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2011/01/11(火)
少し希望
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ナナはもう自分で水を飲むことができない。 スポイトで飲ませるけど、それもうまく飲めなくなってきた。 やせ細って体温がかなり低くなっている。 それでもトイレまで自分で歩いて行く。 目が何かを訴えているように感じる。
毎日父ちゃんと話し合う。
もしかしたら何か治療法があるのではないか。 だけど、検査漬けにしたくはない。 でも、このまま見つめるだけというのは、早計じゃないだろうか。 父ちゃんも私も迷い続ける。 ナナがここまで頑張っているのだから、なんとかしてやりたい。
少しずつだけど父ちゃんの気持ちが、もう一度病院に連れて行ってみようかと変化してきた。
メリーを手術してくれた病院になら… その一言を聞くと、すかさず予約の電話をいれた。
9月には3.5キロあった体重が、1.75キロに落ちていた。 食事の時に首をふり、ガリゴリ音をたてて食べていたこと。 これまでの経過を、二人して思いつく限り先生にお話しした。
血液検査の前に口の中を見て、首を振ったり音を立てて食べるのは、歯石の塊と口内炎ができているからだろう。と、まず歯石を除去。
それから血液.尿.便の検査。 衰弱がひどく、この脱水症状を何とかするためには、集中的に点滴をしましょう。 それには3日間の入院、その後は通院して点滴か、自宅で点滴をする必要があります。との診断。
即お願いしたいけれど、父ちゃんが迷っている。 「ここまで衰弱していると、最悪の場合入院中に亡くなることもあります。」という点に…
何にしても、今は身体に水分を入れることが必要ですから、今日は点滴をして、今後の治療を含め入院をどうするか考えてくださいと言われ、点滴と抗生物質の処置をしてもらい岐路につく。
よかったね、まったく希望がないわけじゃないとわかっただけでも受診した甲斐があったよね。 この山場を乗り越えられたら、自分でご飯が食べられるかもしれないよ。 毎日通院する時間はとれないけど、自宅で点滴というところまでこぎ着けたら、私が教わって点滴するから。 と、聞こえるように独り言。 黙っていても、そこは長年夫婦やってきた(40年ね)父ちゃんの気持ちが、すこ〜しずつ、入院させようかと気持ちに動いているのがわかる。 あと一押しだべ。
年度末を控えて、昨年の10月半ばから1日も休まず仕事している父ちゃん。(私もだけど^^;) 私の方が時間をとりやすいから、ここは踏ん張らなくては(^^)
なんとかナナの頑張りに答えられますように。
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