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2004/08/26(木) ゴンピン実家訪問
 今日は、大学の友達のゴンピン(凶兵)の故郷へ向かう。誕生日が近いんだけどそのまま渡したんじゃつまんないから、実家にプレゼントを届けちまえ!というどっきり企画。ゴンピンの故郷はとんでもない山奥にあるため、朝一番の列車に乗って富山を発つ。新潟の山をいくつも越えて、着いた街が十日町。ゴンピンの高校がある街やね。今日はたまたま祭りをやっているらしく、出店が出ていたり大きな山車が町中を練り歩いたりしていた。祭りを見物しつつ、街も見物。商店街が発達していて意外と栄えているようだ。ゴンピンの高校の前を通りつつ、駅へ戻る。ここからがいよいよゴンピンの実家!列車に乗っていざ出発。ここからはリアルな実況に切り替えます。


〜秘境!ゴンピンの実家探検ツアー!〜

列車は駅を出るとすぐに田園地帯に入った。家もまばらで、早くも秘境の気配満点だ。1日に数本しか走らない、1両編成の車内の乗客は5人ほど。俺らは果たしてどんな所に連れていかれるのだろうか。ゴンピンの最寄りの駅を間近にして、いっそう山が深くなる。信濃川の流れも澄んでいる。そうして、ついに「越後鹿渡駅」に着いた。降りたのは当然俺らのみ。運転手も「え、降りるの?」と、怪訝そうな顔だ。まず駅前で目についたのが「鹿・熊料理」の看板。さすが秘境だ!食うものもワイルドである。駅前には数件の民家。店らしい店は肉屋くらいしかない。しかし店頭に肉はない。そうか、この町では肉は捕って食うものなんだ!と、強引に納得して足を進める。だが、俺らは肝心のゴンピンの家を知らない。この企画自体、ゴンピンには内緒だから、本人に聞くわけにもいかない。数件の民家からしらみつぶしに探すのも大変そうだ。そこで、その集落で唯一営業していた郵便局へ行って尋ねてみることにした。「あのー、このへんにオノヅカさんというお宅はありますか?」「オノヅカ?このへんはオノヅカばっかりだよ!」「あぁ・・・そうですか。」やっぱり予想していた通りだ。田舎の集落は、たいてい同じ名字で占められている。ダメもとで、「オノヅカキョウヘイ君のお宅なんですけど・・・」と聞いてみた。すると!「あぁ、キョウちゃんの家ね!それならそこの坂を下ったとこだよ!」・・・な、なんと!名字ではなく名前で通じる街!恐るべし!そして、俺らはゴンピンの家へ。迎えてくれたのはおじいさんだった。ゴンピンへのプレゼントを預け、しばしおじいさんと話す。昭和二十年の雪は7mも積もったこと、以前は目の前の信濃川にも鮭が遡上してきていたこと、海外を放浪している孫のゴンピンのことを心配していること・・などなど、色々な話を伺った。いきなりの訪問にも関わらず相手をしてくれたおじいさんに感謝の言葉を述べつつ、俺らはそこを後にした・・・。


というわけで、秘境を後にして俺らは十日町に戻って来た。大きなスーパーの一角に食堂があったので、そこで昼飯を食う。「オガワ麺」というタンメンが有名なようだ。ゴンピンのタンメン好きのルーツはここにあったか。駅に戻る途中、興奮したゴンピンから電話があった。もう家から連絡を受けたようだ。情報の発達はすごいもんだ。俺らのいきなりの訪問に、ゴンピンも驚いているようだ。ひとまず今回の計画は成功っすね。
 十日町からは、ひたすら東京に帰る。群馬県の高崎から八高線に入り、着いたのは八王子。かれこれ1か月近くも東京を離れていた俺にとっては浦島太郎状態。あー、東京かぁ・・・。しばらく憂鬱。まぁすぐに慣れるけど。そんなこんなでへとへとになりながら、アパートに帰り着いたのでした。


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