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2004/08/17(火) 会津
 夜明け前、ようやく酔いから覚めた。なんとなくふらふらしていると、何気なく山積みにされたマンガ「I"s」を見つけた。
 俺は昔からマンガをあまり読まない。小学校の頃なんかはマンガなんか買ってもらえなかった。買い与えられる本といえば、学習本の類いばかりだった。とことんマンガから遠ざけられた生活をしてきたため、いまひとつマンガというモノになじめないでいた。たまに読んでも、長続きすることは決してなかった。
 高校2年の夏、俺は法事の関係で行っていた山口から、夜行列車で帰ったその足で学校へ向かい、休みもなしに部活の合宿に参加していた。しかし過労のせいか、2日目にあえなくダウン。みんなが練習している間、俺はクーラーなどない、汗臭い布団が敷きっぱなしの汚い部屋でひとり寝ていた。ふと部屋を見渡すと、誰かが持ち込んだ「I"s」があった。あまりにも暇だったので読むことにした。詳しいストーリーまでは覚えてないけど、すごくシャープな絵だったということと、なんかいい話だったということだけは覚えている。みんなが戻って来るまでずっと読んでいた。
 そんな「I"s」が目の前にある。読むしかねぇ!少し酔いが残っていたけど、一気に読んだ。読み終えた時にはすでに明るくなっていた。高校の時はまだ全巻出てなかったので、中途半端なところで話が終わっていた。でも今回は最後まで読めたからスッキリした(最後の終わり方はいささか強引であるが)。
 俺には人間関係が複雑なストーリーを読みとく力がない。単純一直線な話が好きだ。女性陣の間でカリスマ誌的存在となっている「NANA」を読み抜く自信はない。サヤさんごめんなさい。その点、「I"s」は単純明解である。だからこそイタイほどにのめりこめる。でもこんなにハマるのはなんでだろう?自分がこうだから?それとも自分がこうなりたいから?う〜ん。多分、なんか純粋無垢の一直線に憧れているんだろう。高校生の頃の自分はこうだったかもしれない。部活や学祭にこれでもかっつーくらいまっすぐにのめり込んで(もちろん恋愛も)、余計なこと考えてなかった。それに戻りたいのだろう。浪人して大学に入っていろいろなことを経験した。そのどさくさで純粋さなんてどっかに忘れた。なんでも色眼鏡で見たり、裏をかいたり。あー嫌だ嫌だ。でもそれは成長ととらえなきゃいけないんだろーか。
 ここ最近の高校通いと「I"s」(プラス、せかちゅー)のせいで、気持ちはすっかり高校生である。あぁ、高校時代に戻りてぇ。ダメだなぁ、こんなんじゃ。

 帰りの車に揺られているうちに、また酔いが復活してきた。現実に一気に引き戻される。うぇー、気持ち悪ぃ。


 でも、昔の友達とたまに話したりしてその時代に帰ることは、精神的にとてもいい気分転換になり、体にもいい作用をもたらす、といつかテレビで見た。だからたまには高校時代に戻るのもアリか。今でもこうして一緒に集まってテニスができる当時の部活の仲間や、滅多に会えないけど連絡をたまにとってくれて、大事な時に心の支えになってくれるくま1号には感謝しなくては。ありがとう。


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