まさみ じゅん
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2004/10/07(木) CMは文化財
9時前まで寝てしまった、トーストとコーヒーで一人朝食、序のページの修正と追加作業妻が帰るのを待って次男の誕生日なので食事に出る、誕生日プレゼントにDVD内付けをPCデポで買う帰宅後 今日の読売新聞にCM は文化財という気になる記事が出ていたので後のために書きとめておくことにした。
CM は文化財
原板10万本、一斉破棄始まる「時代の鏡」として保存、活用を
民放テレビで流され、蓄積されてきたが膨大なCM。その原版が一斉に発揮され始め、広告会で議論を呼んでいる。
     解説部鈴木喜一
放送開始から二年経過したCM は、製作会社が広告主、広告代理店と合意の上で、原版を処分できるという取り決めがある。実際は、制作会社が自らの負担で保管してきたケースが少なくない。テレビ放送が始まった1,953年から80年代半ばまではフィルムやアナログのビデオテープが使われた。大量廃棄の対象は、その間に作られた約三十万本のうち現存している十万三千本に上る。「倉庫代がかさむし、画質の劣化も進んでいる」との理由で、各制作会社は広告主の了解を得て先月から廃棄作業を始めた。テレビ史を彩ってきた名作、話題作のCMは消えてしまうのだろうか。こうした懸念に対し、日本テレビコマーシャル制作社連盟(百十二社加盟)は「受賞作などはちゃんと保存されており、大手制作は画質が劣化しないデジタル化に取り組んでいる。原版がなくなっても広告主や広告代理店がそのコピーを保管している場合もある」と説明する。ACC賞はその一例だ。同連盟と日本広告協会市と、立た日本広告業協会などで構成される全日本シーエム放送連盟が主催し、広告界最高の賞とされる。六一年の創設以来全受賞作を保存している。しかし、全国広告関連労働組合協議会(広告労協)は、「貴重な日文化資産がこのまま処分されていいのか」と声を上げた。先月末には、「CM原版破棄問題を契機にCMアーカイブの必要性を考える」と題した緊急シンポジウムを都内で開いた。アーカイブとは英語で記録所、保管所を指す。パネリストの山田奨治・国際日本文化研究センター助教授は、CMを商品文化、情報文化という観点から研究している。「名作だけでは限界があり、どんな商品が売れたか、視聴者はどう見たかがわからない。実態はもっと多様で、受賞作以外もたくさん見たい。十万本が破棄されると、日本のCM文化を追うすべがなくなる。われわれは次世代のためにも保存の義務を負っている」と訴えた。CMの活用法として、はヒット作を特集したテレビ番組や携帯電話への有料配信などが紹介された。しかし、こうした二次利用の際、著作権などの権利関係をクリアするのは容易ではない。CM著作権は制作会社、広告主、広告代理店のいずれに帰属するか定まっていないうえ、音楽や出演者についても許諾が要るからだ。放送番組を収集・保存する公共施設では、放送法に基づく唯一の「放送ライブラリー」が九一年、横浜市に開設された。テレビ・ラジオ番組からCMまで公開本数は一万一千本を超えるが、CMをは四百本以下と少ないのも同様の事情からだ。テレビ番組のように二次利用や一般向けの公開を視野に入れるなら、CMにも円滑な権利処理のルール作りが求められる。CMの目的は言うまでもなく企業・商品の宣伝だが、流行語を発信し、その時々の世相や人々の気分を巧みに映し出す「時代の鏡」の側面もある。消費者として商品を買うことで間接的に広告費を負担しているという意味でも、国民共有の文化財といえる。今回の大量破棄は、こうした視点から再考すべきではないか。「覆水盆に返らず」という言葉もある。事は急を要す。
 ーこのページこんな使い方をしても面白いかもー


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