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2010/07/28(水)
素敵な勘違い
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最近は日中が暑い分、早朝のひんやりした空気に誘われるのでしょうか
普段あまり見かけない人達の、散歩やジョギングを楽しんでいるのに出会います。
つい先日のことです。
70代後半のおじいさんと、おばあさんが散歩していました。
すらりと背が高く落ち着いた感じのおじいさん。
小柄で少し背がまるくなっているけど、手に持ったビニール袋を大きく振って
元気で陽気そうなおばあさん。
このお二人は横に並んで歩くのではなく、おじいさんの数歩後ろを、おばあさんが歩いています。
正面から見ると、背の高いおじいさんとおばあさんの振るビニール袋しか見えません。 (おばあさんの姿は見えません。おじいさんの後ろにすっぽり隠れた状態です。)
さぁ大変!
対人恐怖症もだいぶ克服してきているTomatoですが、このように常にない場面には
まだまだ対応できず、その場から逃げようとします。
あと15メートルほどで農道に入ることができますが、こちらの歩くペースよりも
おじいさん達の方が早そうです。
急いで歩けないメリーを連れていますので、Tomatoだけ先にと思い「先に行ってて」と、父ちゃんに声をかけました。
「おぅ!」と急ぎ足になる父ちゃんとTomato。
やっと間に合って農道に逸れることができたTomatoです。
ですが… おじいさん達も同じく農道に入ってきました(^^;)
「!!…★〜×」とパニック寸前のTomato。
「うへぇ〜」という感じで、避難場所を探す父ちゃん。
でもね、この時期は田植え後で、見渡す限りどこも稲が植わっていますから、農道を
ひたすら前に進むしかありませぬ。
舗装道路から農道にはいると一本道、しばらく行くと突き当たってT字状の分かれ道になります。
先頭を父ちゃんとTomato。10メートルほど後ろを、おじいさんとおばあさん。
その数メートル後を、わたしとメリー&まるが進みます。
後ろから来るおじいさん達が気になって、何度も振り返りながら進むTomatoの様子を見て、おばあさんが
「まぁねぇ、あの大きな犬は後ろから来る2匹のお母さんばいね。」
「あげん何度も振り返って、子ども達が遅れているのを気にしよる。」
「あのご主人も、ちいぃと待ってやったらよかとにね。」と、おじいさんに話している。
おじいさんは「……」と無言。
突き当たりでいつものように、左に折れた 父ちゃんとTomato。
おじいさんとおばあさんは右に。
やれやれ、よかった^^;
父ちゃんに追いついて先ほどのおばあさんの独り言?を話すと、「はぁ〜、そりゃまた…」と苦笑い(^^;)
Tomato.メリー.まるが母子というのもだけど、自分たちを怖がっているのだとは気付かずに
母親が遅れている子ども達を心配して、何度も振り返っているのだと勘違いしてくれたようです。
その後、帰り道でTomatoは「びびりウンチ」を大量にしてくれました(笑)
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