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2005/10/24(月)
卒論調査
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今日は卒論の調査のために、高校時代の先生の家に行った。 地域社会と学校の伝統行事の関係をテーマとしているので、 昔から続くへんてこな伝統行事が数多く遺っている うちの高校は、恰好のフィールドなのだ。
今回訪ねた先生は、当時の生徒指導課長。 直接授業は受け持たれたことはないけれども、 うちの高校に約20年にわたって在籍していた まさに沼東を知り尽くした「沼東の主」である。 生徒指導ということで当時はかなり怖い存在だったので、 正直、最初は今回の話を受けてくれるかどうかも不安だったし、 いざ約束を取り付けてからも、 玄関の前に立つと緊張しっぱなしだった。 だって、だって、何でいまさら、 怖い怖い生徒指導の先生とサシで話さなくちゃならんのだ…と。
でも、いざ話し始めてしまえばなんのことはない、 先生はその熱い想いをせきを切ったように語り出した。 当然、勢い余って当時の思い出話なんかに脱線することもあったが、 その話の内容は伊達に20年間勤務しているわけではないな、 という重みを感じさせるのに十分であった。
あの怖かった先生が、実はこんなことを考えていたのか、 と驚くと同時に、様々な裏話も聞くことができて良かった。 そして、その誇らしげに語られた、連綿と続く「沼東の精神」の ようなものを自分も今共有できることの嬉しさを感じた。 伝統の持つ意味、深さについて色々と考えることができる、 非常によい機会となった。
普通に生活していたら絶対にこんな経験はできなかっただろうし、 こんなことを考えもしなかっただろう。 それができたのは、本当によかった。 社会学をやる楽しみってのは、こんなところにもある。
ちなみに、この先生の家の場所ってのは今回初めて知ったんだけど、 その場所を知って背筋が凍り付いた…。 高校の学園祭の後、うちの部活は毎年打ち上げをする。 まぁ、要は、飲み会ですわ、飲み会。(もう時効よね) 高校生が店で制服で飲むのはさすがにマズイってので、 毎年どこかの場所をひそかに一晩中貸し切ってやっている。 それはマンションの会議場だったり、お寺だったりするんだけど、 一回、先輩のつてで、老人ホームのホールを貸し切って やったことがある。まぁこれまたすごい場所で飲んだもんだ。 お年寄りが寝てる下で高校生が飲酒して騒いでいいのか? って思うけど、まぁそれは若気の至りということで…。 で、話しは戻って、今回調査しに行った先生の家が、 この老人ホームの隣だったのだ! …もしあの時見つかってたら、そりゃもう大変な騒ぎだっただろう… 先生の家を知った時、冷や汗が出たのは言うまでもない。 高校生のみなさん、飲酒しちゃダメだよ!
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