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2011/06/11(土)
6/11・12 尾瀬散策
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朝から土砂降りの雨,天気予報では向こうは雨もないし、これから良くなると言っていたけど 迎えのバスを待つ間もあまりの降りようで心配しながらも出発。 いつもの晴れ女のジンクスどうりか、はたまた仲間(14人)の心がけの良いせいか 沼田ICを出る頃はすっかり上がりホッとする。
時間や昼食の関係から「吹き割の滝」に寄っていくのでとてもラッキー。 今まで何度か通ってもいつも素通りで私は初めての見学だったのでとても嬉しかった。 天然記念物に指定された吹割の滝は、奇岩が1.5kmに渡って続く片品渓谷の片品川の中流域にかかる 幅約30m、高さ約7mの名爆で東洋のナイアガラと言われているという。 片品川の清流が岩質の軟らかい部分を浸食し、あたかも巨大な岩を吹き割れたように見えるところから、「吹割の滝」の名が生まれたという。 V字型に浸食された岩の割れ目に、川の水が吸い込まれるように流れ落ちている。 ちょうど大雨の後で水量も多く、水しぶきを上げてごうごうと落下するさまは壮観だった。 片品渓谷の奇岩と新緑の美しさは素晴らしい景観美だった。
青空も出始めた鳩待峠へ13:00 鳩待峠は標高1591m ここから木立の中のやや急な下り道を標高差200mを下る。 木道は雨が降ると滑りやすいので要注意だが木道も乾き始めていて一番心配していたスリップの心配もなく 木々の間から、左手に至仏山を見ながら下る。 春の至仏山は残雪模様が美しい。ミヤマエンレイソウやマイヅルソウ、ユキザサ、オオバキスミレ、 シラネアオイ、ツクバネソウ、コミヤマカタバミなどの花々を見ながら楽しく歩く。 小さな湿原に今日初めての水芭蕉を見つけた時はとっても嬉しかった。
坂道を下りきると川上川が左手に開けたところできれいな渓流を見ながらコーヒータイムで小休止、 山の会の副会長がいつもどんなに大変な山でもザックに重いお水をたくさんに背負ってきてくれて、 みそ汁やコーヒー、お茶などを沸かしてみんなに入れてくれるので本当に有難く感謝している。 山で疲れた時に頂くみそ汁はすうっと疲れが吹き飛んでいくような気がする。コーヒーの香りだけでも癒される。
周りはニリンソウの群落でオオカメノキやムラサキヤシオの色も新緑に映えていた。 そこから10分も歩くと山ノ鼻ビジターセンター前の広場に到着。14:30
今夜の宿の「山ノ鼻小屋」にザックをおいてから山ノ鼻田代、植物研究園を散策。 ミズバショウ、リュウキンカ、ショウジョウバカマなど高山植物をたっぷり鑑賞する。 今年は水芭蕉の当たり年と聞いていたがあまりにたくさんあって驚いた。 以前訪れた時はもっと水芭蕉が大きかったが近年生活用水などにも気を遣い鬼無里の水芭蕉のように小さくなっていて嬉しかった。 (今突然思ったけど、それとも雪解けが終わった直後だから生まれたばかりの赤ちゃん水芭蕉だったのかな?)
小屋に戻りお風呂に入る。石鹸は使えないけど汗が流せるだけでも有難いことだ。 前に泊まった時よりお風呂も大きく綺麗になっていて、トイレがウオシュレットになっていたことも驚きだった。 夕食は山小屋らしからぬ豚鍋や生野菜など6品もついていてこれも驚き!
夕食後ビジターセンターでレクチャーを受ける。ツキノワグマが水芭蕉が好物で食べてフンをしてあちこちに増やしてくれること、 (きのうもクマが出て鉄砲で可愛そうだけど脅かしたという) 尾瀬に咲く花々のスライドやニリンソウとサンリンソウの見分け方とか 最後に大正15年に深田久弥氏が初めて至仏山に登った時の印象を綴った文を朗読してくれた。 深田氏が訪れた時には他の登山者には一人も会わなくてまだ尾瀬の静かな時であったと結ばれていて隔世の感がある。 それでも今年は震災の影響でいつもの年よりも三分の一ぐらいだと小屋のご主人は言っていた。 お蔭で部屋もゆったりで快適に過ごせたけれど・・・(15990歩)
吹き割の滝の動画をyoutubeにアップ http://www.youtube.com/watch?v=4rtTSwZhUBI&feature=mfu_in_order&list=UL
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