで、台湾の奥深くに入り込んだ感じがして、面白かった。
そもそもどうしてこんな怪しい夜市にやってきたのかというと・・・

・・・・ヘビを食うため。

台湾に来た初日から、東呉大の連中が「ヘビは精力がつく」と言って
俺らを連れて来たがっていたのだ。
鉄板焼の屋台で夕食を済ませた後(蛇肉じゃなくて牛肉でした)、
さっそくヘビの店(!)へ。
店頭に積み上げられた檻の中には、たくさんのヘビが疼いている。
その横で、マイクを持った何とも怪しげなおっさんがにやにやしている。
おっさん、ヘビを棒でつっついてちょっかいを出し始めた。
ヘビも負けじと威嚇し、おっさんとヘビのショーが始まった。
おっさん、嬉しそうにヘビをいじるのはいいけど、アンタ指ないじゃない!
数本の指をこのショーで噛まれた様子・・。人生かけてんのね。
そして、一匹のヘビをつかまえて高く掲げた。
そこで、俺らの中からsoがおっさんに呼ばれて前に出た。
何をするのかと思いきや、soは大きなハサミを渡されたではないか!
そう、ヘビを切断する大役を任されたのだ。
恐る恐る、ヘビを切るso。ヘビ、まだ元気に動いてるよ!
そして、おっさんはその生き血をコップに集めはじめた。肝臓も絞ってコップへ。
お、おっさん、そのコップ、どうすんのさ〜〜〜!!

悪い予感は的中して、席に通された俺らはその血を飲むハメに・・。
同時に、肝臓のエキスやヘビ肉のスープが並べられた。
男連中、血の入ったコップ片手に、一気に飲む。
俺も口に含んでみた。

・・・あれ?結構イケるんじゃん?

血は、特に味も臭いもなくて、すんなり飲めた。
肉も、鳥肉と同じ味だったのでかなり美味しくいただけた。
肝臓エキスは苦くてキツかったけど・・・。
ヘビは意外と美味しいことがわかりましたとさ。
あんなに可愛いジュディーでさえも生き血をごくごく飲んじゃうから驚きだよ。

精力がついたところで、近くの龍山寺に向かう。
ここは市内で最も歴史のあるお寺で、建物も歴史的な台湾建築(?)で立派だ。
黄金の本殿が照らされている姿は、なんとも厳かで、美しかった。
観光客もたくさんいるが、それよりも熱心な信者の姿が目立った。
ここには、独特の占いがあって、みんなここぞとばかりに試していた。
おみくじもあって、東呉大の学生に中国語の意味を聞きながら楽しんでいた。
俺は中吉で、微妙な結果に終わった。
まぁさんざんな結果だった猿ティンバンコよりはマシかぁー。


ここで東呉のみんなとは別れて、ナオコ、so、猿、明子と一緒に、台湾式マッサージの店に行った。
生まれて始めてマッサージを体験したけれども、
ここ最近の激務で疲れがたまっていたのもあって、
かなり気持ちよかった!疲れも取れて大満足なり。
足の裏の角質取りをした奴もいて、みんなで足の裏を囲んで観察したんだけど、
ピーラーのようなもので削っただけで取れるわ取れるわ!全く痛くないらしい。
一瞬で、角質がぽろぽろ落ちてすべすべになっちゃいました。

今日も台湾を満喫した一日でした〜。疲れも取れて、ぐっすり安眠しました☆

2005/12/18(日) 台湾5日目(国父記念館、台北101、ホームステイ
台湾ゼミとしての日程は全て終了し、今日からは自由行動である。
昨日の街頭インタビューを経て、すっかり東呉大のみんなとも仲良くなった。
そこで、今日もさっそく東呉のみんなが台北観光に誘ってくれた。

まず訪れたのは、市内中心部にある国父記念館。
ここは、台湾の国民が祖国建設の父としてあがめている、孫文をまつった記念館である。
黄色い屋根の、堂々とした建物。台湾にとって、いかに孫文が大切な人物かがわかる。
中は、様々な展示物の他に大きな孫文の銅像があった。
その前では、銃剣を持った衛兵が直立不動で銅像を守っている。
びくともせず、一時間ずっとこのまま立ちっぱなしだ。
そして、交代の時間がやってきて、代わりの衛兵がやってきた。
歩き方も、一糸乱れぬ動きで、ゆっくり、一歩一歩踏みしめる。
そして、銅像に向かって何度か礼拝し、銃剣を回して
セレモニーのようなものが行われた。
その様子をたくさんの観光客が見守っているんだけども、
交代して帰っていく衛兵の後を、ぞろぞろと観光客が付いて行く様子が面白かった。
もちろん俺らも付いていった観光客のうちのひとつだけれども・・・。

その後は、昼食。
日本では、近年レトロブームで昭和30〜40年代の物がもてはやされて、
お台場や横浜でそれをテーマにしたショップや観光スポットがたくさんできている。
まぁ要するに、俺の部屋のような雰囲気だよ。
それが台湾でも流行っているらしく、連れていってもらった店は
古き良き台湾を再現した食堂だった。
レトロな看板や、昔のおもちゃが飾られ、メニューにはラムネ・・
なんだか日本とすごく雰囲気が似てた。
つーか、「キンチョール」とか日本の看板も貼ってあったけれども・・・。
そこでは、これでもか!というくらいの中華料理をお腹一杯いただきました。
香港よりもクセがなくて、どれもすごく日本人の口に合ってて美味しかった。

お腹がいっぱいになったところで、俺とナオコで抜けて三越でちょっとお買い物。
お土産を購入しました。台北には、三越もそごうもあるのだ。
そして、再びみんなと合流して昨日も行った台北101へ。
今日は展望台まで登って、夜景をたっぷりと楽しんだ。
高さも世界一なら、そこから見る夜景も世界一!
眼下に広がる台北の町並み。
道路の車がもはや小さすぎて見えなくて、ヘッドライトの光がつながって
並んだ車が一本の線になって見える。
普通の高層ビルですら、小さく低く見えてしまう。
実は、台北の夜景は去年見たことがある。
香港ゼミのために香港に行く飛行機の機内から、台北の夜景が見えたのだ。
その時は、まさか翌年そこに降り立って
同じ夜景を見ることが出来るとは全く思わなかったけどね。

その後は、sofaというおしゃれなダイニングバーに連れていってもらった。
店名の通り、中にはソファーが並んでゆったりとくつろげる。
暗く落とされたあかりの下で、カクテル片手に過ごした。
途中からは、BGMの音楽に合わせて、soやまこのダンス大会になっていたけれども。
とにかく、歌って踊って大いに盛り上がった!


今日は、ホテルには帰らず、東呉大のアイリーンの家にお世話になります。
そう、ホームステイ!
研究発表や馬英九のみならず、こんなことまで叶えてくれる海外ゼミってすごい!
海外にすらほとんど出たことのなかった俺が、
ホームステイをするようにまでなるとは・・・。
駅まで、アイリーンの御家族が車で迎えに来てくれた。
優しそうなお父さんとお母さんである。
家は、都市部の新しいマンションだった。
敷居がなくて、床はタイル貼りで、裸足でなんか歩けない。
そんな海外では当たり前のことでも、
日本の家庭しか見たことがなかった俺にとっては全て新鮮に映る。
そんな興奮しきった、突如現れた日本人を、
アイリーンとその御家族は温かく迎え入れてくれた。
手作りのケーキを作ってくれて、たくさん話し掛けてくれた。
特におばあさんは戦前の日本統治下で日本語教育を受けた世代で、
上手な日本語で優しく語りかけてくれた。
今回の海外ゼミでは、こういった日本語が話せるおじいさんと語り合う
「日本語おじいちゃん」というプログラムがあったが、
ここにきて期せずして「日本語おばあちゃん」が成立してしまった。
そんな温かい家族に囲まれて、今日はゆっくり安眠できました☆

2005/12/17(土) 台湾4日目(インタビュー調査、打ち上げ、総括)
今日は、ナオコ、明子と、東呉大の陳君、ウーズーティン、
ビッキー、アイリーンと一緒に、街頭インタビューに出かけた。
街頭インタビューとは、2月に南セントレアの調査でやったような、
フリップボードによる突撃調査のことである。
俺らの班のテーマは、「台湾ではどんな人がかわいいorかっこいいのか!?」。
まずはカフェに入って、軽食をとりながらフリップボードの作成。
まずは台湾で人気のある芸能人を東呉の連中に挙げてもらって、
それらをフリップボードに書き込んでいった。
「この中で、誰が一番かわいい(かっこいい)と思いますか?」と題して、
最もかわいい(かっこいい)と思った芸能人の欄にシールを貼ってもらうのだ。

さっそく、街に繰り出してインタビュー開始!
俺らが行ったのは、「台北101」。101階建ての、世界一高いビルである。
中や周辺はショッピングモールが並んでいて、ここにいる若者を捕まえるのだ。
俺らは中国語がうまくしゃべれないので、
今回は東呉大の連中に本当にお世話になった!
若者を見つけるやいなや、ダッシュで駆けていって話し掛けるウーズーティン。
そこまでするの!?ってくらい突撃して、所構わずインタビューするビッキー!
彼女らはほんとに頼もしい!
満員電車の中でも、人をかき分けて若者にインタビュー。周りの視線なんてなんのその。
でも本屋で無理矢理インタビュー強行してたら、さすがに店員さんに注意されちゃったよ。

台湾の人々はほんとに大らかで優しい。
こんなはちゃめちゃな調査にも真剣に付き合ってくれて、面白がって答えてくれる。
お陰で、106人もの人にインタビューすることができた。
これも全て、協力してくれた東呉大の連中のおかげ!ありがとう!

気になる結果は、台湾で「美しい」とされている日本の有名人は、
「松嶋奈々子」「松たか子」であることが判明。台湾人男性は大人のオンナがお好き!?
日本では、もっと若いタレントや女優が人気があるだろうね。
そして、台湾で「かっこいい」とされている日本の有名人は、
ダントツで「窪塚洋介」!みんな口をそろえてカッコイイと言っていた。
日本とはほぼ真逆の結果。どうしてこんなに差が出るんだろうね?


そういえば、途中、台北101のビルの中で、テレビの取材をしていた。
宝くじを買った人は輪投げに挑戦できて、その特典に応じて
さらに宝くじがプレゼントされるというイベントを撮影しているようだ。
さっそく、俺らもこの輪投げにチャレンジ!!
・・と、いきなり高得点のところに輪が入っちゃったよ!!
周りの観衆からのすごい歓声。わけもわからぬうちに、大量の宝くじを貰っちゃった。
そして、あのテレビカメラが取材にやってきた!
日本人で、何やら変な調査をやってて、珍しかったのかもしれない。
とにかく、輪投げの興奮で、何て答えたのかはさっぱり覚えてないや。
インタビュー調査をしてたはずなのにインタビューを受けるなんて、変な話だね。

後日談だけど、俺ら、ちゃーんとテレビに出ちゃいました☆
まさかあんな適当な受け答えで出れるとは思ってなかったけど、翌日のニュースで出てたらしい。
朝、先生がいきなり部屋に入ってきて、「お前達、テレビ出てたぞ!」と。
台湾でテレビデビューしちゃいました。
前回のセントレア調査もそうだけど、フリップボード調査をすると
テレビに出るっていうジンクスがあるのかもしれない!?


夜は、ちょいと高級な料理店に行って、食事会。
東呉大学の社会学部長なんかも同席していて、ちょいとかしこまった席です。
料理も、あのぐるぐる回る円卓式のテーブルに置かれて、いかにも高級中華という感じ。
だから、最初はみんな落ち着いて食べてたんだけど、
いつの間にかカラオケ大会が始まってどんちゃん騒ぎに。
気が付いたら、ごくフツーの打ち上げになっちゃってました。
それでも、去年のような泥酔者は出なかったので一安心。


ホテルに帰ってからは、先生を囲んでのしっとりとした総括です。
毎年、海外ゼミでは総括をしているけれども、
打ち上げで泥酔者を出すのが恒例だから、帰国してから総括というパターンが多かった。
でも、今年はこうして現地でのちゃんとした総括を行うことができた。

そして、3年生から順に、一言ずつしゃべってもらった。
みんな、海外ゼミに参加して良かった、いい経験ができた、という声ばかり。
中には感極まって泣き出す人も出てきた。
ほんとに、この1年間よく頑張ってきたと思う。
その思いが、今こうして一つ一つの言葉となり、一滴一滴の涙となって溢れ出す。


いよいよ自分の番になった。
思っていることを全部しゃべった。
執行部としての思い。自分にできること。できたこと。
今ここでこうしていられることの喜び。
全部しゃべった。

執行部として、1年間やってきた。
去年の海外ゼミは、自分のためだけにやってきた。
でも、先輩、さらに執行部という二重の立場になった今年は、
自分のみならずみんなのためにやってきたつもりだった。
特に後輩には、いい経験をさせたかった。後悔させたくなかった。
だから時には厳しいことも言ったし、要求したものも大きかった。
でも、それらの苦労を経て、今ここでこうして泣いている後輩達がいる。
その涙が、先輩として、執行部として何より嬉しかった。
このゼミは拘束時間が長いぶん、ゼミ生同士の仲が良すぎる。
そのぶん、ぶつかり合うこともしばしばだ。
そういった生身の人間同士の関わりあいが持てたのもこのゼミのお陰だと思うし、
そんな素直な関係でいられる仲間に出会えたのは本当に幸せなことだと思う。
海外ゼミは今年でなくなってしまうけれども、
ここで得た自信や精神は、きっと心の中でずっと生き続けるだろう。


・・・・気が付いたら、涙が溢れていた。


最後のほうは、言葉がうまくしゃべれなかった。



みんな、ありがとう。海外ゼミ、ホントに最高だよ。

2005/12/16(金) 台湾3日目(プレゼン、馬英九、朝日新聞)
今日はいよいよプレゼンの本番である。
この日のために、4月のゼミ結成時から頑張ってきた。

が!!

朝8時にホテルロビー集合のはずが、
起きたらすでに8時を過ぎている・・・。誰一人として、起きれなかった。
こりゃまずいことになったぞ。みんな真っ青な顔になって急いで仕度。
卒論執筆以来、5日くらい3時間睡眠の日々が続いていたので、
ここにきて疲れが出てしまったらしい・・・。

何とか仕度をして、バスで東呉大学へ。
去年の香港同様、大きなホールが用意されていた。
そして、いよいよ大勢のオーディエンスが見守る中、プレゼン開始。
今回は、去年とは違って時間的余裕があったために、
発表者には英語の発音練習と読み込みをかなりしてもらった。
そして、パワポとのタイミング合わせも練習した。
その甲斐あってか、今までで一番よいプレゼンをすることができた。
今回の発表は、東呉の学生のみならず早稲田の大学院生にも大きな影響を与えたようで、
自分達の研究が様々なところで刺激になり、活かされていると思うと非常に嬉しい。

続いて、東呉大の学生による研究発表があった。
東呉大学の学生も、同じテーマで同じ質問票を使っているために、
英語は全てわからなくても、言わんとしていることは何となく理解できた。
なんだか、海外ゼミの発表を客観的に見れた気がして、面白かった。

さて、ここで一旦昼食をとるために、学食へ移動。
また昨日と同じように中華料理のバイキングにもてなされた。
学食の奥のほうの席に陣取って、台湾の学生も日本の学生も
みんなで一緒に食べる昼食は楽しくて、美味しかった。
しかも、ジュースもたっぷり買ってきてくれて、
ほんとに台湾の学生にはお世話になってるな〜。

午後は、早稲田の大学院のプレゼンとディスカッションだ。
いくつかのテーマ別に分かれてやっていたが、
日本と台湾のクリスマスの過ごし方の違いについて研究している
文化班のプレゼンが面白そうだったので、それを見ることにした。
ディスカッションでは、双方の国の違いがよく現れていて、面白かった。
クリスマスをカップルで過ごすのって、日本だけなんだねぇ。
他の国では、バレンタインがカップルで過ごす日になってるみたい。

夕方から、バスに乗って台北市政府に移動。市政府とは、市役所のことだ。
ちゃっかり2階建てバスの一番前を陣取っちゃったもんだから、
市政府に着くまで、暮れなずむ台北の町並みを思いっきり堪能できた。
市政府で何をするのかというと、かの馬英九市長にお話を伺うのだ!
馬英九氏といえば、台北市長を務める傍ら、
台湾の二大政党である国民党の主席も務めている方である。
しかも、その国民党が2週間ほど前の選挙で大勝利、
次期台湾総統(大統領)は馬英九氏になるのはほぼ確実である。
おまけにルックスが良いとあって、国民の人気はとても高く、
台湾でテレビをつけると必ずと言っていいほど馬英九氏がテレビに出ていた。
そこらへんのアイドルよりはよっぽどテレビに出ている。

通されたのは、市長室の隣の会議室。
ずいぶんと立派な部屋で、円卓と豪華な椅子が並ぶ。
恐らく、台北のトップクラスの会議や会談が行われる部屋だ。
そんな場所に通されて、少し緊張。
そしていよいよ、馬英九氏の入場である。
あちこちから、カメラが迫る。いかに今回の会が重要かを物語っている。

馬英九氏は、今後の日本との関係などのことを中心に話された。
内容があいまいなのは、俺の英語力がないからである・・・。
ともあれ、すごい経験をしたことは間違いない。
果たして、次期総統に直にお話を聞いて、握手をして、
一緒にツーショット写真を撮って、サイン入りボールペンまでもらった
大学生がいままでいただろうか?しばらくは、興奮が収まらなかった。

またバスに乗り、今度は朝日新聞の台北支局に移動。
ここでは、台北支局長を務める長持さんという方に話を伺った。
主に、台湾人のアイデンティティにまつわる興味深い話を伺った。
その変容の過程を、記者としての視点で熱く語ってくれた。
こちらは日本語だったので、ものすごく話が理解できました・・・。
たまに鋭い質問が飛び交ったりもしたけれども、
そのあたりに台湾と日本と中国という微妙な関係の一部を垣間見た気がした。
朝日新聞の支局長に話を伺うというのも滅多にできない経験であることは間違いない。

その後は解散して、unoちゃん、ヨースケ、ナオコ、まこと一緒に、夕食に出かけた。
しかし、見事に道に迷った。台湾の道路標識のわかりにくいことわかりにくいこと・・。
さんざん道に迷った挙げ句、とある飲み屋街に出た。
狭い路地に、怪し気なスナックがびっしりと並んでいる。
その一角に、大衆食堂を見つけたので入ることにした。
やっと見つけた食堂、しかももう深夜ということもあって、
出る食べ物出る食べ物、全てがとにかくうまかった!
ここで飲んだ台湾ビールの味は忘れられない!
きっと、プレゼンが無事に成功した開放感も手伝ったのだろう。
ここのおばちゃんが、ものすごく気さくな人で、
日本語が上手くてよく話し掛けてきてくれた。
なんでも、何度も日本に旅行したことがあるらしく、
「沼津」という単語が出てきたときはちょっと興奮した。


今日はとにかく中身の濃い一日だった。
ホテルに帰って熟睡・・・と思いきや、やっぱり明け方まで起きてた。
明子、ナオコ、アヤシミズ、マコと、ずーっとしゃべってた。
人間、寝なくてもなんとかやっていけるもんですね☆

2005/12/15(木) 台湾2日目(歓迎会)
朝、バスに乗って東呉大へ。
今日は東呉大学主催の歓迎会があった。
数人のグループを作って自己紹介をし合った後、
今度はそのグループで前に出て、お互いを紹介し合った。
例えば中大が東呉大を、東呉大が中大を、といった具合に。
去年の香港ゼミと違って、今年は双方が15人くらいで、
人数のバランスも良い。まぁ東呉は文系大学ということで女性ばかりだけども。
中には今日が誕生日で歌をみんなで合唱する場面もあり、かなりにぎやかだった。

続いて、場所を学食に移して、バイキング形式で昼食。
ここでは、東呉の連中に大量の小龍包(肉まん)を食べさせられた。
色々話しているうちに、どんどん仲良くなっていって、
今日の午後の予定は?とか、明日暇なら遊びに行かない?とか、どんどん誘ってくる。
こっちも、全ての自分達の予定を把握しているわけではないし、
人によって予定が全然違うので、その対応に困りました・・。
でも、時間があるなら東呉の連中と遊びまくりたい!と思った。

午後は、さっきの会議室に戻って明日のプレゼンの練習。
プロジェクターも使えたので、本番に即した練習が出来た。
でも、東呉の連中も同じ部屋でプレゼンの練習をしてたので、
ちょっとお互いネタバレしちゃったかな?まぁいっか。
そのぶん、パワポのグラフの作り方とか、見やすいパワポの作り方とか教えることができた。
東呉の連中は、中大のパワポの技術の高さに驚いていたようだった。

夕方から、東呉のみんなと共に夕食に出かけた。
バスに乗って、再び昨日訪れた剣潭へ。
今日は、昨日は行かなかった士林の夜市に行った。
夜市とは、様々な屋台が一つの大きな建物の中に集まっていて、
一晩中営業している非常にエネルギッシュな場所だ。
生ジュースの店、タピオカティーの店、鉄板焼の店、ソーセージの店、臭豆腐の店・・
様々な店がひしめき合い、人々でごったがえしている。
タピオカティーは、日本ではもうおなじみの飲み物だろう。
でも、台湾では、その形がカエルの卵に似ていることから、
カップや店の看板には必ず気持ち悪いリアルなカエルのイラストが描かれている。
美味しいのに、カエルの絵が描いてあるカップを見るとげんなりしてしまう・・。
最初、東呉の連中に「これはタピオカではなくて本当にカエルの卵だ」と言われ、
俺らはパニックになってしまった・・・。

中大と東呉の連中がそれぞれ15人くらいいるので、
いくつかのグループに別れて店に行くことになった。
俺らは、今日仲良くなった陳君やウーズーティンらと一緒に臭豆腐の店に行った。
夜市は、基本的に食べ物のいい香りが漂っているんだけど、
たまに鼻をつく酸っぱい異臭に出会うことがある。それが、この臭豆腐だったのだ!
あろうことか、その専門店に案内されてしまうとは・・・。

それでも、最初は海老のあんかけオムレツ(?)などの無難な料理が続いた。
それらは美味しくいただくことができた。
そして、最後に出てきた臭豆腐!見た目は普通の揚げ豆腐なのだが・・
口に含むと、く・・臭い!どうしてこんな臭いになるまで発酵させてしまったのだろう。
東呉の連中は美味しそうに食っている・・・。うーむ。
まぁそれでも、味が淡白な豆腐ゆえ、何とか食える味ではある。
外国人が日本の納豆に最初に出会った時のショックよりはマシかな?

その後は昨日歩いたストリートに出た。
ここでも、東呉の連中に様々な地元の料理やデザートを買ってもらった。
これあげる、これ美味しいよ、これ有名だよ、と、次から次へと・・。
三兄弟という甘味処に入ってからも、どんどんデザートが!
うーんと、サツマイモのおしることか、えーと、肉まんとか、春巻きとか・・
あまりにもたくさんおごってくれたので、何を食ったのか覚えていない・・。
陳くんが、「サーツマイモー!!」と叫んでいたのは覚えているが。
とにかく、お腹は大満足でした!
台湾の文化は食にあり!(なんだこの強引なまとめは・・。)
たくさん御馳走してくれてありがとうです。

結局彼らは、俺らのホテルまで見送りに来てくれた。
台湾の人々は、ほんとに優しい。
こんな人々にもてなされて、俺らはホントに幸せです。


明日は、いよいよ本番。夜3時過ぎまで、プレゼンの最終調整は続きました。

2005/12/14(水) 台湾1日目(出発!)
いよいよ台湾へ出発である。
仕度やら名札の作成やらで、結局4時間くらいしか眠れなかった。
みんなと待ち合わせて、京成線で成田空港へ。
車内で眼鏡を忘れたことに気付いて、かなりのショック。
眼鏡ケースは持ってきたのに、肝心の中身が入っていなかった・・。
それでも、スーツケースのカギを忘れたD門よりはマシか・・。
施錠してあるので、このままではスーツケースを開けることができない。
親がカギを成田に届けようとしていたらしいが、
出発時間に間に合わずあえなく断念。現地でカギをこじ開けるしかなさそうだ。

14:20、いよいよ離陸。飛行機の離陸の瞬間って、何だか好きだ。
猿と一緒に、ずっと窓の外を見ながら、今どこを飛んでいるのかを実況中継してた。
地形や川の流れ方、街の構造からどこかを判断するのだ。
千葉を旋回して、東京上空を通過。ナオコの家も見えた。
やがて厚木を通って丹沢、富士五湖へ。河口湖とかはよく見えたのに、
富士山は残念ながら雲がかかってよく見えなかった。
甲府盆地を眺めながら、富士宮、静岡上空を通過。
愛知県に入ると、急に街が広がった。街の開け方からして、多分岡崎のあたりだろう。
知多半島を越えたところで、セントレアが見えた。
四日市を見ながら、三重に入って紀伊半島を横断。しばらく山ばかり。
それを越えると、大阪、神戸が見えてきた。六甲山も見える。
その後はしばらく雲がかかっていたが、徳島上空でまた景色が見えた。
吉野川の流れで、徳島とわかってしまう俺らはやっぱりおかしいのかな?
愛媛の石槌山には雪が積もっていて、遠くに瀬戸内海と大三島や因島が見えた。
やがて四万十川が見えて高知へ。すぐに海が現れて、今度は九州に入った。
しばらく山が続いていたが、突然阿蘇山の大きなカルデラが現れた。
これには少し感動した。そして熊本を経て長崎に抜け、完全に海上に出た。
ここで俺らは寝てしまったが、ほんの1時間ちょっとの間に
日本の半分を観光できた気分になってしまった。飛行機ってすごい。

あ、俺らは日本を旅行してるんじゃなかったね、台湾だったね。話を台湾に戻します。
台北の空港では、大勢の台湾東呉大学の学生が出迎えに来てくれた。
さっそく会話を始める者あり、かわいい子をチェックする者あり。
ここからホテルへバスで移動するんだけど、どうやらそのバスが故障したらしい。
そのため、しばらく空港で待機することに。
その間、D門は現地の学生にカギの店の場所を聞いていたが、あまりない様子。
暇だったので、ヘアピンを借りてD門のスーツケースのカギ穴に突っ込んで
しばらく回していたら・・・
「カチャッ」・・・と、開いてしまった・・・・。
もう一つカギ穴があったので、そっちも同じようにやったら難なく開いた。
D門、飛び上がって大喜び。俺もテキトーにやってただけだけれど、
まさかヘアピンで開くとはねー。とりあえず一件落着。

ようやくバスが来て、ホテルへ移動。
車内では、さっそく5人くらいの東呉大学の学生が話し掛けてくれた。
有名な食べ物、日本の有名人、日本のアニメなど、さまざまな話題で盛り上がった。
会話は基本的に英語なんだけど、わからない時にはやっぱり筆談に限る!
同じ漢字文化圏なので、漢字で書けばすぐに通じてしまうのだ。
台湾の学生には、俺は堂本剛に見えるらしい。おいおい、ホントかよ?

ホテルに荷物を置いて、夕食に出かける。
民権西路という最寄り駅から、剣潭まで地下鉄に乗る。
台湾の地下鉄はまだ新しく、日本よりも広々としていてきれいだった。
剣潭は、屋台がひしめく賑やかな街だ。
原宿の竹下通りのような所に、所狭しと屋台が並ぶ。
トマト飴(りんご飴のトマトバージョン)は、思った通りの味で、
ほんとにトマトと砂糖を一緒に食ってる感じだった。でも不思議とうまい。
そして、大衆食堂でヌードルやスイカジュースをいただいた。
台湾の料理は、香港よりはクセがなく、日本人好みの味だ。どれも、美味しかった。

ホテルに戻り、今日はこれでおしまい。

2005/12/13(火) プレプレゼン
早稲田大学大学院の授業で海外ゼミのプレプレゼンをしました。
今回の研究の前で発表するのは今回が初めてなので、
オーディエンスの反応がすごく気になったけど、
授業に集まった外国人の方々(国際系の学部なので全員外国人)は
俺らのプレゼンに身を乗り出して見入っていた!
そしてものすごく反応してくれて、教室は大いに盛り上がった。
台湾の方も、「まさにこの結果のとおりだよ!」と絶賛してくれた。

台湾での本番に向けて、大きな自信がついた。
でも、まだまだ改善する余地はたくさんあるので、
そこを修正した上で、台湾では最高の研究発表をしてきたい。

2005/12/12(月) 卒論提出!
やっと卒論完成〜〜
提出してきました。
クラスで3番目でした。

2005/12/11(日) 初雪*
卒論提出が間近に迫っているため、
家に引きこもってずっとパソコンとにらめっこ。
タイトルは
「地域社会がもたらす学校への影響〜校則と伝統行事にみるそのメカニズム〜」
なり。メカニズム、って単語が使いたかっただけだよ、へへん!


昼間から夜にかけて、雪だのあられだのがちらつきました。
初雪っすね。
今年は雪、積もるかなぁ?

2005/12/04(日) 中学時代
今度台湾でお会いすることになっている馬英九氏が、
今朝の朝日新聞にでかでかと載っている!
氏の率いる国民党が選挙で圧勝、政権奪還に大手をうったことによるものだ。
こうなってくると、氏の次期台湾総統就任はいよいよ確実なものになってくる。
こんな偉大な人に会って話を伺うことができるなんて、
なんともすごい機会に恵まれたものだ。
話がどんどん大きくなっていくことに嬉しさを覚えると同時に、
これは失敗は許されないな、という責任感も増してくる。
なんだか、ほんとに日本の代表として台湾に送り込まれるかのような気持ちだ。

ちなみに、今回の新聞記事を書いた方にも台湾でお会いすることになっている。
こんなにも毎日紙面を賑わしている人に、俺らなんかが会ってよいのだろうか?
つくづく、大きなプロジェクトであることを実感させられる。


話は変わって。
さっき、久し振りに中学時代の友達から電話がかかってきた。
むこうは実家の近くの居酒屋でこれまた同じクラスだった奴と飲んでいるらしい。
急に懐かしくなって沼津に帰りたくなった。
だって、話す内容やテンポが、中学だった頃とちっとも変わってないし。
俺もすっかり当時に戻ったかのような口調になる。
別に内容なんて何もないけど。ほんとくだらないことばっか。
でも、余計なことを何も考えなくていい会話。すごく楽だ。

気付いたらすっかり大人になってました。
だからこそ、こういう何も考えてなかった中学時代に戻れる
貴重な時間や仲間は大切にしていかないといけないなー。
正月は、こいつらと会って、思いっきり中学時代にタイムスリップしてこよう。

2005/12/03(土) おぃ寒ぃよ
外の気温を測ったら
マイナス4度だった。
今季一番の寒さ。
やっぱりここ、東京じゃねーよ。

最近家のすぐ近くに牛丼の「すき家」が出来て
ちょっと都会ぶってたけれど、
やっぱりそれは早計だったことに気付かされました。



はやく雪、降らないかなぁ。

2005/12/02(金) 海外ゼミ2
海外ゼミ漬けの一日はこんな感じ。

10:00
みんな、眠い目をこすりながら、Cスクに集まって来ます。
Cスクとは、「Cスクエア」というサークル棟兼カフェのこと。
ここのカフェが俺らの作業場。パソコンのための電源が確保できるし、
駅から近いし、そこまで混まないし、夜遅くまで使えるし。
「おーぃ、○○は?」「遅刻か?」「連絡あった?」
そんな会話が毎朝のように飛び交っている。

10:30
遅刻組も集まったところでようやく作業開始。
みんなノートパソコンを開いて作業する風景は異様である。
結果のグラフとにらめっこしながら、せっせと分析。
「これとこれって、有意な結果だよね?」
「でもそれは今回の仮説からははずれない?」
「こういう風に話を持ってけば、使えるんじゃない?」

12:30
昼休みになったので、ランチタイム。
学食へ行く者あり、Cスクで済ます者あり、コンビニに走る者あり。
おい、遅刻してきた○○、今から来てもどうせ作業はやらないよ!

13:30
午後の作業開始!
「ここって、英訳すると何になるんですかねぇ?」
「おい、こんなグラフのデザインどうだ?」
「ちょっとここ、もう一度クロスかけてみてよ!」
「ここんとこ、日本と台湾の差が出るようにちょっと文章にしてみてくれる?」
クロスとは、SPSSでいくつかの統計データをかけ合わせること。
それによって、それまでとは違った視点でデータを分析できるようになるのだ。

16:00
ちょっと休憩。
Cスクのカフェで、「サーターアンダギー」を買う者が続出。
今年はこれがなぜかブームである。
気がつけば、机の上はポテトチップスやらジュースやらでいっぱい。
パソコンと資料できたない机が、さらにごちゃごちゃに!

19:00
外が真っ暗になっても、まだまだ作業は続く。
「ここの文章の読み合わせしようよ!」
「あ、そのデータ、私にもちょうだい!」
データ交換には、フラッシュメモリ(スティック)が大活躍。
今年はみんな1本は持ってるから、データの共有も楽々。

21:30
そろそろ疲れてきたので、今日はここらでおしまい。
「今日のデータ、cocoaにアップしとくねー」
「あ、議事録もお願い!」
「飯にしようぜー!」
cocoaとは、データを共有するためのサイトのこと。
去年でいうところの「シェアステ」です。
これさえあれば、来れなかった人も家にいながらにしてデータが引き出せる。

22:30
学校近くのサイゼで夕食。
「もうミラノ風ドリア飽きたー」
「ドリンクバー、コーラくんできて!」
サイゼ以外の店が近くにあればなぁ・・・。
いいかげん、ここはもう飽きたなぁ。

23:30
ようやく解散。
「んじゃ、明日も10時ねー。」

こんな一日が毎日のように繰り返されているわけです。
去年もこんな感じだったから、毎年、と言ったほうがいいかもしれない。
まさに海外ゼミやってる!って感じの毎日が続いています。

2005/12/01(木) 海外ゼミ
海外ゼミまであと2週間。
最近日記の更新が滞っているのはこのためです。
毎日朝から晩まで学校にこもって、パソコンとにらめっこしながらの話し合い&作業。
そりゃ家でゆっくりパソコン開いてる暇もありませんわ!

ここで海外ゼミについてもう一度おさらい。
今年の海外ゼミは、我等が中央大学と、早稲田大大学院、台湾東呉大學の共同研究。
特に中央大学と東呉大學の学生は、
協力しあって両国を股にかけた質問票調査を行います。
今年のテーマは「日本と台湾における女性の社会進出」。
日本と台湾で女性の社会進出について調査をし、
そこから仕事観や結婚観の違いや共通点を探していこうというもの。
各国500人、合計1000人に質問票(アンケート)を配り、
その結果をSPSSという統計ソフトに入力して分析していく。
そして両国の差や特徴をグラフや英語の文章としてまとめ、
レジュメやパワーポイントも作成するのだ。
そしてそれを、2週間後に台湾の東呉大學にて英語で研究発表するというわけ。

先生も言ってたけど、学生が国際レベルでこれだけの
しっかりとした調査をするということは他に例がないそうで。
よく、どうしてこんなすごい研究が可能なのかを、他の教授らから聞かれるそうな。
しかも今年は、台湾の次期総統と目されている、
台北市長&国民党主席の馬英九氏にも現地でお会いすることになっている。
次期大統領に日本の大学生が会って話を伺うなんてことも、
これまでに前例のない話である。
それだけ大きなプロジェクトのまん中に、いまいるのだ。


プロジェクトが動くと、楽しい。
面白い研究結果が出ると、もっと楽しい。
みんながそれを楽しいと思ってくれると、もっともっと楽しい。
毎日のように活動して、その度に新しい発見や進展がある今が、
まさに一番楽しいときであろう。
大変ではあるけれど、これほど充実した日々はそうないはずだ。
ラストスパート、頑張らねば。


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