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2009/11/17(火)
ひとり
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わたしは それになることができない。
そうなる勇気もなく その元気もなく 目の前に見えた甘そうな果実をもぎ取ろうと試行錯誤している
醜い生物である
その場凌ぎで生きているのは やはりしんどい。でも 先取りして考えられる程の頭脳もなく 何もわからなくなっていた
冷たい手 悲しく乾燥を繰り返すこころ
誰でもいいという自分 そんな事をいいきかせる 哀れみを求める魂
人間とは なんで こんなに難しいんだ
記憶が すべての記憶が 私を臆病にして なにもできなくなって 時間というあたりまえにすぎゆく空間のなかで 呼吸をしていた
念い描く 未来の馬越佳代子の姿は どこにもなく いま此処にいるのは だれなのかわからないよ
いったい何におどらされているのか それが わからない
目的をつくらなければ はく息が白いよ
それは 美しい 生きている証拠だから
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